シーバスロッドでショアジギングを楽しむことはできるのか?

これからショアジギングを始める人の中には、「ロッドを買う予算がないから、手持ちのシーバスロッドで代用できないかな?」と考える人も多いと思います。

このページでは、そんな人に向けて【シーバスロッドでショアジギングを楽しむことはできる?】というテーマを元に、お話していきたいと思うのでぜひ参考までに。

そんなロッドで俺たちを釣ることができるかな・・・?

ショアジギングはシーバスロッドで(一応)楽しむことができる

シーバスロッドでショアジギングを楽しむためには、最低限クリアしておきたい事項があるよ!一応どんなタックルでもショアジギングを楽しむことはできるけど、本格的に楽しむには「ちょっとどうかな・・・」って感じだから、アレコレ考えてみてね!

  1. ルアーウエイト(重さ)に気をつける
  2. ロッドの硬さは重要
  3. ターゲットのサイズを考える
  4. 人が多い釣り場では注意
  5. ライトショアジギングであればオッケー

ルアーウエイトに気をつける

ルアーの重さ

シーバスロッドは、ショアジギングでは多用する重たいルアーを使わない前提で設計されているものが多く、7〜28gまでとか、10〜35gまでとか、使用できるウエイト上限が(ショアジギングロッドに比べると)低めに設定されてます。

もちろん、10g以内の範囲であれば表記されてる重量以上のルアーを扱うこともできますが、飛距離が落ちたり最悪ロッドの破損に繋がることも考えられるので、表記内で収めておくのが理想的。

 

ショアジギングで使うジグの重さは20g〜80gまでのものが多く、個人的には40g辺りをメインに扱うことが多いです。そのため、軽量ルアーを投げることを想定しているシーバスロッドではどう頑張ってもキャストすることができないんですね。

なので、シーバスロッドでショアジギングを楽しむ場合、20〜30g程度のメタルジグがメインとなるため、水深があるエリアや、潮流の速いエリアでは釣りにならないことが多く、この辺りは注意しておいたほうがよいかと。

メモ

ショアジギングでは100gまでのメタルジグをキャストできるのが理想的

ロッドの硬さは重要

柔らかすぎるロッドは扱いにくい

ショアジギングはロッドを上下にアクションさせ、メタルジグに激しく動きをつけたり、とにかく魚へ食わせのスイッチを押させることで成立するゲームです。

そのため、柔らかいロッドではメタルジグに伝わるべき動きが少なくなり、思ったようなアクションを加えることができなくなります。自分ではキビキビメタルジグを動かしているつもりが、実際は全く動いていなかった・・・みたいな感じ。

 

ペナンペナンの柔らかいシーバスロッドでは、まともにアクションを加えることができないばかりか、激しい衝撃によりロッドが破損することも考えられるので、もしシーバスロッドをショアジギングに流用する場合はなるべく「硬めのシーバスロッド」を使うようにして下さい。

例えば「MH(ミディアムハード)」と表記されているロッドなんかは最適ですね。

メモ

柔らかすぎるロッドはショアジギングには不向き

ターゲットのサイズを考える

ハマチ

↑この写真(ブリの子供)のように30cm前後の青物をメインに狙う場合であれば、シーバスロッドでも難なく釣り上げることはできますが、50cmを超える青物とのファイトではロッドがいなされ、パワー負けすることが多くなります。

結果としてバラしてしまい、悔しい思いを何度したことか・・・。堤防や根のない場所ならまだしも、磯や根が荒い場所だとキャッチ率は著しく低下します。

 

特に90cmクラスのブリや、60cm以上のヒラマサなんかがHITしたときは、やり取りする間もなくフックが伸びたり、ラインを全放出されたり・・・

とにかく太刀打ちすることができないケースがほんと多いので、シーバスロッドでショアジギングを楽しむ場合、ターゲットのサイズを小さめに設定したほうがいいと思います。(そういう場合に限って大きな魚がHITする不思議)

メモ

シーバスロッドで大きな青物を釣るのは難しい

人が多い釣り場ではできる限りパワーの強いタックルセレクトを

釣り人多すぎ問題

最近はショアジギング人気が過熱していますので、青物が釣れだした!という情報が入った釣り場は、どこを見渡しても釣り人しかいない・・・というほど、多くの人で溢れかえります。

1m間隔で人が立ち並ぶこともあるので、ちょっとしたミスで隣の人とマツリ(ラインが絡まる)になり、トラブルの元となってしまうケースが多く注意しておきたいところです。

 

シーバスロッドでショアジギングを楽しむ場合、どうしても青物の引きに対してロッドスペックが追いつかず、ランディングまでに時間がかかったり、ラインを出され右に左に走られてしまうことになり、結果として周りの釣り人に迷惑をかけることになってしまいます。

ある意味、「人が多い釣り場では対象魚に合わせたロッドセレクト」をすることがマナー化していますので、そのような釣り場でショアジギングを楽しむ場合、シーバスロッドではなく専用のショアジギングタックルを使い楽しむようにしたいところです。

メモ

人の多い釣り場は些細なことでトラブルになりやすい。かけた魚を素早くキャッチできるよう、対象魚に合わせたスペックを持ち合わせているロッドを使うことにしよう

ライトショアジギングであればシーバスロッドでオッケー

ショアジギングには、よりライトなタックルセレクトで楽しむための「ライトショアジギング」というカテゴリが枝分かれしています。文字通りショアジギングより「軽めのルアーを使うことをメイン」とした釣法になるので、この場合はシーバスロッドを流用しても特に問題ありません。

20g〜30g程度のメタルジグを使うことがメインとなりますからね、少し硬めのシーバスロッドであればむしろ好都合です。

安くても専用ロッドを揃えたほうがいい

ショアジギング専用ロッドはエントリーモデルでも2〜3万円ほどしますが、1万円〜2万円の範囲内で買えるロッドも数多くあり、とにかく安いものでもよいので「専用ロッド」を揃えておくことをオススメします。

ショアジギングって、いきなり想定外の大物がHITすることがほんと多いんです。個人的によく行くポイントなんて、普通の堤防なのにいきなり巨大なヒラマサや(超稀に)カジキがHITすることがありますからね。ショアジギングロッドでキャッチできた人を過去一度も見たことありませんが・・・。

 

このように、カジキまではいかなくてもブリやカンパチ、(中小型の)ヒラマサなんかがHITする可能性は十分にあり、そのような大物がHITした場合、シーバスロッドではどう頑張っても太刀打ちすることができず、キャッチ率は著しく低下してしまいます。

せっかくHITした大物をみすみす逃してしまうほど悲しいことはありませんから、やはり専用ロッドを揃えておき、来る事態に備えておきたいものですね。

 

以上、シーバスロッドをショアジギングで流用することができるのか?というお話でした。

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