ショアジギングは、その場に食い気のある魚が沢山いる場合に限り、「誰がやっても簡単に釣れる」状況が出来上がりますが、魚の数が少ないときや、食い気が渋いときは難易度がグッと高くなってしまう釣りです。
そんな運要素も密接に関わってくるショアジギングにおいて、「他のアングラーと差をつける」には、少しでもHIT率を上げるための工夫が必要となってきます。
そこで今回は、ショアジギングでHIT率が高めるためのコツを簡潔にまとめていきたいと思うので、ぜひ参考までに。

HIT率を上げるために意識したいこと

ショアジギングで少しでもHIT率を高めたいときに意識しておきたいことをまとめておくね
- とにかく飛距離を伸ばす
- 着底を確実に把握する
- ジグアクションをマスターする
- 諦めないことが超重要
とにかく飛距離を伸ばす
特に青物狙いでのショアジギングで大切な要素ですが、「飛距離を少しでも伸ばす」ことで、HIT率を高めることができます。極端に言えば「1mの差」だけでも釣果が大きく変わることだってあるから、少しでも遠くへ飛ばすってことを意識しておきましょう。
ショアジギングで根魚を狙う場合も同じです。手前のほうにいる根魚ほど、どんなアングラーでも接触機会が増えるため、要するに「近くの根魚は釣られきってる」もしくは「ジグにスレてしまってる」ことが懸念されるので、とにかくHIT率が下がってしまう。
他のアングラーでは届かない、所謂「竿抜けポイント」は魚のストック量が多く、更に「ジグに対してスレていないフレッシュな魚」の数も多いため、そのような竿抜けポイントまでキャストすることで、ウッハウハな状況を作りあげることだってできる訳です。
では、飛距離を伸ばすためには具体的にどのようなことを意識するべきなのでしょうか?
- ジグを重たくする
- ラインを細くする
- 投げ方(キャスト)を工夫する
この3つを意識することで、嫌でも飛距離を伸ばすことができます。単純にジグのウエイトを重たく(例えば30g→50g)したり、ラインを細くするだけでも数メートルは伸びるはず。
ただ、ラインの細さやジグウエイトは使用するタックルによっては逆効果になることもあるので注意が必要。
後は「キャストを工夫する」ことですね。ショアジギングで飛距離を伸ばすためのキャスト方法については別記事で触れていますので、そちらを参考にどうぞ。
着底を確実に把握する
特に「ショアジギング、全然釣れない・・・」と嘆いてる初心者アングラーの方に見られがちなのがコレ。ショアジギングに慣れていない人って、ジグがボトムについたかどうか把握できていないことが多いんですね。
着底の把握が遅れてしまうことで生じるデメリットはこんな感じ。
- 根掛かりが増える
- 魚に見切られる
- ラインが風に流される
まず、着底を把握しないと「根掛かり」が圧倒的に多くなります。根掛かりするとジグのロストによる経済的ダメージも大きいですし、ショックリーダーを結び直すことによる時間的ロスも凄く勿体無いです。
また、着底してるのにラインを放出していると、ラインがどんどん流されることになり、隣のアングラーとお祭り騒ぎを起こしてしまったり、何かしらのライントラブルへ繋がるリスクも高くなります。
そして最大のデメリットは、やはり「魚に見切られる」ことでしょう。魚って、ジグがフォール(沈下)しているところをよく見ています。沈みゆくジグを着底まで追いかけ、ボトムを切ったときにガツン!とHITすることも多いので、要するに「着底を把握できないことにより、本来釣れていた魚を逃してしまう」ことになるんですね。
ショアジギングでボトム着底を知るためのテクニックは「ショアジギングでボトム着底を知る方法」で詳しく紹介しているので、そちらを参考までに。
ジグアクションをマスターする
ショアジギングが上手な人は、例外なく「様々なテクニック」を身に着けていることが多いです。例えば「ただ巻きで青物を釣るための極意」だとか、「ハマチが好きなジグアクションを知っている」だとか。
とにかく、どのような状況下であっても対応できるスキルを持っている人=ショアジギングでHIT率を高められる人という公式が当てはまりますので、色々なテクニックを知っておくことが大事。
当メディア「ツリイコ」では、ショアジギングに関するテクニックを沢山紹介しているので、ぜひご覧頂ければと思います。
とにかく諦めないことが超重要

諦めたら負け
特に青物をショアジギングで狙うときは、どうしても「回遊待ち」の釣りになるので、魚の回遊がない以上、どう足掻いても釣れることはありません。また、魚の回遊タイミングを知る術を持ち合わせてるアングラーなどいないので、とにかく投げ続け、魚の回遊を待ち構えるのがショアジギングの基本となります。
けどね、人間の集中力ってそこまで持続するものではなく、「1時間やってもアタリすらない・・・」という渋い状況下では、多くの人が座っていたり、寝ていたり、とにかく「諦めている人」をよく見かけますが、このような人は「負け組」になる可能性が非常に高い。
魚の反応が薄い、所謂「渋い状況下」でHITに持ち込める人の多くが、他のアングラーが座っていたり寝ていたりしているのを横目に、ずっとキャストし続けている人なんです。
青物の回遊って一瞬だけのときが多いですからね、「隣のアングラーが釣れたから・・・」といってキャストを再開しても、後の祭りとなることがほとんど。
このように、諦めないことで見えてくる何かは必ずあるし、掴める栄光もあるはずだから、釣れないからといってすぐ諦めるのではなく、気合を入れてとにかくキャストしまくってみて下さい。
以上、ショアジギングでHIT率を上げるためのコツでした。
少しの意識改革が沢山の釣果を生む・・・かも