アジも人間同様、食事の時はパクッ!と餌を丸呑みしているようなイメージを持たれている人も多いと思いますが、実はその認識は間違っています。
アジがベイト(餌)を捕食するときは、パクっ!!美味しい!!と食べるのではなく、スポっ!!んんん、美味しい!!って感じで食べているんですね、言葉に表すとなんとなく気持ち悪いですが、まぁこんな感じなんです。
具体的に言うと、パクパク食べているのではなく、ベイトを吸い込むような形で捕食しているってこと。
アジングをしていると【コン!】と明確なアジのアタリを感じることがありますが、このタイミングでアジはワームを吸い込んでいる、もしくは吐き出していることになるので、この【吸い込みバイト(アワセ)】を如何に物にするかが、アジングの釣果を伸ばす最大のキモとなるのです。

アワセが上手くいったときは、アジの上顎にフッキングする

長年アジングを楽しんでいる人はご存知だとは思いますが、アジのアタリは非常に小さいときが多く、アワセのタイミングが凄く難しいです。恐らく釣り人が気付いていないだけで、感じることができないアタリは凄く多いのでしょうね。
また、せっかくフッキングに成功したと思っても、掛かりどころが悪くバラしてしまったり、顎が千切れて(アジは顎が非常に弱い魚です)バレてしまったり、とにかくアワセを上手くしないことにはランディング率が非常に悪くなってしまうのです。
アジのアタリを完璧に捉え、完璧なフッキングに成功したときは、上の写真のように【アジの上顎】へ綺麗にフッキングしますので、フックの掛かりどころを確認し、自分のフッキングが上手くいっているのかどうかを見極めて下さいね。
特に尺以上(30cm以上)のアジの場合、フッキングが上手くいかないとバラしてしまう確率が凄く高くなりますので、常日頃から【完璧にフッキングさせる】ことを意識し、腕を上げていきましょう。
上顎フッキングはアワセ上手の証
アジの活性が低いときこそリトリーブ速度を意識する

巻き速度を調整することで上手くいくことが多いよ
アジは活性が高いときほど強く吸い込み、反対に活性が低くなると「吸い込みが弱くなる」傾向にあります。そのため、活性が低いアジのアタリを完璧に取るのはとても難しく、【アタリはあるけどなかなか乗らない】という状態が続いてしまいます。
このようなときの対策方法ですが、一つの手として【リトリーブ速度】を意識してあげることで解決できることが多いです。
具体的に言うと、リトリーブ速度を極端に遅くして、アジが上手く吸い込めるように持ち込む方法や、反対に【リトリーブ速度を速く】して、リアクション的バイトを誘う方法があります。
「活性が低いのに速く巻くの!?」と思う人も多いでしょうが、実はこれが良く効きます。騙されたと思って、ぜひ一度お試しあれ。
また、アジがワームを吸い込み切れない原因として、使っているジグヘッドが重すぎるってことも考えられます。アタリはあるけど全く乗らない・・・ってときは、ジグヘッドの重さを落としてあげるのも一つの手です。
アジが吸い込みやすいよう工夫しよう
ワームをちょん切るのも一つの手

アジの吸い込みバイトを物にできない理由は「ワームのサイズが大きすぎる」「ワームのテール部分を吸い込んでいる」、この2つが考えられます。
ですので、極端な話「ワームをちょん切ってアジが吸い込みやすくしてあげる」ことで、上手くフッキングへ持ち込めるパターンも多いです。
大事なワームをちょん切るのに抵抗がある人もいるでしょうが、ちょん切ることで釣れるアジがいることも事実なので、方法の一つとして頭の片隅にでも置いておくのはどうでしょうか?
より小さいワームに付け替えるのもアリ
まとめ

アジは吸い込んでベイトを捕食する傾向にあるので、吸い込みバイトを如何に上手くとれるかが、アジングの釣果を最大限に上げるためのキモになるね!
上手くフッキングできないときは、リトリーブ速度を変えてみたり、ワームサイズを小さくするなどして対策してみてね!
アジのアタリをいち早く感知しよう