海のルアーフィッシングは基本的に「スピニングリール」を使うことが多くなるんだけど、今回は【ショアジギングでベイトリールを使うときのアレコレ】についてお話していきたいと思います。
ぶっちゃけ、僕はショアジギングでベイトリールを使うことはなく、スピニングタックルをメインで楽しんでるのですが、僕の友人に【ショアジギングはベイトタックルでやるべきやろ!】って人がいますので、そいつの意見を織り交ぜながら色々書いてきますので参考までに。

目次
ショアジギングでベイトリールを使うことで得られるメリット3つ

まず、ショアジギングをベイトタックルで楽しむことで得られるメリットについてお話していくよ!
- 手返しがよくなる
- ボトムが取りやすい
- パワーが強い
手返しが圧倒的に良くなる
スピニングリールだと、指でラインを抑え、ベールを上げ、ロッドを振り抜きキャストする必要性がありますが、ベイトリールを使うことにより、その煩わしさから開放されることになります。
ベイトリールでキャストするときは、クラッチをカチっと押し、後は投げるだけ。キャストまでの手間が、スピニングリールと比べ圧倒的に楽になるので、手間や時間を省くことができ、結果として手返しが良くなります。
適当に大雑把な話にはなりますが、例えばスピニングリールだと一日100回しかキャストできないところ、ベイトリールだと130回キャストすることができる。試したことがないから正確な回数は分かりませんが、とにかく1投でも多くキャストできるということは、魚との接触機会を増やせることになり、結果として【釣果に好影響】を与えることになります。
ボトムが取りやすい
スピニングリールでボトムを取るときは、放出されるラインを指で押さえ、とにかくテンションを掛けながら集中してボトムを感知する必要性がありますが、ベイトリールを使うことで、ボトムをいとも簡単に感知することができるようになります。
スピニングリールとは違い、ベイトリールはクラッチを切っている状態であれば自動的にラインが出ていきます。後は風に流されないよう、親指でテンションを掛けつつ沈めていくことで、着底すればライン放出が止まります。着底後はハンドルを回し、クラッチを戻すだけでリトリーブ体制に入ることができるので、非常に楽。
また、ベイトリールはフォール中の魚のアタリを敏感に察知することができ、尚且つハンドルを回すだけでアワセの動作に入ることができますので、貴重なアタリを無駄にせずHITへ持ち込むことが可能となります。
パワーが強い
ベイトリールは構造上、スピニングリールよりパワーが強いです。太いラインを扱いやすいですし、巻き上げのパワーが強いので引き重りのあるメタルジグ、ルアーを扱うことも苦ではなく、そのパワーを活かし、大型青物とのファイトも非常に楽になる。
特に地磯など、根の荒いエリアでのショアジギングでは、如何に魚を素早く浮かせるかが勝負を決めるキーポイントになることが多いです。スピニングリールではパワー不足で根に走られるシチュエーションでも、ベイトリールならゴリ巻きで根から引き離せることになるので、この差は大きなアドバンテージとなること間違いなし!
ベイトリールのデメリット

ショアジギングでベイトリールを使うことで得られるメリットがある反面、当然仇となるデメリットもあるから、これから紹介していくね!
- 飛距離が伸びない
- バックラッシュが致命的
- アクションさせずらい
飛距離が伸びない
ベイトリールはスピニングリールに比べると飛距離が伸びないという致命的な弱点があります。ショアジギングではとにかく青物の回遊がある場所を広く探っていくことが釣果を伸ばす鍵となるので、とにかく少しでも沖へルアーを届けることが大事なんです。
スピニングリールだと100mは飛ぶのに、ベイトリールだと70mぐらいしか飛ばない。この30mの差は非常にマイナスとなり、下手すりゃ隣のアングラーはバンバン釣れてるのに、自分だけ全く釣れない・・・って状況に陥ることも考えられるので、飛距離面においては深く考慮しておくことをオススメします。
バックラッシュが致命的
ベイトリールは、ラインの放出よりもスプールが速く回ってしまうという構造上、どうしてもバックラッシュ(ラインがグチャグチャになる)が起きる可能性を捨てきれません。
特にPEラインをメインに扱う場合、一回のバックラッシュが致命的ダメージとなり、その日の釣りが継続できなくなることも考えられるので、予備のリール、予備のラインを常に所持しておく必要性があります。
スピニングリールだとバックラッシュすることは稀で、仮にライントラブルが起きても簡単に解決できるケースが多いですが、ベイトリールの場合はそういう訳にはいきませんのでご注意を。
アクションさせずらい
慣れの部分が多いかもしれませんが、スピニングタックルに比べると、ベイトタックルは【ロッドアクションがやり難い】というデメリットがあります。
特にこれまでスピニングタックルメインでショアジギングを楽しんできた人は違和感が物凄く、下手すりゃまともにアクションできないことも考えられるので注意して下さい。
ショアジギングにオススメのベイトリール、ベイトロッド
ベイトショアジギングを楽しんでる僕の友人は熱狂的なアブガルシアファンなので、当然ショアジギングロッドもリールもアブで揃えています。実際このタックルセッティングで沢山の青物を釣ってますし、90cmのブリ、ヒラマサを何本も釣り上げてるところを見ています。僕も何度かレンタルし、メジロサイズの青物を3本ほどキャッチすることができました。
ショアジギングではいつもスピニングタックルを使っている僕ですら簡単に扱うことができたタックルセッティングだし、実際青物とやり取りした感じ、スピニングタックルより余裕を持ったファイトとすることができました。ショアジギング用のベイトタックルをお探しの人はどうぞ参考までに。
以上、ショアジギングをベイトリールで楽しむときの色々でした。
ベイトタックルはカッコいい!