【アジング】アタリはあるけど乗らない(フッキングしない)ときの原因と対策方法について考えてみる

その日、アジのテンションがハイになっており、所謂【活性が高い・・・】そんな状況下であれば、コン!、コンコン!、カツン!と言った明確なアタリが出ることが多いのですが、それなのにも関わらず【アタリがあるんだけど・・・何故かアジが乗らない(HITしない)】という、何とも不可解で不思議な現象に頭を悩まさせられるときがあります。

明確なアタリが頻繁に起きるのであれば、そこに「食い気のあるアジ」いるのは確実ですが、「じゃあ、何故アタリはあるのに乗せることができないのか?」その原因を追求し、解決しないことには上手く釣果を伸ばすことができなくなってしまいますよね。

 

そこで今回は、何度も何度もアジのアタックはあるのに何故かフッキングしない・・・そんな時に考えられる原因や対策方法などについて具体的かつ簡潔にまとめていきたいと思いますので、ぜひご一読下さい。

アジからのアタリはある・・・だが乗らない・・・そんなときは、必ず何かしらの原因があるよ!

アジが乗らない(フッキングしない)理由を考えてみる

考えられる理由

  1. アジではない可能性
  2. ワームのサイズが合っていない
  3. ジグヘッドの大きさ
  4. リトリーブ速度

まず大前提として分かっておきたいのは、「アジからの反応(アタリ)があると言うことは、場所選定は間違っていない」ということ。コンスタントにキャッチできずとも、アジがいる場所へ釣行することはできているのですから、これはこれで良しとするべきです。

アタリはあるのに中々乗らない・・・この状況は、原因を追求し調整していくことで解決できる可能性が高くなりますので、まずは「上手くフッキングさせることができない理由と原因」を推測し、その辛い状況を打破していきましょう。

アジではない魚の可能性

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当然ながら、海にはアジ以外の魚が沢山生息していますので、アタリがあるからと言って「そのアタリがアジ以外の魚」であることも、もちろんある訳です。そのため、アタリはあるけど全く乗らない・・・という状況下では、まず「アジ以外の魚である可能性」を疑ってみることにしましょう。

特に、アジングを楽しむ上で外せないポイントとなっている「常夜灯」周りは、アジ以外にも沢山の魚が集まってきますからね、他の魚(外道)からのアタリが多くなるのも事実です。

 

コン!と明確で分かりやすいアタリが出たときは「アジからのアタリだ」と、疑いもせず釣りを続けてしまいがちですが、そのアタリは小さいシーバスやメバル、フグの可能性もありますからね、早とちりにアジと信じるにはヒントが少なすぎるんですよ(フグの場合はワームが噛みちぎられるため分かりやすいです)

そのため、何度も何度もアタリがでるのに全く乗らない・・・そんなときは、「アジではない他の魚」がワームを突いているかもしれない・・・という推測を立て、いつまで経ってもその状況を改善できないときは場所移動してみるのも一つの手です。アタリが出ている場所を手放すには勇気がいりますが、そんな場所でアジングを続けたところで得られるものは少ないですからね。勇気ある決断が後の好釣果に繋がる可能性は高いので、フットワーク軽く転々と撃っていく場所をズラしていきましょう。

参考→アジングで釣れる外道まとめ

メモ

アジ以外の魚である可能性を考慮しよう

ワームサイズが合っていない

アジング用ワーム

アジング用ワームは、各社から沢山のシリーズがリリースされていますが、それぞれサイズが大きなもの、小さなもの、ズングリムックリなものなど、そのワームサイズにも大きな差が出てきます。(アジは細長いワームを好む性質があるので、細くて長いものがスタンダートだと考えておけばオッケー)

ただ、この「沢山あるワームサイズ」が時に釣果をも左右する大きな原因となり、「ワームサイズが合っていないことによるフッキング率の低下」を招いてしまうことがあるんですよ。

 

アジは吸い込み系の魚であり、要するに「エサをスポッと吸い込むように捕食する魚」なのですが、ワームサイズが合わないと上手く吸い込むことができず、【針まで口に入り込ませることができない】という懸念が生まれてしまいます。要するに、ワームの尻尾部分だけを吸い込んでおり、針まで達していない・・・ということですね。

そのため、アジングを楽しむときはフォルムが長いもの、短いものを複数(できるだけ多く)用意しておき、アジの活性によりワームサイズを調整できるようにしておくことがベストですね。つまり、「アタリはあるけど乗らないときはワームが長すぎるかもしれない」ということです。(1.5インチ〜3インチまでを用意しておく)

メモ

アタリはあるけど乗らない・・・そんなときは、ワームの長さを調整してみよう

ジグヘッドの大きさが釣れない原因となっている

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アジングではジグヘッドとワームを組み合わせることによる所謂「ジグ単」での釣りがスタンダートとなりますが、アジングで使うジグヘッドの重さは「0.2g〜5g程度」までと、かなりの軽量リグを扱うことになります。3g以上のジグヘッドを使うことは稀で、基本的には「0.4g〜1.5g」ほどのジグヘッドを多用することになるため、その辺りのウエイトを細かく用意しておくことをおすすめします。

そして、このジグヘッドの重さがアジの釣果を激減させてしまう要因にもなってしまうため、「アタリはあるのに全く乗らない」そんなときは、使っているジグヘッドが重すぎる・・・という推測を立て、細かく調整していくことが大事な要素となるのです。

 

先程もお話しましたが、アジは「エサを吸い込むように捕食する魚」ですので、ジグヘッドが重すぎると上手く吸い込めない・・・そんな懸念が生まれてしまいます。特にサイズが小さなアジになるほどその傾向が大きく、ほんの0.2gの差が命取りになることも考えられるため、その辺りを考慮しつつジグヘッドの重さを調整していきましょう。

個人的なやり方としては、まずは「1.25g」ほどのジグヘッドから始め、広くアジを探っていきます。この時点でアタリはあるけど乗りが悪いな・・・と感じたときは1g→0.8g→0.6g・・・と試していき、最終的には0.4gまで落とします。(同時にワームサイズも調整していきます)また、0.4g〜1gクラスのリグを扱うにはそれなりの釣り方や仕掛けを用意する必要があるため、その辺りの知識もしっかり詰め込んでおくほうが良いですね。

参考→ジグ単の仕掛けと釣り方まとめ

 

そして、0.4g〜0.6gほどのウエイトに落としても「乗りが悪い・・・」そう感じたときは十中八九【アジのサイズが小さい(豆アジ)】と考えられるため、よりフッキング率を高めるために「アシストフック」の使用を検討します。

サイズが小さなアジが湧いている場合、アシストフックの有無で驚くほど釣果が変わりますからね、必須アイテムです。

アジングのアシストフックについて

メモ

0.2g〜3gほどのジグヘッドを複数揃えておこう

リトリーブ速度(巻きスピード)が合っていない

リトリーブ速度に注意しよう

夜間のアジングでは、ロッドアクションを入れずに釣りを展開する所謂【ただ巻き(→「ただ巻き」でアジを狙う釣り方)】のみでアジを狙う人も少なくないとは思いますが、アタリはあるのに全く乗らない・・・そんなときは「リトリーブスピードが速すぎる」ことが原因と一つとなっていると予測できるため、巻きスピードを調整するのも一つの手です。

例えば、1秒間にハンドル1回転・・・ぐらいのスピードでリトリーブしていたのであれば、2秒に1回転のスピードに落としてみる・・・など、極端な速度変更を試みることでアジの反応を確かめてみます。リトリーブ速度が速すぎてアジが追いきれないていない・・・という仮定の元、色々試してみて下さいね。また、アジは「ただ巻きよりもフォールに好反応を見せる魚」なので、ただ巻きに反応がないときはフォールの釣りに切り替えるのもアリですね。(アジングの基本はフォールです)

参考→フォールでアジを狙うときのやり方

 

また、反対に「リトリーブスピードを速くする」選択肢もある・・・ということも知っておいたほうが良いですね。基本的にアジングは「スローな釣り」が本家ですが、アジの活性が低くフッキング率が悪い・・・そんなときは、リアクション的に口を使わせる!というのも一つのテクニックなのです。

つまり、ワームをエサと誤認させて狙うのではなく、ワームの動きに対しての「反射食い」を狙う方法ですね。所謂「リアクションバイト」ってやつです。アジに限らず魚は急な動きやキビキビとした動きに反応してしまう・・・という性質を持っているため、その傾向を利用しアジを狙う・・・という感じですね。

 

こんなスピードで巻いても大丈夫なの?と不安になるようなリトリーブ速度であっても反応してくれますので、「スローな釣りでは中々上手く釣果に繋げられない・・・」そんなときは、リアクションバイト狙いのアジングを楽しんでいきましょう。

メモ

アタリを上手く乗せれないときは、リトリーブスピードを調整する

まとめ

ツリイコくん

アジのアタリをモノにできないときは、ワームの大きさを変える、ジグヘッドの大きさを変える、リトリーブ速度を速くすることで良い結果を出しやすくなるよ!

まずは【ワームの大きさ】を変え、それでもフッキングしないようならジグヘッド、リトリーブ速度に変化をつけ、更にアジの反応を見るようにするのがオススメだから、ぜひ試してみてね!

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