今回は、釣りをしているときに「地震」が発生してしまったときの対処方法についてのお話。
我が国日本は悲しいかな【地震大国】と呼ばれるほど地震の頻度が高い国ですので、いつ地震が起きてもおかしくない・・・と想定し、あらゆる事態に備えておくのが我が身を守る最大の防御となりますので、知識の一つとして頭の片隅にでも置いていてもらえればな・・・と思います。

揺れている最中は落下物に注意

釣り場は都市部などに比べ「落下物による危険は少ない」とは言えますが、電柱が倒れてきたり、思いもよらぬ事態が身を危険に陥れることも十分考えられます。
釣りの最中に地震がおきたときは、周りを見渡し「なるべく何もない開けた場所」へ移動するようにし、移動する余裕もないほどの揺れが続く場合は、身を丸く縮こませ落下物による衝撃に備えておきましょう。
揺れが収まるまでは「頭上注意」が鉄則
揺れが収まれば津波を想定し高場へ逃げる

津波のリスクも想定しておこう
海での釣りは、「津波」のリスクも想定しておくべきです。地震が起きたときは「釣り道具なんてその場に置いておき」、即刻高場へ避難することが鉄則です。
震源地にもよりますが、早い場所では「5分以内に津波が押し寄せてくる」ことも考えられるらしいので、即決即断が自分の身を守る最大の手段です。
揺れが収まると同時にダッシュで避難するようにし、決して「津波なんてこないだろ」という慢心だけは避けるようにして下さいね。
その決断が命を救うことに繋がる
車での避難は考えもの

地震や津波からの避難手段として「車の使用」が頭に浮かぶ人は多いと思いますが、交通量が多いエリアでの車使用は「ただの足枷」となってしまう可能性が高くなるので、そのような場所での車使用は考えものです。
渋滞が起きれば車で避難することは困難ですからね、バイクであればまだしも、車で避難するときはその辺りまでを想定しておくことが鉄則です。車で逃げるより走って避難するほうが早いときもありますからね、ケースバイケースで考えておきましょう。
走って逃げたほうが早いときもある
沖堤防や沖磯は即刻船長に連絡しよう

沖にいれば逃げ場がない
沖磯や沖堤防へ渡船利用で渡っているときに地震が起きてしまえば、どう足掻いても「逃げ場がない」という状況下に置かれてしまいます。地震だけならまだしも、津波が押し寄せてきたと考えると・・・想像もしたくないですね。
このような場合、慌てても状況が良くなることはありませんので、落ち着き「船長に連絡する」ことが大事です。
船で沖に避難することで津波を乗り越えることができるそうなので、後は船長を信じ迎えがくるのを祈るしかありませんね。
沖にいるときは船長に助けを求める以外、術がない
避難経路を予め把握しておく
個人的なお話ではありますが、「南海トラフ地震による津波」が想定される和歌山県に釣行する機会が多いので、事前に【避難経路の把握】を欠かさず行うようにしています。
GoogleMapで予め避難経路を想定しておき、地震が起きたときはそのルートで避難する。これだけで万が一のときの生存率がグンと上がると思いますので、ぜひやってみて下さい。
なるべく高場に避難経路を設定しておこう!
以上、釣りの最中に地震が起きてしまったときにできることまとめでした。
備えあれば憂い無し