昔、ショアジギングを始めたばかりの友人と釣りを楽しんでいたときの話ですが、僕を含め周りのアングラーのほとんどが「サゴシ」をコンスタントにHITさせているにも関わらず、なぜが友人だけ全くHITしない、ようやく釣れたと思ったら「太刀魚だった・・・」って面白い事件が起きたことがありました。
これ、知識のない人からすると「運が悪かっただけ・・・」と都合の良い解釈をすることが多いと思うけど、実は明確な【釣れない理由】があるんですね。実際、その友人にアドバイスした直後にサゴシがHITしましたので、まぁそういうことなのでしょう。
今回は、僕の友人のように「周りは釣れているのに自分だけ釣れない」って状況を打破するための「具体策」について色々お話していこうと思うので、似たような経験をしたことがある人は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
目次
なぜ友人にだけサゴシがHITしなかったのか・・・その理由を推測してみる

ワイヤーリーダーを使っていた
当時そのエリアではショアから釣れる歯の鋭い魚ランキングでは恐らく上位にランクインするであろう「サワラ(サゴシ)」と「太刀魚」が良く釣れていたこともあり、心配性である友人はラインブレイクを避けるために【ワイヤーリーダー】を結束していました。
もちろん僕は付けてなかったし、周りのアングラーも見て確認できる人はワイヤーを結束していませんでしたので、恐らく【ワイヤーリーダーを付けていたことにより魚の反応が悪くなった】と考えるのが筋。
僕も太刀魚ワインドで幾度となく経験したことがあるんだけど、ワイヤーリーダーを付けた状態と、ワイヤーリーダーなしで釣り分けてみた結果、圧倒的に「ワイヤーリーダーなし」のほうが魚の反応が良くなりました。
まぁ魚がどこまでワイヤーを認識しているのかは僕達人間に知る余地はありませんが、釣果に悪影響を及ぼしていることは事実なので、釣れないときはワイヤーを外してみて下さい。
ジグのサイズ(ウエイト)が合っていない

当時友人はショアジギング初心者(多分4回目ぐらいの釣行)だったため、【ショアジギングってとにかく重たいメタルジグを超遠投しておけばいいんでしょ?】ぐらいのノリで、その日は80gのジグを使っていました。
で、僕を含めた周りのアングラーは「30〜40gのメタルジグ」を使っている人が多く、特に30gのメタルジグに反応が良かったんです。要するに、その日は【軽いメタルジグ】に好機があったってこと。
メタルジグのウエイトが重くなると、ジグのシルエットが大きくなりますし、沈下(フォール)スピードにも違いが出てしまいます。恐らくその日はベイトフィッシュのサイズが小さく、大きめのシルエットには反応しなかったのでしょう。
また、案外気にしていない人も多いんですが、フォールスピードって結構重要で、場合によっては釣果に物凄い差がでます。ヒラ、ヒラ、ヒラ、とスローなフォールが効くときもあるし、スッ!っとボトム目掛けて一直線にフォールするのが効くときもある。この日は「ゆっくり目」のフォールが効果的だったため、30gのジグには反応し、80gのジグには全く反応しなかったのでしょう。
カラーセレクトが色々間違っていた
メタルジグのカラーは好みで選んでいる人が多いと思うんだけど、大体の人がピンクやブルー、イワシカラーをセレクトする中、友人に関しては「黒が好きだから」って理由でとにもかくにもブラックなメタルジグをひたすらキャストしていました。ほんと、そのカラーどこで見つけてきてん・・・って感じのカラーでしたね。
まぁブラックなメタルジグが効く場合もあるんだけど、その日は晴天で太陽の光がガンガン水面を照らしている状況だったので、フラッシング効果の高いカラー(イワシカラーなど)が有効的なのは明らか。
このように、メタルジグのカラーセレクト一つ間違えるだけでも釣果に悪影響をもたらしますので、釣れてるアングラーが使ってるジグカラーを真似し、合わせてみることをオススメします。
ジグアクションが合っていなかった
友人はショアジギングに慣れていないこともあり、ジャカ、、、ジャカ、、、ジャカ、、、ぐらいのリズムでアクションを付けていたのですが、その日の傾向としてはジャカジャカジャカジャカとハイピッチで動きを付けるほうがサゴシの反応が良かったんです。
まぁジグアクションにほんとの正解なんてありませんから色々試してみるのが一番効果的ではありますが、釣れてるアングラーのジグアクションを真似ることも有効的な手段であることは間違いないので、ぜひやってみて下さい。
ちなみにショアジギングでサゴシを狙う方法を別記事でまとめてありますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
レンジの把握ができていなかった
その日のHITレンジは表層〜3m付近だったのですが、友人の釣りを観察していると、どうもボトム付近を狙っているようでした。そのエリアは水深20mほどある場所なので、HITレンジが表層付近である以上、ボトムを狙っても良い結果に繋がらないことは間違いありません。
太刀魚は上手い具合にHITしてましたけどね。
ここで書いたように、ワイヤーリーダーを外し、ジグのサイズを調整、カラーもイワシカラーに変え、ジグアクションを伝授し、レンジを表層付近に合わせるようアドバイスすると、なんと3投目で50cmほどのサゴシを釣り上げることに成功しました。
このように、ちょっとしたことを変えてやるだけで釣果を伸ばすことができますし、逆に考えると何も考えず適当にキャストしているだけだと釣れる魚も釣れないことになるので、ストイックに考え、色々試してみて下さい。
以上、ショアジギングで周りは釣れているのに自分だけ釣れないときの具体策でした。
僕的に解釈した、友人にだけサゴシがHITしなかった理由をまとめておくね