今回は、釣って楽しい食べて美味しい最高のターゲットである【カマス】をメタルジグで釣るときのお話。使用するべきタックルセレクトや、使うメタルジグの重さ、カラー、釣り方なんかについてお話していくので、どうぞ参考までに。

目次
カマスをメタルジグで狙うときのタックルセレクト
カマスをメタルジグで狙うときに使用したいタックル(ロッド、リール)ですが、一般的に【ショアジギング】にカテゴライズされるタックルではパワーが強すぎるため、シーバスやチニングロッドみたいなミディアムなロッド、もしくはハリのあるアジング、メバリングロッドなんかがオススメ。
個人的には、〜10g程度までキャストすることができるチューブラーティップのアジング、メバリングロッドを推奨します。
リールはロッドに合わせるのが一番手っ取り早い選び方ですが、シマノで言うと2000番〜2500番、ダイワで言うと2000番クラスがベストマッチ。
ラインはPEライン、0.4号〜0.6号程度で、ショックリーダーはフロロカーボン10〜20lbで十分です。ただし、カマスは歯が鋭い魚ですので、ラインブレイクを防ぐためにも「気持ち太めのショックリーダー」を結んでおくと安心ですね。
ロッドはアジング、メバリングロッドを流用、リールは2000番クラス、ラインはPEライン0.4〜0.6号
使うメタルジグの重さは5g〜15g程度

カマスはそれほど大きな魚ではないため、ショアジギングと聞いてイメージする40gとか60gみたいな、重たいメタルジグは必要ありません。あまりに大きなジグを使っちゃうと目に見えて釣果が激減することもあるので注意して下さい。
目安としては、「5g〜15g程度」のメタルジグがベストマッチで、個人的に言うと10gのメタルジグを使うことが多いですね。水深が深かったり、潮の流れが速いときは15gを使う・・・そんな感じ。
メタルジグの重さに関しては、あまりにも重たすぎたり軽すぎたりしない限りはそれほどシビアに考えなくても大丈夫なので、使用するロッドでキャストできる適正値で選べばオッケーです。
基準としては、5g〜15gまでが適正値
カラーはそれほど意識しなくても釣れる
メタルジグには沢山のカラーバリエーションがあり、「どのカラーが釣れるのだろうか?」「この色では釣れないんではないだろうか?」と自問自答を繰り返している人が多いようですが、ぶっちゃけ言うと【カマスを釣るのにメタルジグのカラーなんてそれほど意識しなくても良い】と言い切れます。
確かに、日によって良く釣れるカラー、釣れないカラーはありますが、その「当たりカラー」を正確に選び抜ける人が極少数だと思うし、要するに「その日のカマスの気分」で大きく左右されるものだから、考えるだけ無駄なんですね。
少なくとも5色ほどのメタルジグを用意しておき、反応が良いカラーを探る。これが正解です。その日の当たりカラーを見つけることができれば、「毎投アタリがある・・・」ってことも珍しいことではありませんので、色々試してみて下さい。
敢えてオススメカラーを絞り込むとすれば、イワシカラー、ピンク、ブルー、この3つがあればなんかとなりますので、ぜひ参考までに。
その日の当たりカラーを見つけるまで、カラーローテーションするのが釣果を伸ばすコツ
カマスにオススメのメタルジグ
個人的にカマスを釣るときにオススメできるメタルジグを2つ紹介しておきます。
■ドリームアップ プチダッカー
軽くトゥイッチを入れたアクションが良く効きます。ただ巻きでもプリプリ動いてくれるので、メタルジグの釣りに慣れていない人でも扱える初心者向けメタルジグです。カマスには7gがオススメ。
■ブリーデン バイスライダー
後方アイ、前方アイ、どちらに結束するかで動きが変わる、一度で二度美味しいメタルジグ。軽い連続トゥイッチで探ってやるとガツン!とHITします。
カマスは群れで入ってくるため、釣れないときは場所移動を考えよう

カマスは大量の群れで入ってきます。ルアーに頗る反応が良い魚ということもあり、「居さえすれば必ず釣れる」魚ですので、釣れない=カマスがいないという方程式が出来上がるため、30分ほど粘ってダメな場合は場所移動を考えるようにして下さい。
カマスが居ない場所で何時間ロッドを振り続けても、いないものを釣ることはできませんからね。カマスがいる場所へ車を使い移動したほうが何倍も効率的です。
基本は中層〜表層狙い
カマスはエサとなる小魚を求めて中層をフラフラ泳いでいることが多い魚ですので、メタルジグで狙うときはわざわざボトムを取らなくても、中層まで沈め、巻き始めればオッケーです。
特に朝まずめや夕まずめなどのローライトとなる時間帯は中層より上のレンジでHITすることが多いので、マズメ時は上層を探ってみましょう。
日が高い時間帯はボトムから巻き上げてくるのが効果的
中層や表層を探ってみても反応がないときは、セオリーを無視し、一旦ボトムまで沈めてみるのも一つの手です。キャスト後ボトムを取り、斜めに中層まで巻き上げてくるイメージ。
マズメ以外の「日の高い時間帯」はカマスの活性が低く、ボトム付近に溜まっていることが多いです。カマスがボトムベッタリのときに中層や表層を狙っても釣れる可能性は極端に低くなりますからね、ケースバイケースで攻め方を変えてみて下さい。
日の高い時間帯はボトム付近を攻めるのもアリ
釣り方(メタルジグの動かし方)はワンピッチジャーク、ただ巻きを軸に
カマスをメタルジグで狙うときの釣り方ですが、基本はチョン、チョンと連続したアクションを入れる「ワンピッチジャーク」を軸に展開することをオススメします。
チョン、チョン、フォール、チョン、チョンと、アクションの合間に「食わせの間」としてフォールを入れてやるのも効果的なので、ぜひ試してみて下さい。
メタルジグに動きを付けるのが面倒だったり、メタルジグの操作に慣れていない人は、わざわざアクションを付けずとも「ただ巻き」だけでも十分釣れます。
ただし、「ただ巻きで綺麗に動いてくれるメタルジグ」を使うことが必要なので、その辺りはご注意を。
以上、カマスをメタルジグで釣るときのアレコレでした。
カマスをメタルジグで狙ってみよう!