テトラ帯でアジングを楽しむときの狙い方や注意点について

漁港やゴロタ浜など、アジングを楽しむためのポイントは沢山ありますが、意外と盲点となっているのが【テトラ帯】でのアジングです。「テトラでの釣りは疲れるし危険だし・・・」と、テトラでの釣りに対し拒絶反応を起こしてしまう人が多いようですが、テトラ帯はアジングの超一級ポイントと成り得るポテンシャルを秘めている釣り場なので、ぜひ釣行してみて下さい。特に潮通しの良い沖向きテトラなんて最高ですね。

ただ、テトラ帯でのアジングでコンスタントに釣果を伸ばすためちょっとしたコツがいりますし、漁港内などでのアジングと比べると沢山の危険が潜んでいる傾向にあるため、安全面での配慮も必要です。

 

そこで、このページでは【テトラ帯におけるアジングの狙い方や、注意点】について詳しくお話していこうと思いますので、ぜひ参考までに。

テトラ帯はアジングの好ポイント

テトラ帯での狙い方

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アジングを楽しんでいる人の多くは、足場が良く、アジングの好ポイントとなる「海を照らす常夜灯」があり、快適に釣りができる漁港や堤防でのアジングを楽しんでいるケースが多いですが、テトラ帯でのアジングと、漁港内でのアジングとでは、アジングを楽しむための基本や狙い方が異なりますので、基本的な考え方を少しズラし釣りを展開していくことが大事です。

 

漁港内でアジを狙うときは【常夜灯の周りを狙う】【常夜灯付近の明暗の差を狙う】というのがセオリーであり、基本とされていますが、テトラ帯は【常夜灯がないケース】がほとんどですし、月明かりだけが頼りになるケースがほとんどです。

そのため、アジングでスタンダートとなる「常夜灯を狙う」という戦略が全く通用しなくなりますので【明かりがなく暗い状況下で楽しむ戦略】を組み直さなければいけません。

 

常夜灯があるポイントであれば、【とにかく明るい場所を狙えばアジが釣れる(明かりに小魚やプラントンが集まり、それを捕食するアジも集まってくる)】のですが、明かり一つない真っ暗なテトラ帯では【どこにアジがいるのか分からない】ということになるため、とにかく広く素早く探っていくことが凄く大事な要素となってきます。

アジングテトラ帯の責め方

 

具体的には、同じ場所でひたすらキャストを続け、粘り倒すのではなく、徐々に少しずつ立ち位置を変えて釣りを展開していく、いわゆる【ランガンスタイル】が、テトラ帯での有効策となります。

一度立ち位置を決め、まずは表層から(活性が高いアジは表層に浮いているため)放射線状に探っていきます。また、テトラの際にアジが溜まっていることもあるので見逃してはダメです。(テトラの際ギリギリにキャストし、根掛かりしないよう真っ直ぐ引く)

表層で反応がなければ中層、ボトム付近を探り、それでも反応がなければ50mほど横に移動する。これを繰り返し、アジがいるポイントを探り当てる。これが、テトラ帯での狙い方となります。

アジのいる場所を探し出すなんて苦労しそう・・・一見大変そうに思える釣り方ですが、一度アジが溜まっている場所を見つけることさえできれば「驚くほどの爆釣劇」を味わうことができることもあるため、めげずに広く素早く探っていきましょう。

メモ

暗闇のテトラ帯でアジを釣るには、広く素早く探ることが鍵

外道が良く釣れる

テトラ帯にはアジ以外にも沢山の魚が隠れるように身を潜めていますので、アジングを楽しんでいると「え、こんな魚が釣れるの?」という、嬉しい外道がHITすることも多いです(参考→アジングで釣れる外道まとめ)。中には高級魚とされる魚が釣れることもありますからね。

テトラの際を探るとメバル、ガシラなどの根魚はもちろんのこと、アコウ(キジハタ)のような超嬉しい外道が釣れることがありますし、チヌ(黒鯛)やシーバスも良く釣れます。アジングを楽しんでいるときに限って70cmオーバーのシーバスがHITしますからね・・・安全策として「ランディングツール」を持っていったほうが良いかもしれませんね。

参考→アジングでタモ(ランディングネット)は必要か?

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実はこのページを作成している当日もアジングを楽しんできたのですが、外道として写真のシーバス(セイゴですね)が釣れました。

テトラ帯以外でアジングを楽しむ

テトラでアジングをするときの注意点

注意

  1. テトラ、海への転落
  2. 携帯や財布を落とす
  3. ジグヘッドの巻き込みによる破損

テトラの隙間、海への転落

夜間のテトラ帯は「一寸先は闇」←この言葉が最適なほどは真っ暗で視界は悪く、足元が非常に見辛くなっています。一歩踏み外してしまうと海に落水してしまうことも考えられますし、テトラとテトラの間に転落してしまう危険性もあるため、十分注意しておきたいところです。

海に落ちると流されてしまうリスクもありますし、テトラの間に吸い込まれてしまい、出てこれなくなる可能性も考えられますからね。(テトラの間に吸い込まれてしまうと、奥に奥に押し込まれてしまいます)

 

そのため、テトラの上を歩くときは「滑りにくい専用のスパイク」であったり、最低でもしっかりとしたスニーカーを履き、アジングを楽しむようにしておきたいですね。

昔の話ですが、100均で売っているようなボロサンダルでテトラの上を歩いており、右足のサンダルをテトラの間に落としてしまったことがあります。当然裸足で車に戻るハメになったので、こんなマヌケにならないためにも、足回りの装備は充実させておきましょう。

携帯や財布などを落とす

財布やスマホをポケットに入れておくと、ふとした瞬間(しゃがんだ時など)に落とす可能性が高いです。カバンにしまっておいたり、落として困るものは車内に置いてくるようにしたほうが良いですね。

また、釣れた魚の写真をスマホで撮影するときに落としてしまう人がとても多いので気をつけておきましょう。

 

ちなみに僕は家の鍵を落としてしまい、特殊な鍵だったため1万円ほどの損失になったことがあります。ほんとショック・・・。

ジグヘッドの巻き込みによるロッドの破損

これ、結構多いので要チェックです。

さっきもお話しましたが、テトラ帯ってほんと真っ暗です。ラインに結んでいるワームが全く見えないほど真っ暗なので、巻き上げ時に気づかず巻きすぎてしまい、ガイドへのジグヘッド巻き込みによるガイドの破損リスクがとても高くなってしまいます。

 

ワームやルアーのピックアップ時には細心の注意を払い、ガイドへの巻き込みがないよう意識することをオススメします。

まとめ

ツリイコ君

テトラ帯でアジングするときは放射線状に攻めてみて、反応がなければランガンするのが基本だよ!パターンにハマれば漁港なんかより型の良いアジが連発することもあるから、ぜひ一度狙ってみてね!

でも、テトラには危険がいっぱい潜んでるから、その辺りは十分注意しよう!

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