堤防からシーバスを釣るための攻略法を伝授

このページでは、釣りにおいてある意味メジャーである「堤防」でのシーバスゲームについてお話していきます。堤防からシーバスを釣るには色々コツがあるので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

このページで分かること

  • 狙うべき時期
  • 時間帯について
  • 必ず必要な道具
  • 堤防でのシーバス攻略法4つ

堤防からシーバスを狙う時期について

シーバスは1年中釣れる魚ではありますが、時期によって釣り方が変わることが多いです。その時期に合わせた釣り方をすることが釣果を伸ばす最大のキーポイントになりますので、まずは堤防からシーバスを狙うべき時期についてお話していきます。

 

■冬

水温が極端に下がる冬の季節は、シーバスを含むほとんどの魚の活性が落ち、ルアーフィッシングにおいて非常に厳しい時期であることは間違いありません。

また、冬はシーバスの産卵期も被りますので、より水温が高い深場へと移動していることが多く、捕食行動も必要最低限しか行わないため、ルアーへの反応が頗る悪くなっちゃいます。

 

冬に堤防からシーバスを狙うとなると、【水深があり】、なおかつシーバスが溜まっているポイントを探しだす必要があり、仮にそのようなポイントを見つけたとしても、釣り上げるには相当な忍耐力が必要だと思っておいたほうが良いです。

まぁ基本的に(冬は)オフシーズンなので、堤防からシーバスを釣ることは諦め、メバルなど他のターゲットに切り替えることが本来は望ましいですね、はい。

 

■春

春になると水温も安定しだし、産卵を終えた個体がゾロゾロと浅瀬に集結してきます。産卵後の個体は体力が回復しておらず活性が低く、またやせ細っているシーバスが多いため引き味もそれほど良くありません。

冬に比べると釣りやすくなることは間違いありませんが、夏や秋と比べると・・・って感じですね。

 

春に堤防からシーバスを釣る場合、底が砂地で【バチ抜け】が起こるポイントを探し出すのが手っ取り早いです。

バチ抜けとは、普段は海底にいるバチが産卵のため浮上してくることを指す言葉で、この時期のシーバスは魚ではなくバチをメインベイトにしていることが多く、所謂【バチ抜け専用ルアー】を使うことで、比較的簡単に釣り上げることが可能です。

 

恐らく1年の中で一番簡単にシーバスが釣れる時期なので、特にまだシーバスを釣ったことのない初心者さんは、この時期の堤防からスタートしてみるのもありだと思います。

参考→バチ抜けシーバスの攻略方法

 

■夏

夏になるとイワシなどのベイトが大量に接岸し、そのイワシについたシーバスも同時に接岸してくることになります。時折イワシについたシーバスがアチコチでボイルしている状態を確認することができ、そのような場面に遭遇した場合、もう釣れたも同然です。

 

ただし、水温が上がる夏の時期に堤防からシーバスを狙うとなると、【比較的水深が深く】水温が安定しやすい場所に絞り込む必要があります。

水深が浅いエリアでは水温の上昇が著しくなり、高水温を嫌うシーバスが全く寄り付かないことも考えられるので、まず第一に【水深がある】ということを考慮し、釣行するフィールドを決めるようにして下さい。

 

■秋

シーバスゲームだけではなく、他のルアーフィッシングも同時に最盛期を迎える秋の季節は、堤防釣りに最も適している時期と言えるでしょう。

まず、他の季節に比べて堤防付近に集まってくるベイトフィッシュの数が桁違いです。

 

基本的にベイトフィッシュの数=フィッシュイーターの数と思っておいて間違いなく、要するにベイトフィッシュが多ければ多いほど、シーバスが釣れる可能性は高くなる・・・ってこと。

特に潮通しの良い堤防では入れ食いになる可能性が高いですし、外道としてハマチやカンパチなどの青物が釣れることもあるので、何かと楽しい季節であることは間違いありません。

時間帯について

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シーバスは日中でも夜間でも狙えるターゲットですが、堤防からシーバスを狙う場合に関しては、(どちらかと言えば)日中のほうが良いんじゃないかなー・・・と僕は思ってます。

堤防って常夜灯がなく、夜間だと真っ暗になるんですよね。足元が見えにくいし、躓いて転倒しようものなら海にドボンする危険性も出てくる訳で・・・なんといっても危ないんですよね、ほんとに。

 

夜のほうが難易度が下がりシーバスが釣りやすいのは事実ですが、危険を冒してまで釣りをするのはどうかと思います。

他にもっと安全な場所(川とか漁港とか)がありますので、昼間は堤防でシーバスを狙い、夜は夜で安全な場所に移動する。こんな感じでどうでしょうか?

堤防でのシーバスゲームで必ず必要なもの

用意しておいてねー

  • ライフジャケット
  • タモ

ロッドやリールなど、どう考えても必要なものは除きますが、堤防から釣りをする場合(他の場所でもですが)ライフジャケットとタモ網は必ずと言っていいほど必要なので、準備しておくことをオススメします。

ライフジャケット

シーバス釣りを楽しんでいると分かりますが、ほとんどの人が【ライフジャケットを着用していない】んですよね。

自分は海に落ちないと思ってるのか、落ちても余裕で助かると思ってるのか知りませんが、ライフジャケットなしで海に転落した場合、非常に高確率で命を落とすことになることを分かっておいて下さい。

 

特に堤防のように足場が高く水深があり流れが速い場所の場合、どう藻掻いても助かることはできません。服が水を吸い泳ぐこともできませんし、自力で堤防によじ登ることもできない。

ほんと死んじゃいますよ、ライフジャケットを付けていないと。

 

安いもので十分なので、釣りを趣味として楽しむ場合、必ず手に入れるようにして下さいね。ライフジャケットをケチって買わないのであれば、迷惑なので釣りをすることを諦めたほうがいいですね、ほんとに。

↓僕も使ってます

タモ網

抜き上げられるサイズ(30cm)のシーバスをメインに狙う場合は必要ありませんが、大きなサイズを目標としている場合、タモ網は必ず必要です。

せっかくHITしても上げられなければ意味ないですからね。

 

堤防は足場から水面までの距離が遠いことが多いので、5〜7mほどのタモ網があれば便利です。

堤防からのシーバスゲーム攻略法

堤防からはこう釣る!

  • 堤防キワを狙う
  • 潮目を狙う
  • ブレイクラインを狙う
  • ベイトを見つける

堤防からシーバスを狙う場合、ただなんとなく適当にキャストしているだけではHIT率が極端に下がります。色々考え狙った場所へキャストを繰り返すことでシーバスを釣り上げられる可能性が格段にアップするので、試行錯誤してみて下さい。

堤防のキワを狙う

なんとなく沖に投げたほうが釣れそうな感じがしますが、灯台下暗しという言葉があるように、足元にシーバスが溜まっていることも多いので狙ってみて下さい。

所謂【テクトロ(テクテクトローリング)】ってテクニックですが、足元にルアーを落とし、ロッドを持ったまま横に歩いていくことで堤防際を隈なくチェックしていきます。

 

シーバスが着いてるレンジを探るためにも、中層〜ボトムまでを何度か往復しながら探っていくことで、ガツン!とHITすることが多いです。

特に朝マズメなど、人が少ない時間帯にやるのが効果的なので、ぜひ試してみて下さい。

潮目を狙う

潮の流れがぶつかっていたり、何かしらの変化がある場所では白く帯状の【潮目】ができるのですが、潮目付近はベイトフィッシュがついていることが多く、そのベイトを狙ったシーバスがついていると仮定できます。

特に目ぼしいストラクチャーが少ない防波堤において潮目は数少ない【ピンポイントで狙える好ポイント】なので、狙える範囲に潮目がきたときはぜひ狙ってみて下さい。

 

流れの変化があるところでは、リトリーブに重みを感じたり、ルアーの動きに変化があります。手にとるように分かることが多いので、そのような潮の流れに変化のあるポイントでトゥイッチしてみたり、リトリーブスピードを上げたり・・・

何かしらの小細工をしてあげることで反応するシーバスも多いので、試してみて下さいね。

ブレイクラインを狙う

急激に深くなっている場所(駆け上がり)だったり、船の通り道であるミオ筋だったり。ブレイクラインには沢山のシーバスが着いていて、なおかつ魚の通り道となっていることが多いので狙い目です。

ブレイクラインは目で見て確認できず、狙うことが難しいポイントではありますが、その分他のアングラーから攻めきられていないことも多く、ルアーを通してあげるだけでガツンとHITすることが多いです。

ベイトを見つける

堤防からデイゲームを楽しんでいると、沢山のベイトが入ってくることがあります。

水面がザワツイたり、キラキラ光るのですぐ分かると思いますが、ベイトフィッシュの動向を知ることでシーバスの居場所を把握することに繋がるので、意識して探してみて下さい。

 

特にベイトを食いあげているボイルが頻発するときは狙い目で、ベイトフィッシュの大きさに合わせたルアーを群れの中へ通してやることでガツンとHITすることが多いです。

 

以上、堤防からシーバスを釣るための方法でした。

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