ショアジギングで使うメタルジグの選び方【※種類や形状について】

このページでは、ショアジギングで主として使うことになる【メタルジグの選び方】について、色々お話していきたいと思います。一言でメタルジグと言えど、形状の違いであったり、種類の違いであったり。もう少し細かいところに目をやると、カラーだったり、重さだったり。気にするべき点は沢山あります。

一つずつ、より具体的に話を進めていきますので、どうぞメタルジグ選びの参考までにどうぞ。

メタルジグ大好き!

メタルジグには色々な種類がある

一言でメタルジグと言っても、形状やバランスなど、色々な種類があるから、購入時は注意しておいてね!

  • 形状
  1. 真っ直ぐ
  2. スロージギング
  3. 左右非対称
  • ウエイトバランス
  1. センター
  2. フロント
  3. リア

メタルジグの形状(タイプ)について

メタルジグの形状は、大きく分けて3種類、「ストレートタイプ」「スロータイプ」「左右非対称タイプ」の3つがあります。どの形状の物でも釣れますが、時と場合によって今日はこの形状のメタルジグが釣れる!ってときが必ずあるから、全形状をそれぞれ2つ3つほど持っておくことをオススメします。

では、この3種類の形状を1つずつ詳しく分析していきましょう。

真っ直ぐタイプ

文字通り、ストレート(真っ直ぐ)に作られているメタルジグです。良くも悪くも真っ直ぐなので、空気抵抗を受けにくく飛距離が伸びるし、水中での抵抗も少なくなるため、ボトムまでスムーズに着底させることが可能。

ロングジャークやハイピッチジャーク、どのようなアクションにも対応したメタルジグであり、特にこれからショアジギングを始める!って初心者の方にオススメできるタイプです。

 

例えば、他のジグだと着底までに30秒かかるところ、ストレートタイプなら25秒で着底する。←大体で書きましたが、足の速い青物の回遊をピンポイントで捕えるためには、【如何に手返し良く釣りを展開するか】が重要な要素となります。例えば朝一の時合だったり、短時間しか現れないナブラだったり。該当するシュチエーションは沢山あるはずです。

ストレートタイプのメタルジグは、スピード感が求められる状況下で凄く役に立つので、ぜひ活用してみましょう。

スロータイプ

近年、元々は【速く動かすこと】が基本だったショアジギングにおいて、その逆の発想となる【スロージギング】と呼ばれるテクニックが流行っています。文字通り「スローな釣りを展開する」方法です。

スロージギングを楽しむには専用のメタルジグが必要で、スロータイプとしてリリースされているものが必要。

 

ショアスロージギングのやり方は、キャストしボトム着底、その後、通常であればジャカジャカジャカジャカと素早くアクションさせるとこと、ジャカ、ジャカ、ジャカと、スローなテンポでアクションを加えることが基本です。

また、通常のメタルジグに加え【フォールスピード】がスローなので、ジャカジャカジャカジャカジャカジャカと高速アクションさせた後、フォールでゆっくり食わせる・・・といったテクニックもあります。この2つの「スロー」な意味合いを含めての【ショアスロージギング】ですので、色々な方法を試し、魚の反応を確かめてみましょう。

 

ちなみに、個人的には(ショアスローでの釣果は)青物より根魚、チヌ、太刀魚が良く釣れています。もちろん、ショアスローで青物が釣れるときもありますが、総合的に見るとスローよりは通常のジャカジャカ巻きのほうが(青物が)釣れるような気がします。

左右非対称タイプ

文字通り、左右非対称な形をしてるメタルジグです。左右でバランスが違うため、アクション時やフォール時に不規則なアクションをすることになり、魚の【これは食わなきゃいけない!】って本能に直接的に訴え、口を使わすことができます。

ちなみにこの左右非対称タイプのメタルジグ、僕が一番多用してる形です。特にメジャークラフトのジグパラを愛用してます。

最初から前方アイにアシストフック、後方アイにトレブルフックが付いており、コスト面も優秀ですし、もちろんよく釣れます。ジャーク時の抵抗も少なく、昨日今日にショアジギングを始めた初心者の方でも比較的簡単に扱えるメタルジグだと思うので、ぜひ使ってみて下さい。

ジグパラの詳細は→ジグパラの使い方の記事にて詳しく書いてます。

ウエイトバランスについて

メタルジグはそれぞれウエイトバランスが違っていて、要するに「重心位置が違う」ってこと。ウエイトバランスによってアクション時やフォール時の誘い方が変わるから、ぜひ色々試してみてね!

  • センターウエイト
  • フロントウエイト
  • リアウエイト

センターウエイト

メタルジグのちょうど真ん中ぐらいに重心を置いているモデル。真ん中に重心があるため、フォール時にヒラを打ち、ヒラヒラとまるで木の葉が落ちるかの如く沈んでいきます。

また、ロングジャークやジャカジャカ巻きなど、どのようなアクションにも対応できますので、フォール以外での誘いも完璧です。

フロントウエイト

メタルジグ前方にウエイトが置かれているモデルです。前方に重心がきているため、ジャカジャカとしたアクションに対しキビキビ動いてくれますので、ショアジギングの基本とも言える「ワンピッチジャーク」がやりやすいのが特徴。

リアウエイト

メタルジグ後方にウエイトが置かれているので、飛距離が伸びたり、ボトムへの着底が速かったり、とにかく遠投し、スピードのある釣りに向いているのがリアウエイトタイプのメタルジグです。

また、フォール中はスライドするようなイレギュラーな動きをしますので、魚の捕食スイッチが入りやすく、場合によっては爆釣することも考えられる、何とも素敵なウエイトバランスです。一般的に使われることの少ないモデルですが、持っているといないでは凄く大きな差が開きますので、手に入れておくことをオススメします。

メタルジグを選ぶときに気にしておきたいアレコレ

細かいところもチェック

  • どんな色が良く釣れる?カラーについて
  • サイズはベイトに合わせるべし
  • 値段はより安いものを

カラーについて

ぶっちゃけ、僕は「メタルジグの色なんてどうでも良くね?」と思っているタイプの人間なんで、カラーを選ぶときは自分が好きな色だったり、これまで良く釣れているカラーを選んだり、とにかく細かく考えずに選んでます。

正直なところ、魚が好んで捕食するカラーなんてその日の活性によって変わってくるし、投げてみないことには判断つかないことがほとんど。買うときにアレコレ「どのカラーがいいかなー」「どの色が釣れるんだろ?」と考えたところで結論が出ることはありませんので、大体の直感で選ぶことをオススメします。

 

ただ、引き出しを多くするためにも「より多くのカラーバリエーション」を揃えておくことは非常に大きなアドバンテージとなりますので、例えばピンクばっかり買うんじゃなく、イワシカラー、グリーン、ゼブラカラー・・・などなど、色々な色を揃えておこう!って感じです。

サイズについて

メタルジグのサイズですが、大きいものから小さいものまで、とにかく色々なサイズバリエーションを所有しておくことをオススメします。というのも、ショアジギングで釣果を安定させるには、「その日のベイトに合わせたサイズ選び」が非常に重要な要素となり、簡単に言えば【釣果に莫大な影響がでる】ことになります。

ショートなもの、ロングなもの、小魚のようにマイクロなもの。色々なサイズを所有しておくことで間違いなく得をする場面がありますので、ぜひ揃えておいて下さい。

 

重さについては→メタルジグの重さを決めるときの色々のページを参考にどうぞ。

値段は安いものを

メタルジグってどうしてもボトムへコンタクトする回数が多くなるから、場所によっては「根掛かりによるロスト」が非常に多くなります。一日に5個とか、ひどいときには10個以上のメタルジグをロストする人もいるので、コスト面で考えても【とにかく安いもの】を選んでおいたほうが良いですね。

僕の場合、特に初めていくフィールドでは100均で売ってある所謂「ダイソージグ」を最初に使い、ボトムの形状や根掛かりが多発する場所を見極めるようにしています。また、フックを外しメタルジグ本体だけで試し投げする人も多いので、ぜひやってみて下さい(そういうときに限ってアタリがあることが多い)

 

以上、ショアジギングで使うメタルジグの選び方についてでした。

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