メバリングは巻きの釣り(リトリーブの釣り)であることは間違いないのですが、その日その日のメバルの機嫌や活性により、「ワームの動かし方(アクション)」を変えてあげることが釣果を上げるコツです。
メバリングでのワームアクションは大きく分けて3つ!
- 表層リトリーブ
- レンジキープリトリーブ
- ダートアクション
それぞれやり方やコツがあるので、一つずつその方法を見ていきましょう。
表層リトリーブ

メバルって一応「根魚」だから、昼でも夜でもボトム付近にずっといる!と思ってる人も多いみたいだけど、メバルはどちらかというと「中層、表層まで活発に浮いてくる根魚」と思っておいたほうがよいです。
ガシラ(カサゴ)とかだとボトムメインの釣りになっちゃうけど、メバルに関してはボトムに拘る必要は全くないし、むしろ中層、表層を無視してしまえば釣果が激減することもあるから、その辺りは気をつけておいたほうが良いですね!
さて、表層リトリーブですが、このアクションは主に「メバルが表層付近に浮いているとき」に有効な方法です。もしくは水深が浅い(1mとか)エリアでの釣りでも有効。
水面でメバルがライズしているときなど、明らかに「あ、メバルが浮いてる」と感じたときは、迷わず表層リトリーブでの釣りを続けて下さい。
方法としては、単純に「キャスト後すぐにリトリーブを開始する」だけで十分なのですが、あまりに遅いリトリーブ速度では自分が思っているより沈んでしまってることが多いです。
なるべくロッドを立てるように構え、ゆっくり目にリトリーブしてみて下さい。
レンジキープリトリーブ

表層リトリーブとは違い、メバルのいるであろうレンジにワームを落とし込み、そのレンジをキープしながらリトリーブしてくるというアクション方法です。
着水からカウントダウンを行い、5秒のレンジ、10秒のレンジ、15秒のレンジと、自分なりにルールを決め、リトリーブするレンジを決めてみましょう。
ただ、この「レンジキープリトリーブ」、思ってるより難しいです。その日の風や潮によりワームが(思っているより)浮き上がったり沈んだりしてしまうので、状況に合わせたジグヘッドのウエイト選択が必要不可欠となります。
また、メバルは「一定のレンジをリトリーブすること」がほんとに大事。少しでも違和感を感じられると釣果が激減してしまうこともあるから、注意して下さいね。
活性の高いやる気のあるメバルがいる場合、高確率でバイトがあります。アタリがあればそのレンジを何度も何度もリトリーブすることが大事なので、まずは【メバルのいるレンジ】を隈なくチェックして下さい。
ダートアクション

上2つの方法が「横の釣り」なのに対し、このダートアクションは「縦の釣り」になります。
狙いたいレンジまでワームを落とし込み、ロッドをチョンチョンチョン、と3回ほどシャクることでワームをダートさせ、付近にいるメバルに対して強烈なアピールをすることが可能になります。
バイトのタイミングはアクション中ではなく、アクション後のカーブフォール(テンションフォール)中にあることがほとんどなので、フォール中は集中し、しっかりアタリをとるのがコツです。
ただ、このダートアクション。メバルに強烈なアピールができるといったメリットがある反面、アピールが強すぎて「スレやすい」というデメリットがあり、言わば諸刃の剣とも言えます。
同じ場所で釣り続けたい人にはあまり向かないアクションとも言えるので、その辺りを考慮しつつ試してみることをオススメします。
ちなみに、ダートアクションは通常のジグヘッドではなく、ダート専門のジグヘッドを使うようにして下さい。僕がダートアクションで愛用しているのは「デルタマジック」というジグヘッドなので参考までに。
ウエイトは状況により使い分けることを考え、1〜5gまでを揃えておいたほうが良いですよ!
カツイチ(KATSUICHI)デコイ デルタマジック SV-51 6-3/32
メバリングの基本アクションはただ巻き
メバルを釣るためのテクニックはこの他にも沢山あるものの、長年メバリングをやってきて思うのは、【やっぱりメバリングはただ巻きの釣り】だということ。
どれだけ高度なテクニックを駆使しようとも、やはりただ巻きを超えるテクニックには出会ったことがありませんから。
メバリングを始めてすぐは「より高度なテクニック」を身に着けようと努力するものですが、そんなことより「ただ巻きをマスターする」ほうが効率が良いので、まずはレンジキープやレンジ把握能力を身につけるようにし、ただ巻きを極めることをオススメします。
まとめ

メバリングでの代表的なワームアクションは表層リトリーブ、レンジキープリトリーブ、ダートアクションの3つ。この3つさえ覚えておけば困ることはないから、ぜひ覚えておこう!
まぁ、何を言ってもメバリングの基本は「ただ巻き」。無駄に小難しいテクニックを駆使するよりは一定速度でキレイにリトリーブするほうがよっぽど良い釣果を出せるようになるから、まずはただ巻きの釣りをマスターするのが先決だよ!