今回は、サーフで狙うイメージの強いヒラメを敢えて「磯」から狙うときのお話。条件さえ揃えば磯からヒラメを狙うことができるので、サーフではなく磯からヒラメを釣りたい・・・そんな人はぜひ参考までに。

磯からヒラメを狙うときに意識したいこと

地磯からヒラメを狙うときは、サーフからヒラメを狙うときの意識とはまた違った釣り方や考え方をしなくてはなりません。では、磯からヒラメを狙うときは、どのような点を意識しておかなければならないのでしょうか?
「砂地がある」「潮通しが良い」「ベイトフィッシュが多い」「比較的強めのタックル」「メタルジグで沈み根の近くを攻める」、この5つが意識することで磯ヒラメをゲットすることができる可能性が高くなるので、一つずつ簡潔に見ていきましょう。
条件が揃えば狙って釣れるようにもなるよ
砂地がある地磯をセレクトする

砂がない場所にヒラメはいないよ
地磯は底質が岩礁帯になっていることが多いですが、沖にいけばいくほど「砂地」が広がっている場所もあり、ヒラメを狙うときはそのような「地磯ではあるが(底が)砂地の場所」を選んで釣行する必要性が出てきます。
ヒラメは砂底に身を潜めるように生息している魚なので、砂がない場所には「ヒラメがいない(もしくは個体数が少ない)」可能性が高くなりますからね、必ず砂地が絡む地磯を狙うようにして下さい。
ヒラメは砂地の中の何かしらの変化に付く傾向があるため、砂地の中に沈み根があるような場所であればなお良しです。地磯→砂地→地磯・・・みたいな感じで、磯と磯の間に砂地があるようなポイントは最高ですね。
必ず砂地の絡む地磯を選ぼう
潮通しが良くベイトフィッシュが多い場所

ヒラメが好んで居着く環境を考慮しよう
地磯に限らずどんな釣り場でもそうですが、潮通しがよくヒラメのエサとなるベイトフィッシュが多い場所は、「ヒラメの個体数」が多くなる傾向にあります。逆に潮通しが悪くベイトフィッシュが全く居ない場所には「ヒラメもいない」と言えるので、この点を強く意識しながら釣行する磯を探してみて下さい。
例えば外洋に面した地磯なんかは最高ですね、潮通しがよくベイトフィッシュの回遊もある、そんな場所を見つけたときは、迷わず釣行するようにしておきましょう。
潮通しが良くベイトフィッシュが多い場所には沢山のヒラメが生息している
比較的強めのタックルで

ショアジギングロッドがオススメ
地磯でのヒラメゲームはサーフとは違い、沢山の根を交わしながらピックアップしなければなりません。そのため、ヒラメのHIT後はゴリ巻きで一気に寄せてくる必要性があるため、普段よりも強めのタックルセレクトがオススメです。
パワーの強いヒラメロッド、シーバスロッドでも大丈夫ですが、オススメはライト寄りなショアジギングロッドを使うこと(参考→ショアジギングロッドの選び方)ですね。
また、地磯ではヒラメだけではなくブリなどの青物、ヒラスズキ、大型ロックフィッシュなど、嬉しい外道がHITする確率も高いので、そのようなターゲットがHITしたときに備えるためにも、ショアジギングロッドのようなパワーのある道具を揃えておけば安心です。
地磯では青物やヒラスズキのHITも考慮しておこう
メタルジグでボトム~中層を攻めよう

地磯では、ミノーやワームで狙うよりは「メタルジグ」を使いジャカジャカ攻めていくのがオススメです。ヒラメはボトム付近にいる魚なので、キャスト後必ずボトムまで着底させ、ジャカ、ジャカとロッドアクションをつけながら中層まで巻き上げ、再度ボトムへ落とし繰り返す・・・そんな使い方がオススメです。
もう少しピンポイントでボトムを狙うときは、上図のように2〜3回ほどジャカジャカとメタルジグを浮かせ、テンションフォールで再度沈める・・・このやり方も有効的です。
バイブレーションでボトム付近を狙う方法もありますが、地磯ではどうしても根掛かりが増えますからね。ロストしたときのことを考えると、コストの高いバイブレーションで攻めるよりは、コストの安いメタルジグで攻めるのが一番なんですよ。
ちなみに、メタルジグでヒラメを狙うときの具体的なやり方は別記事で詳しくお話していますので、そちらを参考にどうぞ。
メタルジグを用い、地磯でヒラメを狙ってみよう!
以上、地磯からヒラメを釣るときのアレコレでした。
ヒラメを磯から狙ってみよう!