ここでは、シーバスゲームで最も多用するであろうテクニックの一つ「ただ巻き」についてお話していきます。ただ巻きを極めるものはシーバスフィッシングを極める。いや、ほんとに。
目次
シーバスゲームの基本テクニックは【ただ巻き】
ジャークだったりトゥイッチだったりリフトアンドフォールだったり、シーバスゲームにおけるテクニックは数多くあるんだけど、基本的な動作は【ただ巻き】であることを忘れないで下さい。
僕はこれまで数え切れないほどのシーバスを釣ってきてるんだけど、恐らくその半数・・・いや、6〜7割程度は「ただ巻き」でHITに持ち込んでるから、まぁそういうこと。
ただね、「ただ巻き」と聞くと文字通り【ただ巻くだけ】って認識になっちゃう人が多いと思うんだけど(まぁ巻くだけなんだけど・・・)、そんな単純なものではないし、突き止めればこれ以上難しいテクニックってないんじゃ・・・って思うぐらいには難しいものだから、あまり簡単に考えるのは良くないんじゃないかな?って思ってます。
何にせよ、ただ巻きを極めることで釣れてくれるシーバスの数が増えることは間違いない事実だから、今日も明日もフィールドに足を運び、ただ巻きに磨きをかけてもらえればなー・・・って思います、はい。
均一に巻くことが大事
シーバスゲームにおけるタダ巻きのキモとなるのが、【均一に巻く】ということ。
もちろん、ハンドルがブレていたり巻きスピードが一定じゃなくても釣れるときは釣れるんだけど、やはり均一に巻けているときはバイトも多いし、当然HIT率も上がる。
もっと言うと、均一に巻きながらロッドの角度を一定にしておけばなお良し。やっぱりね、ハンドルのブレやロッドのブレがルアーの泳ぎに与える悪影響ってすっごく多いから、如何に自然にルアーを動かすことができるか・・・ってのがキモ。
中には「均一に巻くなんて簡単!」って言う人もいるかもしれませんが、意外と難しいんですよね、一定速度でハンドルを回すのって。思ってるよりリトリーブにムラがでてるものなんですよ、ほんとに。

↑例えばシングルハンドルの場合、ノブが片方にしかついていない関係上、上に巻き上げるときと下に下げるときではハンドルを回すスピードが異なることになります。
上にあげるときはゆっくりになり、下に下げるときは早くなる。
自分的には同一速度でリトリーブしているつもりでも、(少しの誤差であることは間違いありませんが)思ってるよりムラがでてしまってるんですね。
まぁシングルハンドルの特性上仕方ないことなのですが、この辺りを意識するだけでも「ただ巻き」スキルは間違いなく上がってくるので、ぜひ参考までに。

↑ちなみに僕は、リトリーブ主体のシーバスゲームやメバリング、アジングなどでは、ムラを失くすためにダブルハンドルを使ってます。
かなり高価でコストは高くなりますが、予算に余裕のある方はぜひダブルハンドルの魅力を感じてみて下さい。ほんとね、ただ巻きの釣りにおいてはシングルハンドルに戻れないぐらいのメリットがありますので、はい。
夜はゆっくり、昼は速めが基本
シーバスゲームでのただ巻きですが、基本的に夜と昼ではリトリーブ速度を使い分けるという事を意識して下さい。
夜はじっくりルアーを見つけてもらうために「ゆっくりめ」にリトリーブし、昼間はルアーを見切られないよう「速め」にリトリーブする。この考えを軸に釣りを展開して下さい。
ただね、夜は絶対遅く巻く、昼は絶対早く巻く!って先入観を持ってしまえば色々と損することがあるので、あくまで基本であるということを分かった上で色々やってみることが大事。
例えば、ナイトゲームでのゆっくりタダ巻き戦略で全く反応がないときに、敢えてデイゲームのような高速巻きをすることで食いが立つことって結構あります。
たまには基本を覆すような戦略をとることで釣果が上向きになることも珍しいことではないので、固定概念に囚われず、柔軟な考えを持った上でシーバスゲームを楽しむのが釣果を上げるためのキーポイントでもありますね。
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ルアーの動きを破錠させないこと
ルアーにも色々な種類がありますが、ルアー1つ1つに限界スピードというものがあり、例えばあまりにも速いリトリーブだと水面に飛び出してしまったり、反対に遅すぎるリトリーブだと正常な動きを保てないことがあります。
ルアーが本来持つ性能をアングラー自ら無力化してしまうことになるので、使うルアーがどの速さまで耐えることができるのか、どれくらいゆっくりまで対応できるのかを見極め、リトリーブ速度を調整することが大事です。
ルアーの動きが破錠すると、絶対に釣れないまではいかないものの、恐らく絶望に近いレベルの釣果ダウンになるだろうから、ほんと注意しておいたほうが良いと思うよ、はい。
ただ巻きで比較的釣果の上げやすい僕がオススメするルアーを2つ紹介します
僕がメインで使ってる一軍ルアーの中でも、(ただ巻きで)群を抜いて釣果を上げているルアーが2つあるので、ここで紹介しておきます。
まぁシーバスアングラーであれば誰もが知ってるであろう定番ルアーだから新鮮味のクソもないだろうけど、ほんと良く釣れるルアーなんでタックルケースに最低でも1つは入れておきたい業物であることは間違いありません。
デイゲームでは最早敵なし、シーバスが付いているであろうストラクチャーや潮目に向かってキャストし、とにかく早くただ巻きするだけで釣れちゃうデイゲーム最強ルアーです。(夜でも使えるけど)
もうね、何も言うことない、うん。
ローリングベイトは最早エサの領域です。投げて巻くだけでシーバスが狂うようにバイトしてくる。いや、マジで。
デイゲームでも使えないことはないですが、僕の場合はナイトゲームメインで使っています。キャストし、狙いたいレンジまで沈めてからリトリーブを開始する。ただそれだけ。
ローリングベイトの凄いところは、レンジキープ能力が抜群に優れていること。例え初心者であっても希望のレンジを狂いなく引いてくることができるから、かなりイージーもシーバスが釣れちゃうんですね。
ただ、偽物が売られてることもあるのでその辺りは注意して下さいね。
以上、シーバスゲームにおけるタダ巻き戦略の全てでした。