釣ったシーバスは優しくリリースしよう【※生存率を高くするための努力はアングラーの義務】

このページではシーバスゲームでは必要不可欠な【リリース】について色々書いていくので、これから沢山のシーバスを釣り上げるであろうアングラーさんはぜひ参考にして頂ければと思います。

シーバスゲームを楽しむ1人のアングラーとして、優しくリリースしてあげることが大事

特に都市部でのシーバスゲームは、水質が悪い場所「工場地帯や運河など」で楽しむことが多いんだけど、そんな場所で釣ったシーバスはニオイもキツく、とても食べられるものではない場合がほとんど。

なので、リリースすることを前提に「ゲームフィッシング」として楽しんでいる人が多いと思うんだけど、問題なのは【如何に正しくリリースできているか】ということ。

 

ただ何となく逃がすだけだとシーバスに必要以上のダメージを与えてしまうことになり、結果として殺しちゃうことになる可能性も十分にあるから、如何にダメージを与えずにリリースするのか・・・

を考えることがシーバスアングラーの義務だと思うので、その辺りは理解しておいたほうが良いと思います。

手でベタベタ触りすぎない

例えばバス持ちしたり、魚体を素手でベタベタ触ってる人をよく見かけるし、僕も場合によっては魚を(素手で)触ることもあるんだけど、魚の体温と人間の体温は大きく差があるので、あまりに長時間ベタベタ触っちゃうと「低温火傷」的な状態になっちゃうらしい。

当然シーバスへのダメージは大きくなり、リリースした後の生存率に大きく関与してくると思うから、なるべく素手で触ることをせず、フィッシュグリップなどを使い優しく触ってあげることが重要です。

コンクリートに直置きしない

桟橋や草むらであれば大丈夫ですが、(特に熱く熱せられた)コンクリートの上に直置きする行為はシーバスへすっごく大きなダメージを与えることになっちゃうので気をつけて下さい。

釣った後は写真撮影など、色々やりたいことはあるでしょうが、5分も10分も硬いコンクリートの上に放置しておけば間違いなく致命傷を与えてしまうことになるので、やることは即座に済ませ、なるべく短時間でのリリースを心がけるようにしたいですね。

タモに入れてリリースする

釣ったシーバスをリリースするとき、堤防の上から投げ捨てたりしてる人を良く見かけますが、あまりに高い場所から突き落とす行為もまたシーバスの生存率がガクンと下げてしまうし、最悪そのショックで死んでしまうこともある。

なので、リリースするときはどれだけ優しく海へ返してやるのか・・・が重要になってきます。

 

バス持ちやフィッシュグリップで水面に届くのであれば、潮上に対し(シーバスの)顔を上に向け、十分酸素を取り込ませてあげてからリリース。(シーバスが自分で動き出すまで固定しておいてあげる)

海面に手が届かない場合はタモにシーバスを入れ、海面まで連れて行ってあげて下さい。こうすることで落下の衝撃によるダメージを防ぎ、なるべく元気な状態で海へ返してあげることができるのでオススメです。

リリース時の注意点

リリースするときって意外と怪我することが多いので、シーバスへのダメージも去ることながら、自分へのダメージも最小限に抑えられるようにしておくほうが良いです。

以前僕は不注意でフックが指に刺さり、ペンチで指をえぐりながら抜き取った経験があります。ほんとは病院に行くのがベストなんですが、ナブラが立っていてそれどころじゃなかったんです、はい。w

 

フックに気をつけるのはもちろんのこと、シーバスのエラやヒレは非常に刺さりやすく、しかも刺さったときのダメージがほんと大きい(めっちゃ痛いです)ので気をつけて下さい。

リリース後の生存率は?

シーバスくん

シーバスをリリースしたときの生存率ですが、当然「完璧なリリースをした」場合と、「ダメージを与えてしまったリリースをした」場合を比べると、圧倒的に後者のほうが(生存率が)低くなってしまいます。

恐らく、完璧なリリースを心がけていれば生存率は100%に近い水準になると思うんだけど、エラにダメージを与えてしまったり、5分以上も陸揚げしてしてしまった状態だと、恐らく(生存率は)10%以下になることでしょう。

 

要するに、アングラー1人1人の心がけでリリース後の生存率は大吉にも凶にもなっちゃうってこと。この辺りをしっかり意識し、少しでも生存率が高いであろう方法でリリースしてあげることがシーバスアングラーの義務だと思います。

釣ったシーバスが死んでしまった場合

釣ったシーバスが死んでしまった場合、もしくは瀕死に近い状態になった場合、「責任とって持って帰れよ!!」っていう人も多いですが、僕は絶対的にそうだとは思ってません。

もちろん、持ち帰って食べれるのであればソレに越したことはないですが、僕のように都市部(大阪)をメインフィールドにしている場合、食べたくても食べれない魚のほうが圧倒的に多くなっちゃいます。

 

ぶっちゃけ健康面でみても良くないと思うので、シーバスを死なせてしまったからといって無理に食べるのは無謀な挑戦だと思うし、その行動に何の意味もないと思ってます。

それなら自然に返し、他の魚や鳥、動物の餌として活躍してもらうほうが圧倒的にメリットが多いと思います。

 

まぁそんな感じ。

 

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