今回は、投げ釣りやチョイ投げ釣りで「鱚(キス)」を狙うときの【水深】についてのお話。何mぐらいあればキス釣りを楽しむことができるの?浅い場所でも大丈夫なの?
そう疑問に感じている人は、ぜひ参考までに。

1mほどの浅い場所でも楽しめる

狙う時期や現場の状況によっても左右されますが、キス釣りは水深が浅い場所であっても成立する釣りです。なんとなく【浅い場所にはキスがいない】そんなイメージを持っている人も多いですが、実は水深が1mを切るような場所で「キスが爆釣した・・・」ということはよくある話なので、浅いからといってその場所を狙わないのは機会損失以外の何者でもありません。
水深が深いからといって釣れるものでもありませんしね、無駄な固定概念は捨て去り、水深が浅い場所であっても果敢に攻める気持ちが大事です。
とはいっても、永遠と100m、200m沖まで1m未満の水深が続くような場所よりは、水深が2〜4mほどある場所のほうがキスの魚影が濃い傾向にあることも確かなので、手前のほうは浅いけど、沖はそこそこ水深がある・・・そのような場所へ釣行するのが理想的ではありますね
キス釣りは水深が1mほどの場所でも楽しむことができる
季節や時期によって狙う水深を変える

水温を考慮し、狙う水深を決めよう
キスは水温によって活動する水深を変える魚であり、水温が暖かくなるとより(産卵の絡みもあり)浅瀬へ接岸してくる傾向にあり、反対に水温が低下すると、安定する深場へ落ちてしまいます。
そのため、釣行する時期によって狙う水深を変えてやるのが釣果を伸ばす鍵となりますので、その辺りを意識しながら、キス釣りを楽しむ水深について考えていきましょう。
参考→キス釣りを楽しめる時期
例えば、水温が上昇する6月〜10月にかけては、水深が1m〜4mぐらいの場所へ釣行する。特に水温が上昇する夏の季節は遠投せずとも波打ち際で沢山のキスが釣れることもあり、初心者にも簡単にキス釣りを楽しめるイージーな釣りを楽しむことができます。
反対に水温が下がる冬の季節はキス釣りのオフシーズンとなり、そこそこ水深があり、キスが溜まっている場所をピンポイント見つけ出さないことには、釣果を上げることが難しくなるでしょう。(越冬ギスといって冬でも浅場に残るキスもいるため、そのような個体を狙うのもアリ)
結論としては、水温が高くなる季節は水深が浅い場所でもキスを狙うことができ、水温の下がる時期はキスが溜まっているであろう深場を攻める。そんな感じですね。
水深が浅い場所に接岸してくる夏〜秋の時期がオススメ
最初は遠浅サーフから始めてみよう

慣れない内は遠浅サーフから始めてみよう
キス釣りを楽しんでいるが中々結果が出ない・・・。これからキス釣りを始める!そんな人は、水深の深い場所よりは、水深の浅い場所が続いている所謂「遠浅サーフ」への釣行がオススメです。
フィールド全体の水深が浅くなるため、言わずとも「水温が高くなる夏〜秋の時期」に釣行するようにして下さいね。
なぜキス釣りに慣れていない人は遠浅サーフへ釣行したほうが良いのか?それは、水深が深い場所では底を取るのが難しくなったり、魚の密集度が低くなりキスの居場所を見つけるのが難しくなったり、抜群の飛距離が必要になったり・・・
深場には、初心者アングラーには少々重荷となる条件が揃いに揃っていますので、余計なことを考えなくても釣果を残せる「水深の浅い場所へ釣行したほうが良いんじゃないかな?」というのが本音です。
ただし、キスの魚影が濃く実績の高い場所への釣行が絶対条件となるため、インターネットや釣具屋さんで情報収集した上で釣行場所を決めるようにして下さいね。
水深が浅い場所のほうが簡単に釣れる
水深よりも、海底の起伏を意識しよう

キスが好む場所を狙い撃とう
キス釣りを始めたばかりの頃は、どうしても「狙う水深」ばかりに目を取られてしまいがちですが、キス釣りで最も意識したい点は水深ではなく、「海底の起伏」なんですよ。
キスは砂浜の底に生息している魚であり、「砂浜であればどのような場所でも沢山釣れる」という印象を持たれがちですが、実は水深が急に深くなっている場所や、藻の生えている場所、何かしらの障害物がある場所・・・などなど、何かしらの変化がある場所を好む傾向があり、より釣果を伸ばそうと思えばそのような【変化を撃っていく】必要があるんですね。
また、キスが好む変化のある場所は、そうでない場所に比べ「大型のキス」が付いている傾向にもありますので、30cm近い大型のキスを狙い撃ちしたいときは、何もないフラットな場所へ投げ込むのではなく、「あそこは大型のキスが潜んでそうだな・・・」そのような仮説を立て、釣りを展開していく気持ちが大事です、
より安定した釣果を望むなら、投げ込む場所にもこだわりを持とう!
以上、キス釣りを楽しむときの「水深」に関するアレコレでした。
キス釣りは水深何mから楽しむことができるの?