今回は、夜に釣りを楽しむ所謂「夜釣り」で注意しておきたいポイントについてのお話。下手すりゃ命に関わることもあるので、夜釣りを楽しもうと目論んでいる人はぜひご一読を。

目次
夜釣りで注意しておきたいことアレコレ

夜釣りを楽しむときに注意しておきたいポイントをまとめておくね!
- 海に落ちないように注意する
- 海面を照らさないように
- 隣の人との距離間
- 道具の破損
- 喋り声にも注意しておく
- 盗難に注意
- 野生動物との接触
- 怖い人に絡まれないように
海に落ちたら大変!足元をよく照らし、転倒しないように注意する
常夜灯の明かりで照らされており、常に明るい場所での釣行であればまだしも、月明かりだけが頼りなほど真っ暗な釣り場では、必ず(比較的高性能な)ヘッドライトを準備しておき、移動時は足元をよく照らし、転倒しないための予防策を取りましょう。
転倒した拍子に海へ落水すれば大変ですからね、下手すりゃ死亡事故に繋がるリスクもあるので、ほんと気をつけて下さい。
ただし、海面をライトで照らすのはNG
ただし、移動時に海面をライトで照らすことだけは止めておきましょう。他に釣り人がいない状況下であれば良いですが、そうでないときは「トラブルの元」となってしまいます。
海面を照らすことで魚が警戒してしまい、結果として釣果に悪影響を及ぼしてしまいますからね、怒られて当然です。現場についてすぐさま「魚いるかな・・・」と海面へライトを照らしている人をたまに見かけますが、立派なマナー違反ですからね、絶対止めておきましょう。
隣の人との距離感を大切にする
特に人で混み合っている人気の釣り場であればあるほど、隣の人との距離感を大切にしておきたいところです。たまに1mほどの隙間へ「よっこいしょ」と何のためらいもなしに割り込んでくる人がいますが、そんな人にだけはならないようにしておきたいですね。
自分が釣りをしたいがために、先に釣りを楽しんでいる人の邪魔になるような行為を行うのは立派なマナー違反ですし、人としてのモラルを疑うレベルの迷惑者です。
混み合っている釣り場で「このスペースならギリギリ入れるかな・・・」って場所があるのなら、両隣の人に【ここ、入らせてもらえますか?】と尋ねるようにし、もし「ダメだよ」と言われたときは、潔く身を引くようにしましょう。
釣り場では、先に釣り座を確保していた人が優先されるという暗黙のルールがありますので、「郷に入れば郷に従え」ではありませんが、ルールを守り、気持ちよく釣りを楽しめるような環境をみんなで作っていきましょう。
マナーを守れない人は、釣りをする資格なし
悲しい思いをしないために。道具の破損に気をつける
夜釣りは昼間に比べ視認性が悪くなることもあり、道具の破損が起こりやすい環境でもあります。特にロッドが破損するリスクが高くなってしまうので、大事な道具を壊さないためにも、注意しておきたいところです。
例えば、頭上に電線があることに気づかずキャストしロッドが折れる、ショックリーダーの結束部をトップガイドに巻き込んでしまい、キャスト時に破損してしまう・・・などですね。
特に近くに民家があるときは、喋り声にも気を使おう
夜中の釣り場で「よっしゃ、◯◯釣れたでー!」と叫んでいる人だったり、大音量で音楽を流しながら釣りをしている人だったり、裏手に民家があるにも関わらず大声で会話をしていたり・・・
一般的なマナーすら守れない釣り人が多く見かけられますが、このページをご覧になっている人たちにはこのような迷惑者がいないことを祈るばかりです。ほんと迷惑ですからね、釣り禁止にされてもおかしくないほどのマナー違反です。
自分の家の近所で、夜中に大声で喋っている人がいたり、音楽を大音量で流している人がいればどう思いますか?警察に通報するレベルでムカつきますよね?
一般的に考えて「迷惑」と思うことはやらないのが大人としてのマナーですので、その辺りを注意した上で釣りを楽しむよう心がけておきたいところです。
一部のマナー違反者のせいで、釣り禁止となる釣り場が増えてきているよ
世の中良い人ばかりではない。盗難に気をつけよう
夜の暗闇に紛れて「しめしめ、釣り道具を盗んでやろう・・・」と考える輩が一定数存在していますので、犯罪者が暗闇に紛れることができる夜釣りだからこそ、盗難に注意しておきましょう。
ちょっと目を話したスキにタックルケースを盗まれたり、クーラーボックスを盗まれることがありますからね。
いきなり襲われるかも!?野生動物に注意

特に山間部に近い釣り場であれば、シカやサル、イノシシやクマなどの野生動物に遭遇してしまうリスクがあります。どの動物も好んで危害を加えようとしてくることはありませんが、出会い頭だったり、こちらが慌てて走り出してしまったり、野生動物が反射的に攻撃してしまうような状況下を作り出してしまうと、襲われてしまうリスクがグンと高くなります。
万が一動物に出くわしてしまったときは、慌てず騒がず、背中を見せないように後退しながら徐々に動物との間合いを広げていきましょう。間違っても大声を出したり、走って逃げたりするのだけは止めて下さいね、反射的に襲われてしまいます。
怖い人たちにも一応注意。絡まれたときは迷わず110番を
僕が住んでる大阪では、以前「釣り人が押されて海に落とされた」というなんとも許しがたい事件が起きました。普通に殺人未遂ですからね、恐ろしいです。
他にも、釣り場に暴走族がたむろしていたり、明らかに危ない人(棒を持って叫びながら走り回ってる人を見たことがあります)がいたり、万が一そのような危ない人に絡まれてしまった場合は、無駄に応戦せず、迷わず110番へ通報しましょう。
最近では、iPhoneの電源ボタンを5回連続で押すと自動的に通報される・・・という便利な仕組みもありますので、危険な目にあったときはiPhoneのボタンをひたすら連打し、危険を回避するのも一つの手です。
以上、夜釣りを楽しむときの注意点まとめでした。
夜の釣りには危険がいっぱい