このページでは「ナイトゲーム」におけるシーバス釣りの基本や攻略方法をまとめて書いていくので、主に夜間釣行がメインになる方はどうぞ参考までに。
↓デイゲーム攻略法はここ
- デイゲームとの違いについて
- ゆっくりとタダ巻きするのがキモ
- ナイトゲームで狙うべきレンジ
- ルアーアクションは不要?
- ナイトゲームで使うルアーについて
目次
デイゲームとの違いについて

元々シーバスフィッシングは「夜間に行うもの」として認知されており、デイゲームでのシーバスゲームが主流になり始めたのはつい最近(と言っても10年ぐらい経つかな?)なのです。
なので、デイゲームとナイトゲームではそもそもの釣り方が違うので、その辺りは重々理解しておいたほうが良いと思います。
ただ、ナイトゲームでデイゲームの釣り方をしたり、デイゲームでナイトゲームの釣り方をすれば【絶対釣れない】という訳ではなく、あくまで基本的なテクニックが違う・・・ということ。
頭を堅くし難しく考えすぎると逆に釣果が悪くなっちゃうんで、まぁそんな感じ。
ゆっくりタダ巻きが基本
デイゲームは(どちらかと言うと)素早くリールを巻取り、ルアーを高速で動かすことでリアクションバイトを誘う釣り方が基本ですが、ナイトゲームはその真逆です。
ゆっくりとシーバスへルアーを見せるようにリールを巻くことが重要で、必要以上に早巻きすると目に見えて釣果が下がることが多いのでご注意下さい。
【ゆっくり巻く】と言われてピンとこない人もいるでしょうが、流れと同じスピード、もしくは流れより少し速い程度のスピードで巻いておけば間違いありません。
その日の活性により反応が良い巻きスピード、反応が悪い巻きスピードがあるので、その辺りは現地で調整しながら色々試してみて下さい。
また、デイゲームだと「巻きスピードへ変化をつける(急に速くしてみる)」テクニックがありますが、このテクニックはナイトゲームでも通用します。
一定速度で動くルアーをジッと見ているシーバスが、急にスピードを上げられたことにより反射的に捕食行動にでることがあり、要するにリアクションバイトを狙うテクニックなのですが、場合によってはめちゃ効くことがあるのでぜひ試してみて下さい。
参考→ただ巻きについて
ボトムだけではなく全レンジを意識して釣りをする

日中は光を嫌いボトム(海底)付近に溜まっていたシーバスが、日が落ち光量が少なくなる時間になると活発に全層を動き回るようになります。
デイゲームではボトムメインの釣りになるケースが多いんだけど、ナイトゲームでは表層、中層、ボトム、全てのレンジを狙う必要性があります。
ボイルが出たり、ベイトが表層付近に溜まってる場合は迷わず表層付近を狙うようにし、表層で反応がなければ中層、中層で反応がなければ徐々にボトム狙いに切り替えていく・・・
まぁこんな感じ。
明暗の境目を狙ってみる

夜になると常夜灯や橋の明かりなどで海面にライトが当てられるフィールドもあるでしょうが、このようなポイントでナイトゲームを楽しむ場合、「明暗の境目」を攻めてみて下さい。
光のある場所へプランクトンが集まり、そのプランクトンを捕食している小魚も集まり、そしてその小魚をメインベイトとしてるシーバスも集まってくる・・・明かりの下では僕たちが知り得ない食物連鎖が常時起きているのですね、はい。
プランクトンを捕食している小魚は明かりの下でも活発に行動しますが、(特に大きなサイズの)シーバスは明るい場所と暗い場所の境目(明暗の境)にソッと身を潜め、通りかかる小魚をパクっと捕食しています。
この習性を活かし、明暗の境に上手くルアーを通すことで、凄く効率よくシーバスを狙うことができる・・・ってこと。
明かりのあるポイントは人気があり、常に釣り人がいることが想定されますが、運良く場所が空いてたらぜひぜひ狙ってみて下さいね、きっとすぐに結果を出せるはず。
ただ巻きに時折トゥイッチなどのアクションを織り交ぜると効果的
ナイトゲームでのシーバスフィッシングは「ただ巻き」がメインとなりますが、決してアクションを付けてはいけない訳ではありません。
ただ巻きで反応がないときに、トゥイッチなどのアクションを入れてやることで嘘のように釣果が伸びることも考えられるので、物は試し、釣れないときは色々試しちゃって下さい。
ただし。激しくジャークしたり、何度も何度も連続してアクションを入れたりすることは逆効果になることがほとんどなので、10回巻く度に1回アクションをつける・・・
こんな感じで時折アクションを入れてやることが効果的です。
ナイトゲームでのルアーの選び方
- 表層を攻めるオススメルアー
- 中層メインのオススメルアー
- ボトムを攻めるためのルアー
ナイトゲームでは、表層、中層、ボトム、それぞれのレンジが狙えるルアーを各1つずつ持っていくことが絶対条件です。
その日によって釣れるレンジが違うので、ルアーの種類が偏りすぎると戦略的選択肢が少なくなり、釣果に悪影響を与えることは間違いありません。
表層を狙うためのルアー
ワンダーは全層狙える非常に活躍の幅が広いルアーなのですが、表層を漂わすようにゆっくりリトリーブしてくると非常に良くシーバスを連れてきてくれます。
特にバチ抜けシーズンでは「最強ルアー」と言っても過言ではないので、ぜひ使ってみて下さい。
どこのブログを見ても絶賛されてるエリア10ですが、良いものは良いってことで僕も一軍ルアーとしてケースへ常に入れているルアーの一つです。
凄く良く釣れるし、何より(単価が高いシーバスルアーの中では)1000円を切る非常にリーズナブルな価格設定が嬉しいところですね。
個人的には表層系最強ルアーだと思ってるので、ぜひ最初の1投にお使い下さい。
中層を狙うためのルアー
中層を狙うにはリップの付いたシンキングミノーが有効ですが、シンキングミノーの中で(個人的に)最も実績高いのがジャクソン アスリートです。
僕がシーバス釣りを始めた12年ぐらい前?には既に発売されており、当時もシーバスアングラーから絶賛されてましたし、当然10年以上経ったいまでも多くのアングラーがメインルアーとして活用しています。
持っていて間違いないルアーの一つなので、ぜひ使ってみて下さい。
アスリート同様、昔から人気のあるラッキークラフトのビーフリーズも、ナイトゲームにおける中層戦略に欠かせないルアーの一つです。
もちろん、デイゲームでも使えます。
ボトムを攻めるためのルアー
ボトムを攻めるときは底まで素早く落とすことができ、なおかつレンジキープ能力に優れたルアーが必要なので、バイブレーションをメインに戦略を立ててみて下さい。
中でもレンジバイブは性能、釣果ともに最高のバイブレーションなので参考までに。
もうね、ローリングベイトに関しては何も言うことがありません。巻いてるだけで、ただただ良く釣れるルアーです、はい。
その性能から偽物まで販売されてますので、(特にネットでの購入は)注意して下さいね。
以上、ナイトゲームでのシーバス攻略法でした。