これからメバリングを始める人や、ある程度メバリングに慣れてきた人は、【メバリングではどのラインを使うのがベストなのだろうか・・・】とう壁に、必ずと言っていいほどぶち当たります。
極論を言えば、「全部試したらいいやん・・・」って話ですが、手間や資金を考えると、とても現実的ではありませんよね。
ということでこのページでは、「メバリングで使うべきライン」についての考察や、シュチエーション別の(ラインの)使い分けなど、特に初心者目線でお話していきますので、壁にぶち当たってる人はぜひ参考にして下さいませー
目次
メバリングで使えるラインは3種類
- ナイロンライン
- フロロカーボン
- PEライン
色々混ざってるものとか、主にアジングで使われてるエステルラインとか、まぁ他にもいろんな種類があるんだけど、メバリングで使うとしたらこの3種類だけなんで、この中からどれか一つを選べばOKです。
とは言っても、なんとなくで選んじゃえば色々失敗するだろうから、ライン別の特徴とか、自身の釣りスタイルなんかで使い分けることをオススメします。
ナイロンライン
僕はメバリングでもシーバスでもショアジギングでも・・・とにかくどんな釣りであっても、ナイロンラインは使うことがありません。
理由は嫌いだから。笑
ナイロンラインってね、めっちゃ伸びるんです。ラインが伸びるってことに違和感を感じる人も多いでしょうが、釣りに慣れれば慣れるほど使いにくくなってくる・・・それがナイロンラインです。ほんと、ビヨンビヨン伸びる。
それでいて劣化も早い・・・。
下手すると一回の釣行でダメになっちゃうほど耐久性がないので、僕のような週に3回も5回も釣行しちゃうようなハードアングラーには一切向いていないラインなんですね。
ただ、ナイロンラインは糸馴染みが良いのと、値段が極めて安いこともあり、これからメバリングを始めてみようかなー・・・って人の取っ掛かりとしては非常に優秀だと思います。
失敗しても「買い換えればいっか」ぐらいの値段なので、まずはナイロンラインからスタートしてみるのも有りかもしれませんね。
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フロロカーボン
メバリングで最もスタンダートなラインなのが、「フロロカーボンライン」です。初心者メバリンガーから上級メバリンガーまで、恐らく一番多くの人が使ってるラインじゃないでしょうか?多分だけど。
僕もメバリングを始めた当初はほぼフロロ一択だったし、今でもシュチュエーションにより多用してます。
フロロはナイロンよりも伸びず、(ナイロンに比べると)メバルからの小さいアタリを感じることができます。ライトゲームにおいて「感度」は凄く重要な要素なんで、伸びる伸びないってほんと大事なんです。
それから、比重が重いのでボトムまで沈める釣りにも有利ですね。
それに加え、フロロカーボン最大の特徴と言えるのが、「根ズレの強さ」です。要するに、根に擦ったときに切れやすいか切れにくいかって話しなんだけど、フロロは他のラインに比べるとダントツで「擦れても切れない」ラインです。
根が激しいフィールドだったり、根魚を釣るときには欠かせないラインですね。
ただ、フロロカーボンは非常に巻き癖がつきやすく、初心者の頃は頻発するトラブルに頭を悩ませることになるかもしれません。トレブルレスを目指すのであれば、フロロよりナイロンを巻いたほうが無難!
よりトラブルを少なくするためには、少なくとも釣行1週間前にはスプールへラインを巻いておき、糸を馴染ませてやることで多少はマシになるので参考までに。
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PEライン
メバリングも含むルアーフィッシング全体で見ると、恐らく一番使用されてるのが「PEライン」です。僕はメバリング以外にもシーバスやショアジギングをやるんですが、いずれもPEラインをメインに釣行してます。
ただこのPEライン、非常に弱点が多い。
まず根ズレに弱い。いや、根ズレに弱すぎるんです。ほんと、少し岩にラインが擦っただけで切れますし、なんなら魚のエラに当たっただけでもスパンと切れてしまいます。なんてこったい。
根ズレの弱さを補填するため1mほどショックリーダーを結束することでマシにはなりますが、やはり根をダイレクトに狙う釣りには一切向いてませんね。
後、比重が軽いため「風にめっちゃ弱い」です。風が強い日はラインが流され釣りにならないことも多いので、風がキツイ時期がメインとなるメバリングでは、どちらかというと不利になる場面が多いですね。
それに加え、上記2種類のラインに比べると「値段が高い」ので、お財布事情にも優しくありません。
これだけ見ると【PEラインすっごい無能やん・・・】って思いますが、その一方で沢山のメリットもあるため、大袈裟な言い方をすると【諸刃の剣】だとも言えますね。
PEラインは伸びが全くなく、とにかく感度が良いです。メバルがチョンっと触れただけでも手元にアタリが伝わってくるし、ルアーの動きを手に取るように感じることができるんで、操作性がめちゃくちゃ良いです。
ただ、PEラインはテンションを抜くと途端に感度が悪くなるので、基本的にはテンションを抜かないように意識する必要があります。
後は飛距離が出るとか、引っ張り強度が強いとか、頑張れば1年以上使える耐久性とか、色々なメリットがあるんで、ぜひメバリングでもPEラインを使ってみて下さいね!
ちなみに僕は風の強い日以外は基本的にPEラインで遊んでます。
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自身の釣りスタイルに合わせてラインを使い分ける
- ただ巻きメインの釣り
- アクションを加える釣り
- 根がきつい場所での釣り
まぁ色々書いてきたけど、詰まるところラインの選択なんて「その人次第」って感じです。もう少し言うと「使う条件によって使い分ける」のが正解なので、自分がどのようにメバリングを楽しむのかを考え、ラインを使い分けてもて下さい。
ただ巻きメインの釣り
メバリングでは最もスタンダートな釣り方ですね。レンジを合わせ、ゆーーーーっくりただただ巻いてくるだけ。もうね、そこに活性が高いメバルが入ればほぼ間違いなくアタってきます。
なので、初心者の人はまずは「ただ巻きの釣り」から始めてみて下さい。
ただ巻きの釣りで大事なのは、「如何にレンジをキープするか」ってこと。自分では中層を狙ってるつもりが、どんどんルアーが浮いてしまい、中層ではなく表層を引いていた。
ボトムギリギリを攻めてるつもりなのに、実は中層を巻いていた。
これでは釣れるメバルも釣れなくなってしまうので、そんなアクシデントを防ぐためにも、潮馴染みが良い「フロロカーボン」を使ったほうが良いと言えます。
PEラインじゃ比重が軽すぎて、軽量リグを使うメバリングではどうしても不利になってしまうから、(特に慣れていない初心者の人は)ただ巻きではフロロカーボンラインを使ってみて下さい。
アクションの釣り
僕のようにメバリング歴が10年を超えるようなコアなアングラーの場合、どうしてもただ巻きの釣りでは物足りなくなってくる。ぶっちゃけ、巻くだけで釣るなんて「何が面白いの?」って感じ。
厳密には、釣れれば楽しいんだけど、物足りなさが一歩前にいっちゃう。
なのでアクションをつけた釣り方にどんどんシフトしていく人が多いんですが、アクションをつける釣りでは、伸びの少ない「PEライン」を使うのが一般的です。
ナイロンやフロロでは伸びが邪魔をし、アクションに悪影響を及ぼしちゃうんで、結果釣果にも悪影響がでます。
ただ巻きではなく、ダートアクション、ワインドアクションなど、動きのある釣りをしたい場合、PEラインをセレクトするようにして下さいね!
根がキツイ場所での釣り
メバルは(一応)根魚なんで、根がキツイ場所での釣りを強いられる場面もあるでしょう。そんなときは迷わず【根ズレに強いライン】を使って下さい。
PEラインは論外で、ナイロンもどちらかと言うと論外。もうね、根がきつい場所にルアーを落とし込み、魚を引き釣りだすような釣りを楽しむ場合は、根ズレに強いフロロカーボン一択です。
以前、根が荒い磯で尺メバルを狙っていたとき、「PEでもなんとかなるだろー」と甘い考えで釣行し、せっかく掛かった(恐らく)尺メバルをラインブレイクで2度もバラしてしまうという失態を犯したことがあります。
ラインブレイクは海中にゴミを残すことになるし、魚の口にフックがかかったままになるので、アングラーとしては2流、3流の人がする行為です。
やってしまった僕が言うのもなんですが、根が荒い場所での釣りはラインブレイクに気をつけ、根ズレに強いフロロカーボンラインの使用を徹底して下さいねー!