このページでは、サーフでショアジギングを楽しむための予備知識について色々お話していきます。堤防や地磯とは違い、サーフだからこそ気にしておきたいポイントが沢山ありますので、ぜひ参考までに。

目次
サーフで釣れる魚

サーフでのショアジギングで僕が釣ったことのある魚種をまとめておくよ!
- ブリ類(ハマチ、ツバスなど)
- カンパチ
- ソーダガツオ
- シイラ
- ヒラメ
- マゴチ
- シーバス
- 太刀魚
そこそこ水深のある潮通しの良いサーフだと青物の回遊も頻繁にありますが、青物の回遊がなくともヒラメやマゴチなど、主に砂地へ生息してる魚が良く釣れますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
サーフでショアジギングを楽しむときに気にしておきたいポイント
- 青物を狙うなら事前の情報収集を
- サーフで使うべきタックル
- 狙うべきポイント
- 装備について
- アクション方法は・・・
青物をメインターゲットにするなら、事前の情報収集が鍵

ショアジギングの好ターゲットである青物を狙うときは、事前の情報収集を元に釣行すべきサーフを決めるべきです。特に何キロにも渡り長くサーフが続いているエリアの場合、ただなんとなくで場所を決めてしまうと結果が着いてこないことのほうが多いです。
要するに「青物が釣れている場所」を事前に調べておく・・・ということ。
馴染みの釣具店で情報を集めても良し、インターネットで釣果情報を集めても良し。とにかく最寄りのサーフでの釣果を確認することがサーフでのショアジギングで釣果を伸ばす最大のキーポイントになるので、ここを疎かにしないことを強くオススメします。
インターネットで情報収集するときは「カンパリ」がオススメ!
青物メインのショアジギングをサーフで楽しむ場合、事前の情報収集が釣果を分ける鍵となる
サーフで使うべきタックルについて
サーフでのショアジギングで使うタックルですが、とにかく【飛距離】を稼ぐことのできるタックルセッティングが重要となります。ただただ地平線が広がるサーフでは、とにかく1mでも沖へキャストし、魚との接触機会を増やすことが凄く大事な要素となるんですよ。
具体的に言うと【長いロッドに、(番手が比較的)大きめなリール】がオススメ。
ロッドは長ければ長くなるほど飛距離が伸びる傾向にあり、10ft以上の物を使用するのが理想的ですね。リールはスプールサイズが大きなものほど飛距離が伸びるため、少なくとも4000番(シマノ基準)以上のものを選ぶようにし、5000番、6000番手の使用も検討しても良いんじゃないかな?というのが本音です。
更に飛距離を伸ばすには、「ラインを細くする」ことも効果的。ラインは細くなればなるほど、摩擦の関係で飛距離が伸びやすくなるので、できる限り細いラインを使用することで、飛距離という最高のアドバンテージを獲得することができます。
サーフでは、「とにかく飛距離が重要」となる場面が多くあるため、少しでも沖に飛ばせるタックルセレクトを心がけておこう!
狙うべきポイント
- かけあがり(ブレイクライン)
- 離岸流
- ベイトの群れ
広大なサーフでは、上記で挙げた3つのポイントを狙い打つことで、釣果を最大限に伸ばすことができます。何も考えずにひたすらキャストすることで物にできる結果もありますが、アレコレ考慮し戦略的に釣りを展開することで魚の居場所をピンポイントで把握することもできますので、ぜひ狙ってみて下さい。
かけあがり
目で見える範囲に変化はなくとも、海中にはアチコチに様々な変化があります。魚はこのような変化のある場所を好んで寄り付く傾向にあるので、海中の変化を見抜けるかどうかが凄く大事。
特に、急激に深くなっている場所、所謂「かけあがり(ブレイクライン)」は魚の通り道になっていることが多く、ピンポイントに狙い打つことでガツン!とHITすることがよくあります。
ブレイクは、青物のエサとなるベイトフィッシュがその沿いを回遊してくる傾向があり、それを捕食しに青物が回遊してくる・・・という図式が成り立つのですね。ショアジギング以外の釣りでも、「ブレイク」は釣果を伸ばすために狙い撃ちたい一級ポイントなので、駆け上がり付近を集中的に狙っていきましょう。
参考→ブレイクの見つけ方
離岸流

離岸流(りがんりゅう)とは、海岸の波打ち際から沖合に向かってできる流れのこと。幅10m前後で生じる局所的に強い引き潮。海浜流系の一種。
引用:wikipedia
離岸流には沢山のベイトが集まり、そのベイトを求めて大型のフィッシュイーター(ヒラメなど)が集まります。離岸流をピンポイントで狙うことで釣果が上向きになることは間違いないので、見つけたときはぜひ狙ってみて下さい。
また、サーフでの釣りに慣れてくると離岸流を目で見て判断することができます。体感的なものなので言葉にするのは難しいですが、通い続けることで離岸流かどうかの判断ができるようになるので、フィールドに通い詰めることもまた、サーフでの釣果を上げるキーポイントです。
ベイトの群れ
イワシや小サバなど、青物やヒラメの大好物が沸いている場合、迷うことなくその周辺を狙いましょう。ボイルやナブラが立っているときは大チャンスで、こうなれば釣れたも同然!
ベイトの有無は目で見てハッキリ分かることが多いので、常に海面を意識し、ベイトの動向を探ってみるのが大事。そもそも、ベイトフィッシュが少ないサーフでは青物の回遊が少ない傾向にあるため、ベイトフィッシュを意識したサーフ選びも大事なポイントです。
サーフで釣りをするときの装備
- 長袖長ズボン
- 帽子
- サンダルよりも靴
- ライフジャケット
- タモは要らない
サーフでショアジギングを楽しむときの服装(装備)はこんな感じです。特に日差しがキツイ初夏〜秋の季節は、日焼け防止のため【長袖長ズボン】での釣行をオススメします。(熱中症対策で帽子も必須!)
足元はビーチサンダルやクロックスより、断然クツのほうが快適です。サンダルやクロックスだと、どうしても砂や石が入ってきてしまいますからね、凄く不快です。
また、「サーフだし安全でしょ!」と、ライフジャケットを装備していない人が目立ちますが、万が一のためにも確実に装備しておくことをオススメします。
例えば、遠浅のサーフに入り込んで釣りをしているときに離岸流に足をさらわれ流されてしまった・・・など、絶対にないとは言い切れない不測の事態に巻き込まれてしまうことも考えられるので、備えあれば憂いなし、必ず準備しておきましょう!
ちなみに個人的な経験上「タモ網」は必要なく、波を利用しズリ上げるのが一番です。
サーフではどうアクションさせればいい?

特に水深が5m以下の浅いサーフの場合、あまりにジャカジャカ激しいアクションを加えてしまうと、すぐにジグが水面を割ってしまい、飛び出してしまいます。
ですので、ツリイコ編集部では「ただ巻き」、もしくは「ただ巻きにトゥイッチを入れる程度」のアクションで誘うことが多いですし、実際このやり方で沢山の青物を含む魚を釣っていますので、間違いのない戦略だとは思います。
具体的なやり方としては、キャスト後ボトムをしっかり確実に取り、即座に(←凄く大事)大きくジャークを入れます。着底と同時に跳ね上げなくては、フォール中に追ってきていた魚に警戒されてしまいますので、なるべく素早く立ち上げるのが釣果を伸ばすコツ。
そして、ロッドを小刻みに揺らしながら早巻きし、中層付近まで巻き上げた後、「カーブフォール(フリーフォールでもオッケー)」で再度ボトムを取る。後はこれを繰り返していくだけ。根気よく続けていれば何かしらの魚が釣れるとは思いますので、ぜひやってみて下さいね!
サーフでのショアジギングは、激しい動きを付けなくても大丈夫!
以上、サーフでショアジギングを楽しむときのアレコレでした!
サーフは凄くいいフィールドだぜ