ロックフィッシュをルアーで狙うときは、テキサスリグや直リグを使うことが多いですが、そこで疑問に感じるのが「シンカーの重さは何gを使えばいいのか?」ということ。
シンカーの重さはロックフィッシュの釣果を左右する大事な要素のため、適当に決めてしまうと上手くいかないことが多くなってしまいます。そこで今回は、【ロックフィッシュで使うシンカーの重さ】についての基礎知識についてお話していきますので、どうぞ参考までに。

水深によって重さを変えるのが正解

ロックフィッシュのシンカーはどれくらいの重さを使うのが正解なのか?この論争は今も昔も変わらず語られることですが、この結論としては「水深によって使い分けるのが一番」だと言えます。
もう少し言うと潮流やその日の風速、ロックフィッシュの活性も含めたウエイト調整が釣果を分ける大事なポイントとなるため、つまり【ロックフィッシュで使うシンカーの重さはその日その状況にならないと分からない】というのが、答えです。
例えば水深が15mある場所で3gのシンカーを使うと底取りに時間がかかり手返しが悪くなったり、そもそも潮に流され着底させることすらできないかもしれませんよね?
このように、使うシンカーの重さは「適材適所」で決めていくことが大事な要素なので、その辺りを踏まえた上で、色々試行錯誤していきましょう。
フィールドの水深や潮流によって使うべきシンカーの重さが変わる
14gを軸に決めることが多い

14gを基準に、シンカーの重さを決めることが多いよ
ツリイコ編集部では、一つの基準として「14gのシンカーを使う」と決めており、フィールドの水深や潮流、その日の風速によって使う重さを使い分けるようにしています。
ですので、ロックフィッシュ用のシンカーウエイトを揃えるときは、7g、10g、14g、20g、こんな感じで持ち込むことが多いですね。また、根掛かりが多発することを考慮し、できる限り多めに持ち込むことをオススメします。
例えば、水深が10mほどの場所でロックフィッシュを楽しむときは、まず始めに14gのシンカーを投入します。この時点で真っ直ぐボトムに向かって着底したり、フォールスピードが早すぎるな・・・と感じたときは、10g、もしくは7gを投入するようにします。
この理由としては、あまりにも速くフォールするとロックフィッシュの食いが悪くなったり、食わせの間を与えられなくなるからなんです。
ロックフィッシュを狙うときは、フワッとワームを持ち上げ、その後のフォールで食わすことが基準になるため、ここのフォールスピードを調整しないことには釣果が上手く伸びないんですよ。
フワっと持ち上げた後1秒ほどでストンと着底する。これでは食わせの間を作ることが難しくなるため、アクション後3秒〜4秒程度で着底する感じで、シンカーの重さを調整することをオススメします。反対に着底まで時間がかかるときは、シンカーを重たくしてみて下さいね。
シンカーの重さによりロックフィッシュの食いが変わる
浅い場所では3g程度のシンカーを使うことも

あまりにも水深が浅い場所では、ライトロック寄りの釣りを楽しもう
水深が1mとか2mとか、とにかく浅い場所でロックフィッシュゲームを楽しむときは、14gのシンカーでは重たすぎるため、3g〜7g程度のシンカーを使用する【ライトロックゲーム】の考えで釣りを展開することをオススメします。
このようなシャローエリアでは釣れるロックフィッシュのサイズも小さくなる傾向にありますからね、よりライトなタックルで釣りを楽しむほうが何かと有意義なので、ぜひライトロックフィッシュゲームを楽しんで下さいね。
浅い場所では〜30cmまでのロックフィッシュを狙うライトロックゲームを楽しもう
根掛かりの有無によってシンカーを軽くする

重たいシンカーだと根掛かりが多発するよ
ロックフィッシュゲームはどうしても根の荒い場所で釣りを楽しむことになるため、【根掛かり】する可能性が高くなってしまいます。根掛かりが頻発すると時間のロスが勿体無いですし、なにより経済的、環境に悪いですからね、なんとか少しでも根掛かりリスクを低くしたところです。
根掛かりがあまりにも頻発するときは、シンカーの重さが合っていないことが考えられるため、使っているシンカーより一回り軽いものをセレクトしてみましょう。
一般的には、重たいシンカーほど根掛かりが多くなり、軽いシンカーほど根掛かりが少なくなりますからね。ロックフィッシュゲームに付き物な根掛かりを少なくするためにはシンカーの重さの微調整が必ず必要となりますので、ストイックに調整してみて下さいね。
数gの差が根掛かり頻度を大幅に少なくすることも
以上、ロックフィッシュで使うシンカーの重さについてのアレコレでした。
ロックフィッシュゲームでは何gのシンカーを使えばいいの?