長年メバリングを楽しんでいる上級アングラーにはとっては当たり前の話なんだけど、メバリングの基本ってやっぱり「ただ巻き」なんです。
もちろん、ダートさせたりフォールさせたりと色々なテクニックを駆使するのはします。でも、最終的に行き着く場所はやっぱりただ巻きであることは間違いないし、ただ巻きが一番釣果を上げる近道であることも間違いない。
僕もアジやガシラ(カサゴ)を専門に狙う場合は、ただ巻きの釣りよりアクションを交えた釣りをすることのほうが圧倒的に多いのですが、メバリングの場合はやはり「ただ巻き」での釣りが多いです。
ただ巻きは思っているより奥が深い
例えばシーバスやショアジギングをしていて、メバリングをやったことがない人と話をすると、「メバリングなんてただ巻きしてればいい超簡単な釣りでしょ?」みたいなコメントをされ、返答に困ることがあります。
もちろん、何も考えずに巻いてるだけで釣れてしまうイージーな側面もありますが、「たかがただ巻き」とは言え極めようと思えばかなり奥が深いことに気がつくはずです。
実際、同じリグをただ巻いてるだけの状態で、上手い人は10匹以上の釣果、あまり上手ではない人は1匹とか2匹とか・・・このぐらい釣果の差が歴然とすることがよくあります。
その理由は単純で、「アレコレ色々考えリトリーブし、メバルが釣れる状況を作り上げてる」人なのか、「何も考えずに巻いていればその内釣れるだろ」って単純な思考で釣りをしている人なのか、その差だけです。
まぁ、言葉だけで伝えるのは難しいのですが、メバリングでのタダ巻き戦略で「これだけは分かっておいたほうがいいんじゃない?」って3つの事実があるので、ここで紹介しておきたいと思います。
「メバルなんてただ巻きするだけで簡単に釣れるって聞いたのに、中々良い釣果を得られない・・・」って人は参考にどうぞ。
- レンジを合わせるのが難しい
- リトリーブスピード
- 均一に巻けているかどうか
レンジを合わせるのが難しい
↑この記事でも書いたんだけど、メバルってレンジを外せば全然釣れないんです。日によっては数十センチの誤差で食いが変わることもあるので、レンジをどれだけキープしながらただ巻きするのか・・・が凄く重要!
なんですが、ただ巻きでのレンジキープって思っているより難しいんです。
自分的には水深3m付近をリトリーブしているつもりなのに、実際は6mラインを引いていた・・・なんてことは良くあることなんで、「なんとなく」でリトリーブするのではなく、レンジを意識した「ただ巻き」を意識することで釣果が目に見えて変わってきますよ。
実際、上手い人はレンジキープ能力がすっごく優れていますので、腕の上達を望む人はまず「レンジキープ能力」を身につけるのが手っ取り早いと思います。
リトリーブスピードにシビア
初心者の人に良く聞かれる質問の中に、「どれくらいのスピードで巻けばいいの?」ってのがあります(ほんと良く聞かれます)が、当然ながら正解はありませんし、その日の状態を知らないことには答えようもない質問です。
ただ、一つだけ言えることは「メバルはリトリーブスピードに案外シビア」ってこと。
マニュアル通りに遅くリトリーブしているときには全く反応がなかったのに、「メバリングでこんなに速く巻くの?」って感じるほどのスピードでリトリーブした瞬間に口を使ってくれる・・・って経験は1度や2度じゃありません。
リトリーブスピードを変えることで他のアングラーに差をつけることも十分考えられるので、基本に囚われず、ときには冒険してみることも釣果を上げる秘訣ですよ。
均一に巻くことが重要
メバルって、しばらくルアーの後ろを着いてきており、あるタイミングで口を使ってくることが多いです。「これはエサなのかなー」って考えに考えた後にバイトしてくるので、無駄な動きは警戒心を高めてしまうことになる可能性が高いです。
なので、急にリトリーブスピードを上げてみたり、ロッドに無駄なアクションをつけることはメバルが口を使わなくなる要因の一つとなってしまうので、できる限り【均一にただ巻きする】ことがより良い釣果を得られる要因の一つです。
ただ、リトリーブ中の不規則なアクションにリアクションバイトしてくるメバルもいますので、その辺りは色々試していくしかないですね。
以上、この3つを考慮しただ巻きすることで釣果をは必然的に上がりますので、ぜひ実践してみて下さいね。思ってるより小さいことが釣れる人と釣れない人を分けているので、とにかく【色々してみる】ことがほんと大事です。