今回は、堤防や漁港などではなく「サーフ」で釣りを楽しむときの服装や装備についてのお話。サーフの代表格であるヒラメやマゴチを狙いたい!そんな人は、ぜひ参考までに。

目次
サーフでの釣りで意識したい服装&装備選び

サーフでの釣りは堤防や磯などに比べると「危険が少ない釣り場」というイメージが強いですが、実は思いがけないところに沢山の危険が潜んでおり、甘くみていればいずれ危ない目にあう可能性が高いです。
実際、サーフで釣りをしている最中に沖へ身体を持っていかれ、亡くなった人を知っていますから・・・サーフは安全だ!という思い込みは捨て、安全安心に釣りを楽しむための服装、装備選びを心がけて下さいね!
では、サーフで釣りを楽しむときはどのような服装、装備で挑むのが正解なのか?その辺りについて、簡潔にまとめていこうと思います。
サーフだからと言って油断は禁物!
夏は日焼け、冬は防寒に注意

季節によって服装を変えよう!
サーフでは風や太陽光を避けられる場所が少なく、風をモロに受けたり直射日光を避けられなかったり・・・特に夏と冬のような極端に寒かったり暑かったりする季節は、非常に辛い戦いを強いられます。
そのため、夏は日差しをモロに受けないために半袖ではなく長袖を着用するようにし、頭には必ず帽子を被っておきましょう。帽子がなければ熱中症のリスクが高まりますからね、少しでも直射日光を避けるための工夫が必要です。
冬は言わずともめちゃくちゃ寒いので、長袖は当たり前のこと、防寒性に優れた質の良い防寒着を着用しておくことをオススメします。頭には防寒性に優れたニット帽を被り、足には防寒性の高い靴を履く。
とにかく少しでも寒くなくなるような装備を心がけましょう。
服装選びを間違うと釣りどころじゃなくなるレベルで苦痛な戦いとなる
足元はウェーダーがいいかも
必須ではないですが、サーフで釣りを楽しむときはウェーダーが活躍します。遠浅サーフでは膝ぐらいまで立ち込んで釣りを楽しむ(危険を伴うので、遠くまで立ち込むことは止めておきましょう)こともありますし、風や波が強いときは立っているだけで足元がびちゃびちゃになることがありますからね。
ウェーダーを装備しておくことで濡れずに快適な釣りを楽しむことができますし、ある程度立ち込むことにより他のアングラーより優位な位置で釣りを展開することができるようになります。
ただ、急に深くなっていたり、離岸流により沖へ身体ごと持っていかれるリスクもあるため、単独釣行での立ち込みはなるべく避けておき、安易に立ち込まないようにだけはしておいて下さいね。
ウェーダーを装備しておくことで足元の不快感を取り除くことができる(ただし、夏はめっちゃ暑い)
晴れでも濡れていい格好を

雨の日じゃなくても案外濡れるよ・・・
サーフでは波打ち際に立っているだけで波しぶきが飛んでくることがあり、雨も降っていないのに身体がびちゃびちゃ・・・なんてことがよくあります。
特に強風時や波が高い日はその傾向が強く、普通の服装では濡れたことによる不快感からかストレスのある釣りを展開しなくてはいけないようになるんですよ。夏はいいですが、冬は地獄です。
そのため、晴れの日であっても防水性に長けた服装を意識するか、そもそも水を通さない「レインジャケット」を装備しておくのも一つの手です。少々値は張りますが、GORE−TEX製のレインジャケットがオススメなので、予算に余裕があるのであれば揃えてみてはどうでしょうか?
濡れないための装備を充実させておこう!
サンダルではなく、スパイクシューズがおすすめ

しっかりとした靴を履こう!
何を考えているのか、サーフの釣りで「サンダル」を履いている人を見かけることがよくありますが、サンダルだと砂が入ってきたり、歩く疲労感に倍ほどの差があったり・・・とにかくデメリットばかりが目立ちますので、サーフでの釣りではなるべく「しっかりとした靴」を装備しておくのがベストです。
サンダルだと安全面でも不安がありますからね。
オススメは釣り用に発売されている「スパイクシューズ」ですし、波打ち際で少しだけ立ち込みながら釣りを楽しむのであれば「長靴タイプのスパイク」も便利です。
偏光レンズをお忘れなく

偏光レンズなしはめっちゃ眩しいよ
サーフでは海や砂に反射した光が目を直撃することになり、俗にいう「目が焼ける」症状に悩まされることが多くなるため、【偏光レンズ】の着用をオススメします。
偏光レンズを装備していれば海からの光の反射を無にすることができ、場合によってはベイトフィッシュの有無を目で見て判断することができますし、不本意に飛んできたルアーが目に直撃しないよう、防御力を高める効果もあります。
数万円もする高価な偏光レンズでなくても、3000円ほどで売られている偏光レンズでも十分なので、できる限り装備しておくようにしておきましょう。
ライフジャケット(フローティングベスト)は必ず着用

ライフジャケットは必ず装備しよう
サーフで海に流されることはないでしょ・・・そう考えてしまう人も多いとは思いますが、サーフで想定外の大波に飲まれたり、離岸流に流され一気に沖へ流されたり。そのような危険がないとも言えませんし、実際流されてしまった人もいます。
そのため、必ずライフジャケットかフローティングベストを装備するようにしておき、万が一流されてしまったときの保険をかけておきましょう。浮いていれば多くの場合で助かりますからね、生存率が大きく変わります。
以上、サーフで釣りを楽しむときの服装や装備についてのアレコレでした。
安全に配慮した装備、服装をセレクトしよう!