今回は、メタルジグでメバルを狙うときのお話。メバルと言えばソフトルアー(ワーム)で狙うのが一般的となってますが、時期や時間帯によっては「ワームよりメタルジグのほうが釣れる」ってことがよくあるので、戦略の一つとして知っておいて損はありません。
使用するべきメタルジグの重さ、カラー、使い方(ジグアクション)などについてお話していきますので、どうぞ参考までに。

目次
メバルはワームで釣るもの!は過去の話。メタルジグでメバルを狙ってみよう!
なんとなくメバルは「ジグヘッド+ワームの組み合わせで釣るもの」というイメージが定着していますが、メバルはその見た目からは想像もつかないほど貪欲な魚であり、ルアーへの反応が頗る良い魚でもあるので、メタルジグを含めたハードルアーで狙うことができます。
メタルジグの他にもミノーやバイブレーションなどのプラグで狙うこともできるので、ぜひやってみて下さいね。
しかし、どんな釣りでも言えることですが、「ワームで釣れるタイミング」「メタルジグで釣れるタイミング」があり、要はタイミングを合わせて使い分けることが釣果を伸ばす鍵でもありますので、その辺りを含め、これからお話していきたいと思います。
メバルはメタルジグで釣れる魚だが、使うタイミングが重要
夜でも使える?メタルジグでメバルを狙うときの時間帯や時期
まず、メタルジグでメバルを釣るために適した時間帯は【明るい時間帯】です。メタルジグは、朝まずめや夕まずめの薄明るい時間帯で凄く有効的ですので、ぜひ使ってみて下さい。
こう言うと、【メタルジグは夜に使えない道具】だと認識してしまう人が稀にいますが、決してそうではなく、「夜よりは昼のほうが釣れる可能性が高くなる」って話であり、夜にメタルジグは使えないって話ではありませんので、その辺りを誤解なく。
なぜ夜より昼のほうが釣れやすいのかと言うと、夜の場合は魚が見えている範囲が昼に比べ狭くなり、要するに「動きの大きなメタルジグには反応しずらい、追いきれない」といったことが起こります。ですので、動きがナチュラルなソフトルアーのほうが有利という訳。
反対に昼は視認性がよくなり、ゆっくりと動くソフトルアーでは反応が薄かったり、見切られたりしてしまうので、メタルジグの速い動きで口を使わす所謂「リアクションバイト」を狙う釣りが有利であり、よく釣れます。
■メタルジグでメバルを狙える時期
メバリングシーズンである11月〜5月頃までにかけて、メタルジグでのメバルゲームはその期間中いつでも通用する釣りではありますが、やはりメバルの活性が落ちる「1月〜2月」の時期は反応が悪くなってしまいます。
敢えて時期を限定するとすれば、荒食いをしていたり、活性が高い時期、要するに「11月、12月、3月、4月」がメタルジグでメバルを狙うべき時期だと言えますので、大体の参考までに。
夜よりは昼のほうが釣れ、1月、2月の活性が低くなる時期はソフトルアーでゆっくり攻めるべき
メタルジグの重さはどれくらい?

何グラムのメタルジグを使えばいいの?
メバルをメタルジグで狙うときのウエイトセレクトですが、基本的には「2g〜10g程度まで」と考えておいて下さい。それ以上の重さになるとメタルジグのサイズが大きくなってしまい、メバルの反応が悪くなってしまう恐れがあります。
また、水深、潮の流れの強弱を考慮し、メタルジグの重さを調整するべきです。
例えば水深が2mとか3mのシャローエリアであれば、重たいメタルジグを使うと根掛かりが頻発する可能性が高くなってしまうので、2g〜5g程度のメタルジグ。
逆に水深が深く潮流の速いエリアでは、〜10gの重たいジグを使わなければ底が取れず、手返しも悪くなりますので、できるだけ「重たい目のメタルジグ」を使うことをオススメします。
水深が浅い場所は2g〜5g程度、深い場所では〜10g程度のメタルジグを使ってみよう!
釣果が変わる!?選ぶべきメタルジグのカラー

メバルを釣るためのオススメカラーはなんですか?という疑問についての回答ですが、ぶっちゃけ言うと「答えは誰にも分からない」というのが答えです。
その日の海の濁り具合、時間帯、魚の活性などなど、メバルが反応するカラーはその日によって異なりますので、できるだけ沢山のカラーを揃え、その日の当たりカラーを探るべくカラーローテーションする!ってのが正解です。
敢えて時間帯によってカラー分けするのであれば、昼は「イワシ系のナチュラルカラー」、夜は「暗闇でも目立つグローカラー」が有効的な場合が多いです。
昼にグローカラーで爆釣することもありますし、夜にナチュラルカラーで爆釣することもあるので確実な使い分けではありませんが、大体のカラーセレクト術として参考までに。
夜はグロー系、昼はナチュラル系が基本
メバルをメタルジグで釣るときの使い方(アクション)

メタルジグはこう使う!
メタルジグでメバルを狙うときは、「ただ巻き」「リフトアンドフォール」「軽めのトゥイッチアクション」が基本となります。使用するロッドは「チューブラーティップ」で長さが7〜8ft程度がオススメ。
ソリッドティップロッドでも使えなくはないですが、ティップがロッドアクションを吸収してしまい、思うようにメタルジグを動かせなくなってしまうので、どちらかと言えば「ソリッドティップは向いていない」と言えます。
■ただ巻き
文字通り、ただ巻くだけの使い方です。ただし、何も考えずにただひたすら巻いてくるよりは、食わせのポイントを作るように意識したほうが釣果が伸びるので、色々工夫してみて下さい。
例えば、早巻きでリアクションバイトを狙うとか、ただ巻きの途中で1秒〜3秒程度のストップを入れるとか。そんな感じ。
■リフトアンドフォール
メタルジグの基本アクションの一つ。キャスト後任意のレンジまで沈め、ロッドを上に煽りリフト、その後ロッドのテンションを抜き、ラインスラッグを回収→繰り返し。やり方としてはこんな感じです。
リフトでメバルへアピールし、フォールで食わすイメージなので、フォール中は些細なアタリにも反応できるよう、要集中です。
■軽めのトゥイッチアクション
ロッドをチョン、チョンと操り、メタルジグへ小刻みなアクションをつける使い方です。
チョン、チョン、チョン、と連続アクションをつけるのも効果的ですが、メバルに関してはチョン、チョン、フォール、チョン、チョン、フォール・・・と、合間に【食わせの間】を入れてあげるほうが釣果が伸びる傾向なので、色々試してみて下さい。
オススメのメバル用メタルジグ
最後にメバルを釣るときにオススメなメタルジグを幾つか紹介し、〆たいと思います。
■メジャークラフト ジグパラマイクロ
■ダイワ プリズナー
■ラパラ 五目ジグ
以上、メタルジグでメバルを狙うときのアレコレでした。
メバルはメタルジグでも狙える!