メタルジグを使った【ただ巻き】戦略で青物や根魚を釣ってみよう!

メタルジグと言えば「ジャカジャカとアクションを付けて使うもの」というイメージをお持ちの方も多いでしょうし、実際メタルジグはそう使うものという認識で間違いありません。

ただ、ジャカジャカとアクションを付けた釣りよりも、ただただリトリーブを続けるだけの【ただ巻き】のほうが魚の反応が良い日もありますので、戦略の一つとして「ただ巻きテクニック」は身につけておいたほうが何かと有利です。

 

このページでは、メタルジグを使った「ただ巻き戦略」について色々お話していきますので、どうぞ参考までに。

ただ巻きでも釣れるときは釣れるんやで

ただ巻きでメタルジグを操作するときに意識したいこと

ここを意識するべし

  1. リトリーブスピード
  2. 攻めるべきレンジ
  3. 何かしらの変化をもたす
  4. ボトムだけを攻める
  5. オススメのメタルジグ

ただ巻きと言うと、文字通り【ただ巻くだけ】と受け取ってしまう人が多いですが、それは「結婚式に軽装で来ていいよ!」って言われ、ほんとに普段着ている私服で参加するみたいなものです。要するに、言葉通りに受け取ってはダメ・・・ってこと。

メタルジグを使った、ただ巻き戦略で僕が意識していることが幾つかあるから、ここで紹介しておきます。

リトリーブスピード

リトリーブスピードとは、「巻きの速さ」のこと。特にショアジギングでは、足の速い青物をメインターゲットに狙うことが多いので、リトリーブスピードを意識することで、釣果に何倍もの差が開くことになります。

具体的に言うと、ハマチやカンパチなどの青物は、(どちらかと言うと)速めのリトリーブが効く傾向にあります。もちろん、ゆっくりめのリトリーブが効く日もありますが、基本としては【速く巻く】ことを意識しておいたほうが良いです。

 

例えば僕の場合、青物を狙うときは「1秒間あたりに2回転ほど(ハイギアリール)」、根魚やその他の魚を狙うときは、「1秒間にハンドル1回転」を軸に釣りを展開することが多いです。後は魚の反応を見つつ、速めのリトリーブでアタリが連発すれば、どんどんリトリーブスピードを上げる。反対に活性が低く、速い動きに反応が鈍いときは、例え青物であっても「遅めのリトリーブ」で対処します。

ただ巻きのリトリーブスピードは「その日の魚の活性によりけり」な部分が多いので、色々試し、その日の傾向を掴むことが釣果を握る最大の鍵となります。また、遅く巻いてるときに時たま速めのリトリーブを混ぜ込むことで良い結果がでることもあるので、ぜひやってみて下さい。

レンジについて

狙うべきレンジですが、ナブラやボイルが目で見て確認できるときは「表層〜表層直下」までをただ巻きで探っていき、それ以外の場合は、基本的に【ボトム〜中層】がメインで狙うべきレンジとなります。

具体的に言うと、キャスト後ボトムまで沈め、着底と同時にリトリーブスタート。そして大体中層まで巻き上げ、再度フォールしてボトムを取り直します。後はこれの繰り返し。中層とは言っても、正確なレンジ把握をすることは不可能に近いので、「10回巻いたらフォールさせる」ぐらいのアバウトな感じでオッケーです。

 

魚からの反応は、ボトムからの巻き上げ直後、ボトム着底前後、フォール中にでることが多いので、どれだけ小さいアタリでも見逃さないよう集中しておくことをオススメします。

何かしらの変化を持たす

メタルジグを使った釣りでターゲットと成り得るフィッシュイーターは、「何かしらの変化に反応してしまう」という本能的な何かを持ち合わせています。そのため、その本能を刺激してあげることで【メタルジグに食いつかなければいけない状況】を作り上げることができるようになります。

具体案としては、先程もお話した通り「リトリーブスピードに変化をつける」、「ただ巻きの合間にチョン!とトゥイッチを入れる」、「レンジを気にせず水面を飛び出すまで超高速で巻く」、などです。

 

例えば、リトリーブ中にチョン!とトゥイッチを入れてやると、その動きに反応した魚がたまらず口を使ってくれます。ショアジギングでもシーバスでもメバリングでもアジングでも、肉食性のフィッシュイーターはこのような唐突な動きに凄く弱いので、何かしらの変化をもたせつつ、ただ巻き戦略を極めてみましょう。

ボトムだけを攻めるテクニック

メタルジグを使ったただ巻き戦略では、中層まで巻き上げることが基本となるんだけど、それで反応がないときは【ボトムを中心に探る】テクニックが効果を発揮することが多いです。根魚やフラットフィッシュなど、普段底にいる魚がメインとなりますが、底付近を回遊している青物も狙えますので、ぜひやってみて下さい。

具体的な方法としては、着底後「2〜3回ほど」ハンドルを巻き、すぐにカーブフォールで再度着底させる。後はこれを繰り返すことでボトム〜2、3m付近をネチネチ攻めることができるようになります。ただし、ボトム着底をしっかり把握できないと根掛かりが頻発することになるので、その辺りはご注意を。

ただ巻きにオススメのメタルジグ

僕がただ巻き戦略でよく使っているのが上記2つのメタルジグです。ただ巻きで使うメタルジグは「巻くだけでプリプリと小魚のような動きをしてくれる」という絶対条件が必要なので、この条件を満たしているジグであればどのメーカーのどのシリーズでも基本的に大丈夫です。

以上、メタルジグを使ったただ巻き戦略についてでした。

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