青物と言えばショアジギングで「ジグをジャカジャカ動かして釣る」といったイメージが定着しているし、その認識でほぼほぼ間違いないですが、実はミノーを使い、お手軽に青物を狙うこともできるんです。
もちろん、メタルジグにしか反応しない・・・って場面もあるんだけど、逆に【ミノーにしか反応しない場面】にも必ず遭遇することになるから、戦略の一つとしてルアーケースに2、3個のミノーを忍ばせておけば色々捗ること間違いなし。
ということでこのページでは【青物をミノーで釣るためのアレコレ】をお話していくので、どうぞ参考までに。

青物をミノーで釣るためのアレコレ

青物をミノーで狙うときのアレコレをまとめておくね
- 耐久性は絶対必要
- 飛距離も大事
- 泳ぎが破錠しないものを
- ミノーを使うタイミング
- ミノーの動かし方
- オススメのミノー
耐久性は絶対必要
50cmぐらいの青物なら、シーバス用で売られているミノーでも十分対応できるんだけど、60cmを超えた辺りからミノーに「耐久性」が求められるようになってくる。
特にブリやヒラマサ、カンパチを狙うとなれば、普通のミノーじゃ歯が立たないし、ぶち壊される(ほんと、ミノーがパカっと2つに割れたりします。笑)こともよくあります。
なので、青物用にミノーをセレクトするときは「どんな大型青物がきても対応できるもの」を選ぶのが基本。青物用に売られてるミノーを選ぶほうが安心ですね(後ほどオススメミノーを紹介します)
もう一つ、ミノーで青物を狙うときは「フックの強度」にも気をつけて下さい。デフォルトで付いているフックだと10秒で伸ばされちゃうこともあるので、太軸で強度の強いフックへ交換するのがベスト。
飛距離も大事
青物は基本沖合を回遊してる魚なので、ショアからミノーで狙うときは「飛距離がでる」ってことが大きなアドバンテージとなることが多い。ほんと、ナブラが出たときに「後5m飛距離が足りない・・・」ってことはよくあるからね、飛距離はほんと大事。
ミノーはメタルジグに比べるとどうしても飛距離が落ちちゃうから、なるべくウエイトが重たいものを選んだり、飛距離が出やすいセッティングになってるルアーを選んだり、とにかく「よく飛ぶもの」を意識し、ルアーセレクトして下さい。
目安としては最低でも50〜60mほどの飛距離は欲しいところ。
泳ぎが破錠しないものを
青物が回遊してくるフィールドは潮の流れが速かったり、水深があったり、足元から海面までの距離が遠かったり、波が激しかったり。とにかくミノーアクションに悪影響を与える条件が揃いに揃ってることが多いから、如何なる状況下でも【問題なく動く】ミノーであることが絶対条件。
また、青物は高速リトリーブに反応することが多い魚なので、「早巻きでも動きが破錠しないミノー」であることも大切な要素ですね。
ミノーを使うタイミング
青物狙いのとき、メタルジグではなく、ミノーをセレクトするタイミングですが、僕の場合は「魚が水面を意識しているとき」「ジグに反応がないとき」「ジグに疲れたとき」に使うようにしています。
例えばナブラやボイルが立ち、明らかに「表層に意識が向いてるな」と思ったときや、周りのショアジギンガー達もジグを投げ倒しているのに、誰一人反応を得られていない・・・ってときにミノーを投入すると・・・・ガツン!と一発でHITすることも多いです。
後、ジグアクションに疲れたときですね。ショアジギングって一日中やってると信じられないぐらい疲れる釣りだから、癒やしというか休憩というか気休めというか。とにかくメタルジグが嫌いになるほど疲れたときは、ミノーに切り替えるようにしています。
青物をミノーで狙うときの動かし方
青物をミノーで狙うときの動かし方はこんな感じ。
- ただ巻き
- トゥイッチ&ジャーク
■ただ巻き
ミノーで青物を狙うときは、基本「ただ巻き」で大丈夫です。ただし、ただ巻きと言うと【ただ巻くだけでしょ?】と何も考えずに巻き続けちゃう人がいるけど、ノープランでただ巻くのと、戦略を持ってただ巻きするのでは釣果にビックリするぐらい差がつくことになっちゃうから、色々試してみることが大事。
特に意識しておきたいのが「リトリーブスピード」と「レンジ」です。
青物は速い動きに反応することが多いので、「え?こんなに速く巻いても大丈夫なの?」ってぐらいのリトリーブでも難なく反応してくれます。場合によっては水面からミノーが飛び出すほどの早巻きでも食ってくるから、色々な巻きスピードを試してみるのが釣果を伸ばすコツ。
後、レンジも大事。ミノーには「潜行深度」が決められており、30cm〜50cmとか、1m〜1m50cmとか、レンジを分けて狙うことができるようになってます。レンジがバシ!と決まれば一発でガツン!と食ってくることもあるので、シビアに攻めちゃいましょう。
■トゥイッチ&ジャーク
青物をミノーで狙うときの基本は「ただ巻き」ですが、ただ巻くだけでは反応しないにはロッドアクションを付け、トゥイッチやジャークを入れてやることでガツン!とHITすることがあります。
僕の場合、ずっとアクションを付けるのではなく、ただ巻きの中にトゥイッチやジャークを織り交ぜる・・・的な使い方をすることが多いですね。ハンドル3回転に1アクション!みたいな感じ。
青物にオススメなミノー
最後に僕も使ってる青物にオススメなミノーを3つほど紹介しておきます。
■ローリングベイト
ローリングベイトと言えばシーバスゲームであまりにも有名なミノー(そもそもミノーなのかどうか怪しいけど)ですが、青物にもよく効きます。使い方は投げて巻くだけ。
特に朝まずめによく釣れるから、ぜひ試してみてね。(大型青物を狙うときはフックの強度を上げて使うべし)
■ショアラインシャイナー
磯場での大型シーバスハントモデルですが、大型青物も普通に釣れます。飛距離も出るし耐久性も抜群、それでいてよく釣れる、青物に最適なミノーであることは間違いありません。
■ピンテールチューン
言うまでもなく、名作中の名作ミノー。ほんと良く釣れます。メタルジグに反応しない場面で、尚且つベイトサイズが小さい状況下でピンテールチューンを投げると、これまでの沈黙が嘘のようにバコバコ釣れだすことがあります。
ほんとオススメ。
以上、青物をミノーで狙うときのアレコレでした。
ミノーはよく釣れる!