今回は、マゴチを「サーフ」で狙うときのお話。マゴチと言えば砂!砂と言えばサーフ!ってことで、サーフはマゴチ釣りに最も適した場所なので、その釣り方や使うべきオススメルアーなどについてお話していきます。
より詳しく→マゴチの場所選び完全ガイド

サーフでのマゴチゲームで意識しておきたいこと

日本には、数多くのサーフ(砂浜)があり、その多くの場所でマゴチ釣りを楽しむことができますが、では「どんな場所でもコンスタントにマゴチを釣ることはできるのか?」と問われると、決してそうではありません。
マゴチが釣れやすい地形をしているサーフ、マゴチが好んで生息しているサーフなどなど、マゴチ釣りに適したサーフの条件や釣り方がありますので、その辺りについて詳しく知っておくのが、マゴチゲームでコンスタントに釣果を上げるためのキーポイントとなります。
ここを意識しよう
- 河口絡みのサーフ
- 急深サーフ
- 離岸流を探そう
- サーフでのマゴチの釣り方
- 使うべきオススメルアー
では、それぞれ一つずつ簡潔に見ていきましょう。
よりマゴチが釣れるサーフを探し出そう!
河口絡みのサーフがオススメ

河口があるサーフを狙おう
何の変哲もなく永遠と同じ風景が続いているようなサーフよりは、「河口絡み」のサーフのほうが圧倒的に魚影が濃く、釣果を伸ばせられる傾向にありますので、そのようなポイントへ釣行してみることをオススメします。
河口は常に流れがあり、その周辺は他の場所に比べ底がエグレていたり、何かしらの変化に富んでいることがほとんどです。マゴチなどのフラットフィッシュはそのような「何かしらの変化」に好んで付く傾向にありますので、ここを狙わない手はないでしょう。
また、河口は川から栄養豊富な水が流れ込み、上流からベイト(エサ)が流れてくることもありますし、栄養を求めたベイトフィッシュ(小魚)がどこからともなく寄ってくる傾向にあります。
マゴチはそんなベイトフィッシュを捕食していますので、最早マゴチが集まらない理由がないんですよね、河口絡みのサーフは高狩場となっている訳です。
河口の底は地形の変化に富んでいて、なおかつベイトフィッシュが豊富というマゴチが集まる条件を多く満たしている
急深サーフのほうが良い

急に深くなっているようなサーフがオススメ
マゴチ釣りは、どちらかと言うと「海水浴場のような遠浅のサーフ」よりは、急に深くなっている所謂【急深サーフ】のほうが向いています。遠浅のサーフでは水深が足らずマゴチの魚影が少なくなったり、超遠投が必要になってきますからね。
もちろん、遠浅サーフでもマゴチがよく釣れる好ポイントは沢山ありますが、とにかくマゴチがコンスタントに釣れるサーフを探している!そんな人は、急深サーフを目安に釣行する場所を決めましょう。
なぜ急深サーフのほうがマゴチ釣りに適しているのか?それは、浅い場所から急に深くなる場所である「ブレイクライン(かけあがり)」に沢山のマゴチがつくから。つまり、急に深くなっている場所が海中の「変化」となり、そこに多くの魚がつく・・・そんな感じ。
ブレイクラインの探し方については別ページで詳しくお話していますので、そちらを参考までにどうぞ。
急に深くなっている場所には沢山のマゴチがつく
離岸流を探し出そう

一見何の変哲もなく見える平和なサーフでも、海の中には様々な流れが生じています。有名なのが「離岸流」の存在で、簡単に言うと【岸から沖へ向けて一気に流れている流れ】のことを離岸流と言います。
海水浴中は、流れに乗ると一気に沖へ流されてしまうため危険とされている離岸流ですが、釣りに関しては「これ以上ない魚がいる場所の目印」となりますので、広く代わり映えしないサーフでマゴチの居場所を特定するための情報源として、離岸流を探し出してみましょう。
口で説明するのは難しいですが、慣れてくれば見るだけで離岸流が起きている場所が分かることもありますし、サーファーが沖へ出るための目印を付けてくれていることもあるので、何とか探し出してみて下さい。
離岸流が起きている場所は他の場所に比べ(流れが原因で)地形が変化しており、その変化に多くのマゴチがつきます。また、離岸流が起きている周辺には沢山のベイトフィッシュが集まりますからね、そんな場所にマゴチがいないはずがない!
離岸流はマゴチがいる場所の目印
サーフでの釣り方は「ボトム」を意識すること

マゴチはボトムベッタリに付いていることが多い魚であり、遊泳力に優れている訳でもないのでわざわざルアーを追っかけ中層まで追いかけてくることは滅多にありません。
言うならば「目の前を通ったルアーにだけ反応する」ということなので、マゴチの釣り方としては「ボトムスレスレを引いてくる」のが正解です。あまりに浮かしすぎると途端に釣果が悪くなってしまうのでご注意を。
ただ、ボトムをレンジキープしながら巻いてくるのは想像以上にスキルのいるテクニックなので、より簡単にボトム付近を攻める方法として「ストップ&ゴー」をオススメします。
5〜10回ほどなるべくボトムから浮かせないようにリトリーブし、その後テンションフォールで着底。後はこれを繰り返すだけ。こうすることでボトムから無駄に離すことなくマゴチを狙うことができますし、フォールがアピールとなり釣れることもあるので一石二鳥なんですよ。ぜひやってみて下さい。
サーフでマゴチを釣るときは、ボトムから離さずリトリーブする・・・これが基本
オススメなルアー
最後に、ツリイコ編集部的サーフマゴチゲームにオススメなルアーを紹介しておきます。バイブレーションやミノー、サーフでマゴチを狙うためのルアーは数多くありますが、やはり王道は「シャッドテールワーム+ジグヘッド」の組み合わせだと思っているのでどうぞ参考までに。
■エコギア パワーシャッド
最早シャッドテールワームの定番ですね。ほんとよく釣れるワームです。
■シマノ グランデシャッド
シマノからリリースされているシャッドテールワームです。個人的に凄くオススメなワーム。
■ゼスタ ハイパーヘッドタッチダウン
ジグヘッドは、水深や潮流に合わせて使い分けができるよう、7g〜21g程度までを揃えておくと便利です。ツリイコ編集部的には14gをメインに使い、後は状況を見て合わせていく感じで使うことが多いですね。
自分が好きなワームとジグヘッドで、サーフマゴチを攻略しよう!
以上、サーフでマゴチを狙うときのアレコレでした。
サーフはマゴチ釣りの最も適している場所だよ!