今回は、ボトム付近を回遊しているシーバスを狙うときのお話。
テトラ帯や橋脚などのストラクチャーに居着いているシーバスではなく、ボトム付近を回遊しているシーバスを狙うことになるので、如何に狙い方を知っているか・・・が理想的な釣果を得られるかどうかの境目となりますので、どうぞ参考までに。
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ボトムを回遊しているシーバスを狙う

シーバスゲームと言えば、橋脚や護岸沿い、テトラ帯などの何かしらのストラクチャーをピンポイントで狙うイメージが強いですが、実は沖合を回遊しているシーバスを狙い撃つことでも成立するゲームです。
特にイワシ付きのシーバスは活性が高く、ルアーへも好反応を見せるため非常にアクティブにアタックしてくることが多いです。目の前へルアーを通してやるだけで迷わずガツン!とHITしてきますからね、イワシ付きのシーバスを見つけたときは大チャンス。
で、本題ですが、問題なのがイワシ付きでもなければ上層に浮いてもいないシーバスを狙うときで、つまり【ボトム付近を回遊しているシーバス】を狙うときに如何に口を使わせるのか・・・それが今回の議題です。
ボトムにベッタリなシーバスを狙うとなると、ボトムの地形把握、釣り方(ルアーの動かし方)が大事な要素となるので、次でその辺りについて詳しくお話していきたいと思います。
ボトムにベッタリなシーバスを釣るにはコツがいる
ボトムの地形把握が大事

ボトムの地形を把握しよう
ボトム(底)は真っ直ぐ平になっているほうが珍しく、底にはブレイクライン(駆け上がり)があったり、岩があったり、沈み根(テトラや人間が捨てたゴミ)があったり、とにかく何かしらの変化に富んでいることが多いです。
シーバスはこのような「何かしらの変化」についていることが多く、例えばブレイクラインに沿って回遊していたり、ボトムにある沈み根に身を潜めている傾向にあるので、ボトムの変化をサーチし、特に変化の多い場所を把握しておくことが釣果を伸ばすために重要な要素となります。
しかし、ボトムの地形を目で見て判断することは難しいので、ルアーを使いボトム形状を探っていくことになります。言わずとも変化の多い場所は「根掛かり」してしまう可能性が高いので、わざと針を外し、フックを付けていないルアーで探るのがオススメです。
100均やセット売りで売ってあるメタルジグなんかはボトム形状を探るときに非常に便利なアイテムなので、見つけたときは仕入れておくのも一つの手ですね、1000円以上するルアーでボトム把握するのはリスクが高すぎますから・・・。
針を外したルアーでボトム形状を把握しよう
ルアーはバイブレーションがオススメ

ボトムにいるシーバスを狙うときはバイブレーションを使おう
ボトムにいるシーバスを狙うときは、言わずとも「ルアーをボトムまで沈めなくてはならない」ので、沈下スピードが早く手返しよく攻めることができるバイブレーションを使うのがオススメです。
シンキングミノーやシンペンだとどうしてもボトム着底までの時間が長くなりますし、リトリーブするとすぐに(ボトムから)浮き上がってしまいますからね、ボトム攻略には不向きなルアーだと言わざるを得ません。
個人的にはラッキークラフトからリリースされている「バリッド」や、バスディの「レンジバイブ」を使うことが多いのでぜひ参考までに。
■バスディ レンジバイブ
■ラッキークラフト バリッド
ボトムの釣り方(動かし方)

ただ巻きではなく、フォールで狙うことを意識しよう
ただ巻きではどうしても根掛かりが増えますし、巻き続けていくと(バイブレーションが)底から浮き上がってしまい「ボトムを攻めているつもりが中層を攻めていた」ということになり兼ねませんので注意して下さい。
では、ボトムを攻めるにはどうすればいいのか?一番のオススメは「ストップ&ゴー」です。もちろんリフトアンドフォールでも良いのですが、アクションを付けるのが案外しんどいですし、着底把握が遅れ根掛かりするリスクが高くなってしまいますからね、ストップ&ゴーのほうが難易度が低いですし、よく釣れます。

↑こんな感じで、ただ巻き→ストップ(着底)→ただ巻き→ストップ(着底)で、ボトムから1m以内を細かく探るのがベストです。5回巻いてストップ、10回巻いてストップと、巻数によってバイブレーションの浮き上がりを調整することができるので、色々試してみて下さい。
ボトムを叩き、回遊しているシーバスを狙い撃とう!
以上、シーバスゲームでボトムを狙うときのアレコレでした。
広く探り、ボトムにいるシーバスを狙い撃とう!