今回は、何かと昼に狙うイメージの強いヒラメを「夜の時間帯に狙う」ときのお話。そもそも夜にヒラメを釣ることができるの?夜はどうやって釣るの?使うルアーはワームで大丈夫?
そのような疑問をお持ちの方は、ぜひ参考までに。

目次
夜でもヒラメは釣れる

結論から先にお話すると、ヒラメは「夜にでもルアーで狙える魚」です。昼でも夜でも問題なく釣ることができるため、時間帯問わず、釣りに使う時間があるときは迷わず釣行しちゃいましょう。とにかく釣りに行く・・・これが釣果を伸ばすためにできる最高の方法ですからね。
ただし、ヒラメを釣るときは夜は夜、昼は昼の考え方や釣り方、使うべきルアーセレクトなどなど、時間帯によってアレコレ工夫してあげることが釣果を伸ばすコツとなるため、「夜のヒラメ釣りに関する基本的な考え方」について、考慮していきましょう。
ここを意識しよう
- 夜はボトムから浮いている
- バイブレーションで広く探る
- ワームでももちろんオッケー
- マズメを絡めよう
- 明るい場所はHIT率アップ
上記5つの点をしっかり意識しておけば、夜のヒラメゲームで理想的な釣果を得ることができますので、一つずつ簡潔に見ていきましょう。
ちなみに、昼であろうが夜であろうが、ヒラメの魚影が濃く実績高い場所への釣行が絶対条件となるので、時間帯よりも「釣行する場所」に重きをおいて考えるようにして下さいね。
ヒラメは昼でも夜でも釣れる魚
夜はボトムから浮き上がっていることも多い

ボトムから離れることも多いよ
ヒラメと言えば砂の中に潜り、通りかかる小魚を捕食している・・・そんなイメージが強いですし、そのイメージ通りの魚でもあるのですが、夜の暗い時間帯になると、案外「ボトムから離れて浮いている」ことも多いのです。
表層付近にまで姿を現しボイルしている・・・そんな姿は滅多にお目にかかれるものではありませんが、中層付近まで浮き上がっていることはよくある話なので、その点を考慮しつつ釣りを展開していくことが大事なんですね。
昼の明るい時間帯はボトム付近にいて、夜になると活発に動き出す傾向にある。その点をしっかり意識しておくことで「夜のヒラメを狙うときの戦略」が見えてくるとは思いますので、色々試行錯誤しながら積極的に撃っていく気持ちが大事です。
ヒラメはボトムにいるもの・・・その考えは一度封印しよう
バイブレーションで広く探るのもアリ

ヒラメは夜になるとボトムから浮き上がり、広い範囲を動き回る傾向にあります。そのため、昼のように「ボトム付近をネチネチせておけばオッケー」という考え方では上手くいかないこともあるので、バイブレーションを使い、広く素早く探っていく戦略がオススメです。
バイブレーションは飛距離を出せ、全レンジをキープしながら引いてくることに特化したルアーですからね、広範囲に散らばる魚を狙うのにうってつけなルアーなんですよ。
釣り方は簡単で、キャスト後任意のレンジまで沈め、後は一定スピードで巻いてくるだけ。余計なアクションは不必要で、所謂「ただ巻き」だけでオッケーなので、難しく考えず、投げて巻くを繰り返す。これがナイトヒラメをコンスタントに釣るための基本です。
ツリイコ編集部的オススメバイブレーションは「バスディ レンジバイブ」なので、ぜひ参考までに。
セオリー通りワームでもオッケー

もちろん、ワームでも狙えるよ
夜にヒラメを狙うときはバイブレーションがオススメ・・・そう言いはしましたが、もちろん「ジグヘッド+ワーム」の組み合わせでもナイトヒラメを釣ることはできるので、「バイブレーションは嫌いだからワームで釣りたい」そんな人は、ぜひワームを用いたナイトヒラメゲームを楽しんで下さいね!
ワームは「シャッドテールワーム」がオススメで、ジグヘッドはワームとバランスが取れた14g〜20g程度のものがベストです。(必要な飛距離や水深によってウエイト調整して下さい)
ワームでの釣り方も基本的には「ただ巻き」だけでオッケーですが、ワームはバイブレーションよりもレンジキープ能力が低いため、ただ巻いているだけでは浮き上がりすぎてしまう傾向にあり、狙っているレンジを上手く通せない・・・そんなことが多いです。
そのため、時折「ストップ(ステイ)」を入れてやり、レンジを合わせる動作を入れてやることがオススメなので、ただ巻くだけではなく、「レンジを合わせる」ことを意識しながら釣りを展開してみて下さい。
ツリイコ編集部的、ナイトヒラメゲームでオススメなワームは(デイゲームでもですが)「エコギア パワーシャッド」なので、ぜひ使ってみて下さい。少しでも目立たせるため、カラーは「夜行(グロー)」、サイズはそこそこ大きなものがオススメです。
マズメを絡めた釣行がオススメ

マズメの時間はやっぱり釣れる!
ヒラメに限らずどの魚にも言えることですが、ナイトゲームを楽しむときは「まずめ」を絡めるよう釣行スケジュールを調整するのがオススメです。
例えば夕方から夜間にかけて釣りを楽しむとか、夜中から朝にかけて釣りを楽しむ・・・とか、そんな感じですね。とにかくマズメの時間帯は「朝夕共にヒラメがよく釣れる時間帯」となるため、この時間を外すのは凄く勿体無いですからね、なるべきマズメを意識したスケジュールを立てましょう。
ちなみに、ヒラメがよく釣れる時間帯については別記事で詳しくお話していますので、そちらを参考までにどうぞ。
マズメの時間帯を外すのは凄く勿体無い
明るい場所はHIT率アップ!?

真っ暗な場所よりは明るい場所のほうが良い傾向にあるよ
もちろん、真っ暗な場所でもヒラメを釣ることはできますが、夜はできる限り「明るい場所」を狙ったほうがヒラメがよく釣れる傾向にあります。これは過去の経験上絶対的な法則なので、「明かり」をキーワードに釣行場所を定めましょう。
例えば「常夜灯周り」は非常に優秀なポイントで、常夜灯周りには沢山の小魚が集まり、その小魚を捕食するためにヒラメも集まる・・・そんな素敵なサイクルが成り立っているわけです。
ただ、ヒラメ狙いの定番である「サーフ」には常夜灯がないケースがほとんどなので、そのような夜になると真っ暗になるような場所で釣りを楽しむときは「月明かり」を強く意識してみて下さい。
月が隠れている状態と、満月では、「え、こんなに違う!?」と驚くほど光量に差がありますからね。
満月の日はルアーのシルエットがハッキリするためヒラメが釣れない・・・そのような意見もあるようですが、ツリイコ編集部的な経験談から言わせてもらうと「月明りの眩しい明るい日」のほうがより理想的な釣果を叩き出していることが多いため、「できる限り釣り明かりが眩しい日」の釣行をオススメしています。
ヒラメは目で見て獲物を判別しているから、少しでも視認性の良い「明るい場所」をセレクトしたほうが良い!と推測できますね
以上、夜にヒラメを狙うときのアレコレでした。
夜のヒラメゲームを楽しもう!