メバリングロッドの長さを決める基準

メバリングロッドも色々あるけど、買うときに迷うことの一つとして「ロッドの長さ」ってのがある。ほんとね、7ftの短いロッドから、9ftの長いロッドまで、沢山の選択肢があるから余計質が悪い。

ただね、それだけ多くの選択肢があるってことは、ロッドの長さによってそれぞれ得られるアドバンテージが違う訳であって、選択を間違うと釣果に直結してしまうようなデリケートなものであることは否めない訳です。

 

そこでこのページでは「メバリングロッドの長さを決める基準」にスポットライトを当てお話していくので、メバルロッドの長さで迷ってる・・・って人はぜひ参考にして頂ければと思います。はい。

長いロッドのメリット

長いロッドの良いところ

  1. ロングキャストできる
  2. 足場が高い場所で有利
  3. 魚をバラしにくい

まずね、長いロッドが良いのか、短いロッドが良いのか?という論争をする前に、それぞれのメリットを知ることで見えてくるものもあるだろうから、その辺りに触れてみることにします。

まずは長いロッドのメリットから。

ロングキャストできる

単純に長いロッドのほうが飛距離が伸びるし、ロッドのシナリを利用した遠投もできちゃうから、「とにかく遠くにリグを届かしたい・・・」って人は9ft以上の長いロッドが有利です。

後ね、メバリングロッドに限り、長いロッドは「フロートリグ」の使用を前提に作られている場合が多いです。例えばメジャクラのクロステージシリーズなんかがそう。

メジャクラ公式

 

ちなみにフロートリグとは、基本的に1g程度の軽量リグを扱うことの多いメバリングに、5g〜20g程度の飛ばしウキを付けることによって超遠投ゲームを可能とするものです。

例えば「Fシステム」なんかがそれにあたりますね。

使い方や改造方法など、シャローフリークでFシステムを組むときの色々を書いてみる

2017.02.17

 

とにかくサーフなどでロングキャストが必要な場面では、「長いロッド」は凄く有利な状況下で釣りができる!って訳です。

足場が高い(悪い)場所で有利

例えば足場の悪い地磯だったり、海面まで5m以上ある堤防だったり、手前数メートルに渡り消波ブロック(テトラ)が入っている場所だったり。

とにかく足場の高い(悪い)場所で釣りをする場合、短いロッドよりは長いロッドのほうがより有利です。

 

理由は単純。例えば手前数メートルに渡りテトラが入っているエリアでメバルを掛けた場合、短いロッドであればあるほど抜き上げ時や、やり取りのときにテトラを交わすことが難しくなってしまいますよね?

要するに、せっかく掛けたメバルをバラしてしまいやすくなる・・・ということ。

 

言葉では伝わりにくかもですが、実際やってみると足場が悪いエリアでのロングロッドの恩恵は凄まじいものなので、メインフィールドが足場が高い、もしくは悪いエリアの場合は、長いロッドに利があると考えておいて間違いないでしょう。

魚とのやり取りが楽

単純にロッドが長い分、メバルの引きを吸収してくれやすくなり、やり取りが幾分楽になります。反対に言うと、引き味が足らず物足りない・・・って人もいるでしょうね。

特に地磯なんかで30cmを超える尺メバルを掛けたときなんかはその効果を身をもって知ることになるでしょう。

 

「小さいメバルなんて眼中にない。ビックなメバルだけでええんや!」って人は、長いロッドを選んだほうが良いですね。

短いロッドのメリット

短いロッドの良いところ

  1. 疲れにくい
  2. 取り回しがいい
  3. ファイトが楽しめる

さて、長いロッドのメリットを知ったところで、次は短いロッドのメリットを見ていきたいと思います。

疲れにくい

これね、ほんとやってみたら分かると思うんだけど、長いロッドと短いロッドを同時間振ったときの疲労感って、すっごい差があるんですよ。

1時間とか2時間ほどの短時間釣行だと分からないんだけど、オールナイトで8時間も10時間もロッドを振り続けていると、その圧倒的な差に驚きますよ、ほんとに。

 

単純にね、長いロッドは自重が重くなり、短くなればなるほど自重が軽くなるから、重さの面で短いロッドに分があるのと、キャスト時の疲労度が全然違うことが、この差を生む理由。

とにかく、楽にメバリングを楽しみたい人は短いロッドを選んだほうが良いですね。

取り回しが良い

サーフやオープンウォーターなエリアだと長いロッドに部があるんですが、小じんまりとした漁港など、それほど飛距離を必要としない小場所であれば、長いロッドより短いロッドに分があります。

僕なんて、漁港内で釣りをするときは6ftのロッドを使ってますからね。短いほうが圧倒的に楽なんです。

 

後、特にメバリング初心者の人はロングロッドよりもショートロッドのほうが扱いやすいことは明確なんで、最初は7ft程度のショートロッドから入門し、徐々に長くしていく・・・ってのも良いかと思います。

ファイトが楽しい

メバルとのファイトを存分に楽しみたい!って人は、ショートロッドを選んだほうが色々捗ると思います。単純に(ファイトが)楽しいですからね。はい。

短い竿でメバルの引きをいなしながら寄せてくる・・・ほんと、生きててよかった・・・と思わされるほど最高の瞬間です。

メバルロッドの長さを決めるには、自分の釣りスタイルを考慮するべし!

メバル

僕の場合の話なんだけど、メバリングを楽しむときはまず「どんなフィールドで釣りをするのか」を考慮し、タックルをセレクトするようにしています。

 

例えば「50m以上の飛距離が欲しい広大なサーフエリア」でメバルを狙うときは、フロートリグの使用を考慮して20gまでを扱える9.3ftのロッドを使います。

まずね、このような広大なエリアの場合、短いロッドだと歯が立たないことは明確なんで、遠投できるタックルセレクトが必要なんです。

 

他には、停留船に付いてるメバルや岸際に付いているメバルをタイトに狙う場合は6ftのロッドで、常夜灯がある中規模な漁港の場合は7ftのスタンダートなロッドを使用するようにしています。

 

このように、自分のメバリングスタイルを明確にすることで自ずと「長いロッドが良いのか、それとも短いロッドが良いのか」の答えが導きだされるので、まずは自分の釣りスタイルを整理し、答えを出してみましょう。

単純に、飛距離が必要なら長いロッド、小場所メインであれば短いロッド。これぐらい簡単に考えるだけでも十分です。

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