今回は、ヒラメを狙うときの「水深」に関するお話。水深が浅い場所でも釣れる?反対に深い場所を狙うことってあるの?そのような点についてお話していきますので、どうぞ参考までに。

ヒラメを狙うときの「水深」の考え方

ヒラメをショアから狙うときの水深ですが、さすがにヒラメの姿が陸から見えるような浅瀬であったり、極端に言えば水深が100m以上ある場所であったり・・・
そのような場所でヒラメを釣るのは非効率で無謀なことなので、大前提としてはショアから届く範囲の「水深1m〜30mぐらい」までの水深を狙うもの・・・と考えておいて下さい。
ヒラメを釣るために最適な場所(参考→ヒラメを釣るときはこんな場所を狙う)である「サーフ」なんかだと、水深5mとか10mぐらいが多いですね。
では、ヒラメを釣るための最も適した水深はどの程度の深さなのか?その辺りについて、簡潔にお話していきたいと思います。
ヒラメ釣りに適した水深を知り、最大限の釣果を手に入れよう!
1mほどあれば十分な場合も

思っているより浅い場所でも釣れるよ
ヒラメ釣りをやったことがない人のイメージとして「なんとなくヒラメはある程度水深が深い場所にいる」と考えている人が多いようですが、実はヒラメは足が付くような浅瀬であっても普通に釣れてくれる魚なんですよ。
水深が50cmしかない・・・そんな極端な場所は厳しいですが、水深が1mほどもあればヒラメの魚影が濃く、ルアーやエサに対しても積極的に口を使ってくるので、「こんな浅い場所にヒラメはいない」そんな先入観は持たずに、ぜひ実釣してみて下さい。
ただし、ずっと100m先まで水深が1mしかないような場所よりは、手前は1mしかないがその先はドンドン深くなっている・・・そのような場所のほうがヒラメの魚影が濃い傾向にあるので、ずっと浅い場所ではなく、沖に行くにつれてドンドン深くなっているような場所を狙うようにして下さいね。
水深が1mぐらいの場所は逆に狙い目
時期によって必要な水深を考える

時期によって生息している水深が異なるよ
ヒラメは一年中同じような場所にいる魚ではなく、時期によって生息場所をコロコロ変えている魚です。そのため、ヒラメがよく釣れる時期、釣れない時期が変わってくるのですよ。(参考→ヒラメを狙う時期について)
時期というより、正しくは「水温」によって生息場所を変えており、ヒラメが好む適水温である15度〜20度ほどの時期は比較的水深が浅い場所に姿を現し、高水温や低水温な時期は、水温が安定する「水深が深い場所」へ落ちる傾向があります。
ですので、春や秋の水温が安定する時期は「水深の浅い場所」でヒラメが狙えますが、夏や冬の時期は水深が10mを超えるような場所で釣りを楽しむ・・・そんな感じです。
水温によるヒラメの居場所を推測し、狙う水深を決めてみよう
水深の変化のある場所を狙う

何かしらの変化がある場所には多くのヒラメが付いているよ
ヒラメを狙うときは何mぐらいの水深がいいのか?これはよく討論されている議題ではありますが、実はヒラメをコンスタントに釣り上げるためには、水深がどれくらいなのか?という点よりも、「水深の変化がある場所」について考えるほうが得策なんですよ。
場所を絞れば水深が何mだろうとヒラメはいるでしょうし、ショアサーフから狙える水深なんてたかだか知れてますからね、水深1m〜20mぐらいあればヒラメは釣れる。そんな認識でオッケーです。
例えば、水深の変化がある「ブレイク」であったり、離岸流により底がえぐられているような場所であったり、河口の流れ込みがあり周りと水深が異なる場所であったり。水深の変化がある場所って、探せば沢山ありますよね?
ヒラメはこのような変化に多く付いていることが多いので、水深が何mあるかよりも、例えば水深が1mから3mに落ち込んでいる・・・そんな場所を探し出し、そこを入念に探る。これがヒラメを釣るための大事な要素となります。
水深が何mある!というよりも、「水深の変化がある場所」を撃っていこう!
以上、ヒラメを狙うときの水深についての考え方でした。
ヒラメが釣れる水深を理解しよう!