このページでは、シーバスゲームで使うべき【リール】の選び方についてお話していくので、これからシーバスフィッシングを始めるためのリール選びで迷ってる人や、リールの買い換えで悩んでいる人はぜひ参考までに。
- リールの種類を決める
- サイズ(番手)について
- ドラグ性能は大事!
- 耐久性も考慮するべき
- 重さは重要?
- 価格で大体分かる
- 巻き心地が良いものを
- オススメのリール
- 僕が現在使ってるリール
↓シーバスロッドの選び方はコチラ
目次
スピニングかベイトリールか、リールの種類を決める
リールにはスピニングリールとベイトリールの2種類があり、両者とも全く違った性質を持ってるし、装着できるロッドもそれぞれ違うので、購入時は注意するようにして下さい。
ルアーフィッシングを少しでもかじったことのある人ならご存知でしょうが、リールには【スピニングリール】と【ベイトリール】の2種類があり、買うときは「どちらのタイプにするか」を検討しなくてはなりません。
ざっくりと両者の性能を比較すると、スピニングリールは飛距離が伸び、トラブルが少なくスピード感のある釣りに向いており、ベイトリールはパワーが必要な場面や、ピンポイントでストラクチャーを攻めるときに向いています。
両者ともに特徴があるため、一概に「こっちのタイプがいいよー」と断言することはできないんだけど、個人的には【(特に初心者の間は)スピニングリール一択】だと考えてます。
ベイトリールだとバックラッシュ(ラインがグチャグチャになっちゃう)などのトラブルも多く、初心者が扱うには少し敷居が高いんですね、はい。
僕も(一応)ベイトリールを所有してますが、シーバスゲームにおいては9割以上の釣行でスピニングリールを活用してるので、正直【ベイトリール要らなくね?】って感じ。
まぁ好みにもよるんだけど、スピニングを選ぶことを前提にこれから話を進めていきたいと思います。
リールの大きさ(番手)を決める

リールには使用状況にあわせ細かくタックルセッティングができるよう、様々な「サイズ(番手)」が用意されてます。
あまりに小さいリールだとパワーが足りなかったり、使用するラインの太さが合わなかったりしますし、反対に大きすぎるとパワーが強すぎて面白くなくなったり、細いラインを使えなくなるデメリットがあります。
なので、対象魚(今回であればシーバス)に合わせて番手を調整するのが理想的であり、番手を使い分けることで釣りの幅が広がり、更に楽しい釣りを展開することができるようになります。
では、シーバスゲームで使用するべきリールの大きさはどれくらいなのでしょうか?
シマノ・・・2500〜4000番
ダイワ・・・2000〜3000番
シマノとダイワでは番手による大きさに誤差があるので、使用するメーカーによって番手を調整するようにして下さい。
シマノ製のリールを例に取ると、ランカーサイズ(80cm以上)のシーバスをメインとしたり、メタルジグなど比較的ウエイトの重いルアーをメインに使用する場合は4000番クラスのリール。
港湾部などでアベレージサイズ(60cmまでのシーバス)をメインに狙う場合は、それほどパワーを必要としないため2500〜3000番を選んでおけば間違いないと重います。
ちなみに、別途スプールを単品購入することで1つのリールで番手を使い分けることもできるので、使用環境により色々考慮してみて下さい。
例えば、シマノ2500番クラスのリールだと、3000番のスプールを組み合わせることができます。
ドラグ性能はすっごく重要

ドラグとは、【設定した数値以上の力が加わることにより、自動的にラインを送り出してくれる(放出してくれる)機能】のこと。
例えば、自分が考えているより大きなシーバス(90cmとか)がHITすると、急激に加わる力によりロッドやリールが破損したり、ラインが切れてしまったり、とにかく何かしらのデメリットが生じます。
そんなとき、ドラグを適切に設定しておくことで(必要以上の力が加わったときに)冷静に対処することができ、想像以上の大物がHITしたときもキャッチできる可能性がより高くなる。
また、シーバスはある程度のサイズ(50cm以上)になると引きがとても強くなり、ドラグによるラインの放出がなければバラしの数がとても多くなってしまいます。
そのため、ドラグ性能が良くないリールを使っていると本来釣れていたであろうシーバスを逃してしまうことになり、アングラーとしてはこれ以上ない悲しみを負ってしまうことは間違いありません。
ドラグ性能は基本的に価格と比例してるので、より性能の良いリールが必要なときは、予算を高めに設定し、よりハイクラスなリールを選んでみることをオススメします。
耐久性も考慮するべき
耐久性に関しては【使ってみないと分からない・・・】ものなのですが、基本的には価格が高いもの=耐久性が高いものと考えて間違いないので、あまりに安いリールはシーバスゲームには向いていない・・・と言えますね。
やはりシーバスゲームは海で行う釣りなので、耐久性が低いリールだと1年足らずで使えなくなったり、故障したりする可能性がほんと高いので、(一応)耐久性についても考えておくべきだと僕は思ってます。
重さ(自重)について
最近の主流では【軽ければ軽いほうが良い】って感じになってますが、リールの自重がどれだけ軽かろうと、ロッドとのバランスが取れてなければ、そこに何の意味もありません。
例えば、ロッドが重いのにリールはめっちゃ軽い・・・とか、ロッドがめっちゃ軽いのにリールは凄く重たい・・・とか。
とにかくリール単体での重さを考えるだけだと失敗する可能性が凄く高くなるので、その辺りも考慮したリール選びをするようにして下さいね。
価格について
リールには各社から色々なシリーズがリリースされてるんだけど、当然価格帯もバラバラです。
3000円で買えるリールもあれば、50000円もするリールもあるから、予め【予算】を決めておかないと【迷いに迷って結局どのリールを買えば良いのか分からない・・・・】なんてことになるので、大体でいいから予算を決めておくほうが良いです。
10000円〜20000円のリールを買おう!←まぁこんな感じ。
ただ、一つだけ言えるのが「あまりに安い(5000円とか)リールは止めておいたほうがいいよ」ってこと。
もちろん、安いリールが使えないとか、バカにしてるとか、そんな類のものではなく、「あまりに安い価格帯のリールだと本来あるシーバスゲームの楽しみが半減してしまう」からなんです、はい。
シーバスフィッシングをやる理由って、やっぱり「楽しい」からですよね?漁をする訳でも、魚釣りで生計を立てる訳でもなく、ただ単純に楽しむためにするものです。
性能が良くない(価格の安い)リールを使うと、やはりトラブルは多くなるし、良くはないドラグ性能のせいで釣れていたはずのシーバスをキャッチすることができなかったり・・・とにかくデメリットが多すぎるんですよね。
リールは大事に使えば数年は持つので、趣味として最高にシーバスゲームを楽しみたい人は、少なくてもエントリーモデル(約1万円)以上のものを選ぶようにしたほうが色々捗りますので、参考までに。
巻き心地はすっごく大事

シーバスゲームの基本は「巻きの釣り」なので、巻き心地の良いリールを選ぶことで体力的に楽になったり、リールでシーバスの細かいアタリを取れるようになったり、ファイトをスムーズに行うことができたり・・・
とにかく色々なメリットがあるので、可能な限り巻き心地の良いリールを選んで下さい。
リールの巻き心地を決めるのは「ボールベアリングの数」であって、基本的にはその数が増えれば増えるほど巻き心地が良くなる反面、比例して価格も高くなってしまいます。
また、ボールベアリングの数が増えるということは=「重量も増える」ということになるので、その辺りのバランスは考えておいたほうが良いかもです。
ちなみに、リールによっては「最初はスムーズな巻き心地なのに、2、3回釣行しただけで巻き性能が悪くなってしまう」ものもあるので、注意して下さいね。
シーバスにオススメの比較的安いリール
売り上げランキング: 85,170
売り上げランキング: 34,570
僕の釣り友達数人が使っていて、「価格の割に高性能で超使いやすい!」って評判のリールが、シマノのストラディックシリーズと、ダイワのカルディアシリーズです。
ちなみに僕がシーバスフィッシングを始めたときはダイワのカルディアKIXってリールを使ってました(もう10年以上も前・・・)
両者共、この価格帯では信じられないほど高性能で、ぶっちゃけこれ以上のリールは必要なくね?って感じなので、特にあまりお金をかけたくない初心者の方にオススメできるリールです。
もちろん、中級者、上級者でも満足できる性能であることは間違いありません。
僕が使ってるリール

少し前までは3000番とか4000番のリールでシーバスゲームを楽しんでたんだけど、最近は「小さなリールで大きなシーバスを釣り上げる魅力」にドップリハマり、2500番のツインパワーをメインに使ってます。
言わずともシマノの名機であり、説明する必要がないほど高性能なリールなので、予算に余裕のある人はぜひ選択肢の一つとして考えてみて下さい。
最高のドラグ性能、最高の巻き心地、どの角度からみてもカッコいい見た目。どれを取っても最高です。
以上、【シーバスリールの選び方】でした。