台風前後の釣りについて【※台風後は釣れるって本当!?など】

夏から秋にかけ、台風が発生する機会が多くなりますが、僕を含め熱狂的な釣りファンは【台風が来ても釣りがしたい】という気持ちが抑えきれないのではないでしょうか?

挙句の果てには「台風接近中は釣れる」「台風後は釣れる」などなど、本来驚異的である災害を、まるで「待ってました」と言わんばかりのテンションで迎えてしまう。

 

そこで今回は、台風前後の釣りの定説(台風前後は魚がよく釣れる?など)や危険性についてを書いていきたいと思うので、「週末台風直撃するけど、釣り行けるかな?」ってコアなアングラーは、ぜひ見てね。

台風来てるのに釣りって・・・

台風前後の釣りに関するアレコレ

台風接近中や、通過後の釣りに関する色々をまとめておくね

  • 直撃時は絶対釣りに行かないように
  • 台風前は魚の活性が高くなることも
  • 台風通過後は思わず場所で大物が狙える

直撃時は絶対釣りに行ってはいけない

大荒れ

まぁ大多数の人は分かってると思うけど、台風直撃時に釣りに出かけることだけは止めときましょう。雨が強いのはもちろんのこと、雷による落雷事故も考えられるし、風に押されて海へ転落する可能性もあります。

波が想像以上に高く、波に攫われ沖へ流されるとまず助かりませんからね。「ちょっとぐらい大丈夫だろ」「俺は大丈夫」みたいな軽いノリで釣行すると命を落としてしまう可能性が高いので、台風直撃時は釣りへ行きたい気持ちをグッと抑え、家で道具のお手入れでもしておきましょう。

 

また、2時間後に台風が直撃だからまだ大丈夫・・・みたいなノリも、止めておいたほうがいいです。「嵐の前の静けさ」という言葉がある通り、台風接近時は嘘のように天気が良いときがあるんだけど、この現象に騙されてはいけません。

自慢できる話じゃないんだけど、僕は過去に「台風直撃まで2時間ぐらいあるし、良い天気だから大丈夫だろ」と軽い気持ちで海へ出かけ、堤防の真ん中で「俺、死ぬかも・・・」って体験をしたことがある。

 

もうね、一瞬です、一瞬。500mほどある堤防の真ん中ぐらいで釣りしてたんですけど、さっきまでのいい天気がまるで幻だったかのように雲に覆われ、いきなり「風速10mはあるんじゃない?」と思えるほどの爆風に。

ほんと焦りましたね、すぐに道具を片付け撤収しましたが、車に着くまで生きた心地がしませんでした。良かった生きてて。

 

このように、台風を舐めてかかるとヒドイ目に合う可能性もあるので、台風直撃時は釣りに行くのは我慢しておきましょう。ほんと死んじゃうかもしれませんからね、ほんとに。

台風前は魚の活性が高くなることも

ハッキリとした理由は分からないんだけど、台風前は「魚の活性が異常に高くなってる」と感じることがよくあります。恐らく気圧の変化や、台風による風が要因の「水温低下」などがそうなってる理由だと思いますが、場合によっては爆釣することもあるので、ぜひ釣行してみて下さい。

まぁ、あまりに風が強いとか、海が荒れてるとか、どれだけ遠くに台風があっても「あ、これは危険だな」と思う節があれば、釣りなんて止めて、釣具屋さんででも時間を潰しちゃいましょう。

台風通過後は思わぬ場所で思わぬ大物が釣れることも

ハマチくん

台風後は海に濁りが入り、水潮になってることも多く、「魚なんて釣れそうにない」って状態が2〜3日ほど続くこともあるんだけど、実は台風通過後は「場合によっては大物が狙える最高のタイミング」だったりもします。

というのも、荒れた海を嫌ったベイトフィッシュが、普段はあまり近づかない湾内や港内に身を潜めるかのように接岸し、そのベイトフィッシュを追って、大型の魚(シーバスとか青物とか)も寄ってくることがあるから。

 

こうなれば、普段は小さいシーバスとかチヌとかアジぐらいしか釣れない港内にも青物が回遊してきたり、ランカーサイズのシーバスが入ってきたり、とにかく釣り人にとって夢のような状況が出来上がることもあるんですね。

ただし、台風後は大量のゴミや流木が海面を覆っていることもあり、こうなればどれだけ沢山の魚がいても釣りをすることはできません(厳密には、できないことはないけど釣りにならないことが多い)ので、台風後の釣りは場所選びとタイミングが非常に重要なファクターになる・・・まぁこんな感じ。

 

以上、台風前後の釣りについてのお話でした。

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