今回は、シーバス用ルアーとして最早定番ミノーとされている「ラッキークラフト ビーフリーズ」についてのお話。具体的な使い方や、実際に使用して思ったインプレッションを書き連ねていこうと思うので、ぜひ参考までに。

ビーフリーズの詳細とラインナップ

ビーフリーズは昔からシーバスゲームに活用されているミノーであり、もちろんよく釣れるルアーです。個人的にも、シーバスゲームを始めた10年以上前から愛用しているルアーであり、思い出と共に沢山の釣果をもたらしてくれているルアーで、時間が経った今でも一軍ルアーとしてタックルケースに君臨しています。最早友達。
そんなシーバスミノーとして実績高いビーフリーズには、大きく分けて6種類のラインナップがあります。
- ビーフリーズ65
- ビーフリーズ78
- ビーフリーズ95
- ビーフリーズ100
- ビーフリーズ128
- ビーフリーズ140
この6種類のサイズ別ラインナップのそれぞれに異なるラインナップがあり、フローティング、シンキング、リップの長さによる深度(レンジ)の違いなどなど、様々なシチュエーションに対応し、使い分けができるようになっています。
ザックリ言うと、港湾部などでの使用は「65〜95」、磯や大場所などでの使用は「100〜140」を使う・・・みたいな感じですね。
今回はこのラインナップの中からシーバスゲームで最も凡庸性の高い「ビーフリーズ78」にスポットライトを当てお話していきますので、どうぞ参考までに。カラーラインナップや更なる詳しい情報をお求めの方はラッキークラフト公式サイトへどうぞ。
リップの長さで狙うレンジを調整できる

ビーフリーズはリップの長さにより狙う深度(レンジ)を調整できるようになっており、ビーフリーズ78には3種類のリップ長がラインナップされています。
具体的に言うと「ノーマル」「ロングビル」「ダイブ」の3種類があり、ノーマルが1m〜1.2m、ロングビルが1.5m、ダイブが2.5〜3mのレンジ、このようにレンジ別で攻められるようにラインナップされていますので、釣行するフィールドの水深や狙いたいレンジに合わせ、必要なリップ長をお選び下さい。
一般的には「ノーマル」タイプのリップが使われることが多いので、「ビーフリーズは種類が多すぎてどれを買ったらいいか分からない・・・」という人は、ビーフリーズ78s(リップ=ノーマル)を選んでおけば間違いないとは思います。
《インプレ》飛距離が伸びない分、近距離戦に有効的なルアー

ビーフリーズは・・・というより、このタイプのミノー全般に言えることですが、残念なことにビーフリーズは「飛距離」が伸びない傾向にあります。そのため、どうしても飛距離が必要になるシチュエーションでは「使いにくいルアー」であることは否定できない事実です。
例えば大規模河川でフルキャストしなきゃいけない場面だとか、外洋に面した場所で沖に向かってフルキャストする場面だとか、そんなシチュエーションで使うべきルアーではありませんので、その辺りを認識した上で使っていくのがベストです。そもそも飛距離が必要ならばミノーよりもバイブレーションやシンペンを使うべきですからね。
では、ビーフリーズはどのような場面に使うべきルアーなのか?それは、漁港に停泊している停泊船の際を攻めたり、河川にあるブレイクラインを通す場面だったり、橋脚やテトラ際など、ストラクチャーを撃っていくとき、これがビーフリーズを使うべきタイミングなんじゃないかなーとは思っています。
飛距離がなくてもシーバスがいる場所を狙い撃てる・・・そんな場所へビーフリーズを投入すると・・・ガツン!と引ったくるようにバイトしてきますので、ぜひお試しあれ。
ちなみに、ビーフリーズには「エキストラシンキングモデル」もラインナップされており、簡単に言えば通常のモデルよりも「ウエイトアップ」されているものなので、どうしても飛距離が必要なときはエキストラシンキングをセレクトするのもアリだとは思います。
飛距離が必要な場面ではなく、近距離をピンで撃っていく場面に有効的なルアー
ビーフリーズの使い方

ビーフリーズの使い方ですが、基本的には「リトリーブ(ただ巻き)で使うルアー」だという認識でオッケーです。後は使う時間帯によりリトリーブスピードを変えてやることも大事ですね。
具体的に言うと、ルアーが見切られやすいデイゲーム(昼)にビーフリーズを使うときは「速めのリトリーブ」、もしくはリトリーブの中にリアクション狙いとして「トゥイッチ」を入れてやる、夜(ナイトゲーム)で使うときはゆっくりなリトリーブで長く見せてやる・・・こんな感じでオッケーです。
特にナイトゲームでは「巻いてるだけでシーバスが釣れる」ルアーなので、シーバスゲームを始めたばかりの初心者アングラーでも比較的簡単に使いこなせるとは思いますよ!
ただし、言うまでもなくシーバスがいない場所へ何度投げたところで釣れることはありませんので、ブレイクライン沿いを攻めたり、橋脚やテトラ際などのストラクチャーをピンポイントで狙う・・・みたいな工夫は必要です。
以上、ラッキークラフト「ビーフリーズ」の使い方&インプレでした。
ビーフリーズはシーバスミノー界の定番アイテム