スピニングリールでのライントラブルを防ぐ6つの対策方法まとめ

今回は、スピニングリールで起こるライントラブルを未然に防ぐための対策方法をまとめてみます。ベイトリールほどの頻度ではないものの、スピニングリールでもライントラブルが頻発することもありますので、スピニングリール使いのアングラーさんはぜひ参考までに。

 スピニングリールだからと言ってトラブルフリーって訳にはいかないよ

スピニングリールでよくあるトラブル事例

スピニングリールでよくあるライントラブルはこんな感じ

こんなトラブルが起こる

  • ラインがほつれてグチャグチャになる
  • ガイドにラインが絡まる
  • キャスト時にラインが切れてしまう
  • スプールの中で絡まってしまう

特にルアーフィッシングで良く使われているPEラインはトラブルメーカーで、場合によっては「その日の釣りが継続できない・・・」ってぐらいのライントラブルを引き起こしてしまう場合も。

近くの釣り場であればまだしも、例えば沖磯や沖堤に渡ってるときにこうなると最悪ですからね、先1週間は暗い気持ちで過ごさなければいけないほどテンション下がりますよ、ほんとに。

 

特に多いのが「ラインがほつれてグチャグチャになってしまう」ライントラブルで、PEラインでこうなってしまうと復旧するのに時間がかかったり、どう足掻いても解けないことも多いです。

このようなライントラブルは釣り人の意識一つで未然に防ぐことができますので、これから紹介する6つの対策方法を試して頂き、ライントラブルになってしまう可能性を少しでも低くしてみて下さい。

メモ

ライントラブルは未然に防ぐことが可能

ラインを巻きすぎない

ライントラブルの多くが「スプールにラインを巻きすぎている」ことで起こっています。各種リールによって糸巻き量が違うので使っているリールの最大糸巻き量を確認して貰いたいのですが、基準よりも多く巻きすぎているときはそれ以下になるようラインをカットしておきましょう。

また、例えばPEライン1号を200m巻けるリールを持っているけど「150mも巻いておけば十分だろ」って人は、無理に200m限界まで巻かず、170〜180mほどに抑えておくとライントラブルが起きる可能性をより低くすることが可能です。

 

自分で糸巻き量を調整できない人は無理に自分で巻くのではなく、釣具店にお願いすることも一つの手です。ほとんどの釣具店で(ラインを購入しさえすれば)無料でラインの糸巻きを受け付けてくれるはずなので、ぜひお願いしてみましょう。

メモ

ラインの巻きすぎはトラブルの元

糸ふけを残したまま巻かない

キャスト後にラインテンションが抜けた状態で巻きはじめてしまうとラインが緩んだ状態でスプールへ巻きついてしまうため、次のキャスト時にラインがグチャグチャにほつれてしまう原因となってしまいます。

キャスト後はすぐに巻き始めるのではなく、ある程度のラインテンションをかけた後巻き始めることで無駄なトラブルを避けることができるので、糸ふけを意識しながら釣りを楽しむのがトラブルを減らすコツ。

 

特にPEラインは風に流されやすいという性質を持っているため、強風時の釣りは注意が必要です。

メモ

糸ふけを残したまま巻いてしまうのはトラブルの元

ラインが切れるときは5〜10mほどカットする

ラインは擦れたり長く使用していると劣化してきますので、先端からラインがプチプチ切れてしまうときは(先端から)5m〜10mほどカットすることで解決できることが多いです。

10mもラインを切るなんて勿体無い・・・って言う人がたまにいますが、キャスト時のラインブレイクでルアーや仕掛けを飛ばしてしまうほうがよっぽど勿体無いですし、切れた仕掛けが他人に当たってしまえば一大事ですからね。

 

無駄なリスクを排除するためににも、特に劣化しやすい先端部分のラインは迷わずカットしちゃいましょう。5回釣行したらカットする・・・みたいな自分ルールを定めておくのも一つの手ですね。

メモ

劣化部分は迷わずカットする

高切れが頻発するときはラインを巻きかえる

キャスト時に意味の分からない部分からラインが切れたり、根掛かりしたときや魚とのファイト時にプツンとラインが切れてしまう所謂「高切れ」が頻発するときは、「ラインの寿命がきた」と考え、すぐにでも巻きかえることをオススメします。

特に魚とのファイト中に高切れしたときのショックは物凄いですからね。海にラインという名のゴミを残してしまうことになりますし、魚に必要以上のダメージを負わせてしまう可能性も高くなってしまいます。

 

ラインは高価なものなので巻き替えを躊躇してしまう気持ちは痛いほど分かりますが、釣りをしている以上無駄なラインブレイクは避けるべきですし、環境を破壊することに繋がるようなライントラブルを避けることはアングラーとしての勤めだとも思っています。

ナイロンラインは頻繁に、フロロカーボンはナイロンほどではないがそこそこの頻度で、PEラインは1年に一回は巻きかえる・・・みたいな自分的ルールを設け、一定期間での巻き替えをオススメします。

メモ

高切れほど悲しいライントラブルはない

ロッドとリールを性能が良いものに買い換える

あまり声を大きく言えないですが、値段の安いロッドやリール、所謂「安物で性能が悪いもの」を使っている場合、ライントラブルが頻発してしまう大きな要因となってしまいます。

僕が釣りを始めたとき、確か5000円ほどのシーバスロッドとリールを買ったのですが、何故かガイドにPEラインが絡まる、キャスト時に絡まる・・・みたいなトラブルが頻発しました。

 

最初は「自分が下手だから・・・」と言い聞かしていましたが、どんどん不信感が募り2万円ほどするロッドとリールに買い替えたんです。すると、それまで頻発していたライントラブルが一切なくなり、今までが嘘のように快適に釣りができるようになりました。

やはり安価で性能がイマイチな道具では様々なトラブルが起こりやすくなってしまうので、あまりにもスピニングリールでのライントラブルが頻発するときは、道具をワンランク上のものに買い換えてみてはどうでしょうか?

メモ

安物買いの銭失いにならないように・・・

特にPEラインは質の良いものを

最近ではリーズナブルな価格帯で発売されているPEラインが増えてきている印象ですが、残念なことにその全てが「素晴らしいもの」とは限りません。名前は挙げませんが、個人的にも【このPEラインだけは2度と使わない・・・】と心に決めているラインも幾つかありますからね。

取り違えてもらいたくないのは、安いもの=ダメなものって訳ではなく、「安いPEラインの中に低クオリティのものが混じっている」って感じですね。できる限り評判の良いラインを探し出し、質の良いPEラインを使うことでライントラブルリスクを抑えることができますので、ラインは慎重に選ぶことをオススメします。

 

ちなみに個人的にはよつあみさんのPEラインを良く使ってます。値段の割に高性能ですし、目立ったライントラブルも少ないのでオススメです。

以上、スピニングリールでライントラブルを抑えるための対策方法まとめでした。

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