今回は、河川や堤防などでシーバスゲームを楽しむときの【マナー】についてのお話。
残念なことに釣り場には最低限のマナーすら守れない人が多く、中には釣り人のマナー違反により【釣り禁止】となってしまった場所もあるほどです。
正直なところ、最低限のマナーすら守れない釣り人がシーバスゲームを楽しむ資格はないと思っていますので、マナーを守り、みんなが気持ちよく釣りを楽しめる環境作りを目指しましょう!
目次
隙間の狭い場所へ割り込まない
シーバスゲームを楽しんでいて、一番多いな・・・と感じるマナー違反がこれです。
特に人気のあるフィールドには、週末ともなると凄い数の釣り人で溢れかえります。場合によっては、隣の人と1mほどしか間隔がない・・・そんな環境でシーバスゲームを楽しまなくてはならないことも。
そのような、混雑を極める釣り場でシーバス釣りを楽しむときは、必ず【近くで釣りを楽しんでいる人】に許可をとってから、エントリーするようにしておきましょう。
自分の中では「これだけスペースが空いているし大丈夫だろ」と感じるような間隔でも、他の人からすると、「この場所に割り込むなんて、マナー知らずなやつだ」と感じてしまうこともあるでしょうからね。
立ち位置を決め、エントリーするときは近くで釣りをしている人に【ここ、入らせてもらっていいですか?】と許可を取ることで、なんの気兼ねもなくシーバスゲームを楽しむことができますし、要らぬトラブルを回避することもできますからね。
面倒であっても、一声かけてからエントリーするのがマナーです。
なるべくスペースのある場所エントリーするようにし、入れてもらうときは一声かけるのもマナーの一つ
海面をライトで照らさない
夜間に限った話ではありますが、ナイトゲームでのシーバスゲームはヘッドライトを装着して釣りを楽しむことになります。
移動時や仕掛けを組むとき、シーバスが釣れたときにライトがなければどうしようもないですし、様々な危険が伴うため、ライトの装備もシーバスゲームを楽しむ上でのマナーと言えますね。
ただし、ライトを点けるのは仕掛けを作るときや、移動するときなどだけにしておき、釣りをしている最中や、「魚はいないかなー」と、海面をライトで照らすことはマナー違反となりますので、必ず避けるようにしておきましょう。ライトにビックリしたシーバスが警戒し、釣れなくなる可能性も否めませんから・・・。
海面をライトで照らした、照らしてないでトラブルに発展するケースもありますからね、そうならないためにも、しっかりとしたライトルールを覚えておくのが鉄則です。
海面をライトで照らしてしまうと、警戒を抱いたシーバスが釣れなくなってしまう可能性が高い
大声で話すとシーバスの警戒心が高くなる。
友達同士でシーバスゲームを楽しんでいると、楽しさ極まってワイワイ話しながら釣りを楽しむこともあるでしょうが、周りに民家があったり、釣り人がいるときに【大声で話す】行為は立派なマナー違反となるので、騒がす静かに釣りを楽しむのもまた、シーバス釣りを楽しむときのマナーだと言えますね。稀に爆音で音楽を鳴らしながら釣りを楽しんでいる人を見かけることもありますが、言わずとも論外なマナー違反なのでご注意を。
大声で話す行為がマナー違反なのは、周りの民家や釣り人に迷惑をかけることが一番の理由ですが、「シーバスの警戒心が高くなり、釣れにくくなる」というのも一つの理由です。
特に浅瀬に接岸しているシーバスは、釣り人の声がすると逃げたり、警戒して口を使わなくなるケースが多いですからね、その点を見ても、お喋りしながらの釣りは避けておくほうが無難です。
特に、周りに民家があるときは声のボリュームに気を使おう
ラインのカスなど、ゴミを捨てない
ゴミを釣り場に捨てない・・・と言うのは当たり前のルールであり、マナーですが、残念なことにそんな子供でさえ理解している行為を、大人であるシーバスアングラーが犯してしまっているケースが凄く多いです。
コンビニのビニール袋であったり、釣り具のパッケージであったり、ひどいときは要らなくなった竿やリールをそのまま捨てて帰る人もいるぐらいですからね。
また、大きなゴミでなくとも、仕掛けを作った後のラインカスや、使ったワームのポイ捨てが目立ちます。
いくら小さいゴミだと言っても、ポイ捨てはポイ捨てです。今後長く同じ場所でシーバスゲームを楽しみたい・・・そんな気持ちが少しでもあるのなら、ポイ捨ては絶対に止めておき、逆に落ちているゴミを拾って帰る。ぐらいの気持ちでシーバス釣りを楽しんじゃいましょう!
釣り場にゴミを残して帰るなど、本来あってはならない話
明暗の明の部分にルアーを投げ込まない
ナイトゲームでのシーバスゲームは、海面がライトで照らされている【明暗】が狙うべき一つのポイントとなりますが、そのような場所を撃つときは、必ず【明ではなく暗の箇所】にルアーを投げ込むようにするのと、一つのマナーです。
シーバスは、暗の場所に身を潜め、明の場所を通るベイトフィッシュを捕食する傾向にあるため、明の場所へルアーを着水させてしまうと警戒心が高くなり、口を使わなくなってしまうのですよ。
明暗を攻めるときは「明の場所を通り過ぎた暗の部分にルアーを落とす」のが基本的なルールとなるため、特に人が多いフィールドでは、その辺りにも気を使いつつ、シーバスゲームを楽しむようにしておきましょう。
明暗の境目を狙うときは、明ではなく暗の部分にルアーを投げ込むようにしよう
リリースは素早く的確に
シーバスゲームを楽しんでいる人の中には、持ち帰るのではなく「リリース前提」で釣りを楽しんでいる人も多いと思います。
しかし、ダメージを与えてしまったシーバスをリリースしたところで、その後の生存率は極めて低くなってしまう可能性が高いので、「ダメージを与えすぎたな・・・」と感じたときは、なるべくお持ち帰りし、美味しく頂くようにしておきましょう。
写真を撮るために長時間放置する、素手でベタベタ触る、地面に直接置く、このような行為はシーバスへ無駄なダメージを与えてしまうことになるため、釣り上げた後はなるべく早く海へ返してあげるようにして下さいね!
釣り上げたシーバスは、1分以内に素早くリリースすることにしているよ!
以上、シーバスゲームを楽しむときのマナーについてのアレコレでした。