今回は、ルアーで「五目釣り」するときについてのお話。ルアー釣りは場所や時間帯によっては「ある意味見境ない釣り」となり、つまり【魚種を限定せず楽しめる釣り】でもありますので、やりようによっては一日に5魚種や6魚種の魚を釣り上げることがそう難しくない釣りです。
「とにかく何かしらの魚が釣りたいんや!」って人はルアーでの五目釣りに向いていると思いますので、ぜひ参考までに。

目次
そもそも五目釣りとは?
そもそも五目釣りってなに?って話ですが、その名の通り「五目の魚を釣りあげる」ことを指す言葉であり、もう少し簡潔に言うと【1釣行で5種類の魚を釣り上げること】を指します。
3種類だと三目釣り、6種類だと六目釣り、こんな感じです。なぜか釣り界隈では「5種類の魚を釣り上げること」がある種のボーダーラインととなっておりますので、まずは5種類の魚を釣り上げることを目標に挑戦してみましょう。
五目釣りは本来「餌釣り」で楽しむべきものでしたが、近年ではルアーフィッシングの凄まじい発展に伴い、ルアーを使った五目釣りを達成することがそう難しくなくなってきました。
今回は餌釣りでの五目釣りではなく、ルアーを使った五目釣りに関するアレコレをまとめていきますので、ぜひやってみて下さい。
五目釣りとは5種類の魚を釣り上げることを指す言葉
五目釣りを楽しむべき時期
五目釣りは場所やタイミングによっては一年中楽しめる釣りではありますが、やはり魚影が薄くなる冬の季節はルアーの届く範囲内に魚がいなくなってしまうことが多く向いていません。
ですので、冬以外の春、夏、秋に楽しむのが一般的。
特に気温も穏やかで海水温も安定する「秋」の季節は沢山の魚が岸寄りに集まってくるため、五目釣りの難易度がグッと低くなります。場所やタイミングによっては「今日、始めてルアー釣りを楽しみます!」みたいな初心者さんでも五目釣りを達成できるほどイージーな釣りになることもあるので、ぜひ秋の季節に釣行してみて下さい。
ルアーでの五目釣りは秋がベストシーズン
こんな魚が釣れる!ルアーで狙える魚で五目を目指そう!





ルアーでの五目釣りで狙える魚ですが、基本的に【ルアーに反応する魚】であれば何でも狙うことができますし、やりようによっちゃ「普段はルアーで釣れない魚」をもターゲットにすることができます。
- メバル
- アジ
- カサゴ
- キス
- タイ(チャリコ)
- カマス
- アコウ
- クロダイ
- シーバス
書き出せばキリがないのでこれぐらいでストップしておきますが、岸から釣れる魚で肉食性の魚であればそのほとんどをターゲットに釣りを楽しむことができますので、何が釣れるか分からないスリリングな釣りをぜひ楽しんで下さいね。
ルアー五目釣りのタックルセレクト
ルアーで五目釣りを楽しむときのタックルセレクトですが、基本的には【ライトなタックルで挑むもの】と認識しておいて下さい。ショアジギングやシーバスタックルなど、比較的ハードなタックルだと5目達成できる可能性が低くなってしまうのでご注意を。
具体的には、メバリングやアジングなどで使うタックルをそのまんま流用することをオススメします。
ハードプラグよりはワームをセレクトしよう!

ルアーで五目釣りを達成する可能性を少しでも高くするため、樹種や金属で作られているハードルアーではなく、よりナチュラルな素材で作られている「ソフトルアー(ワーム)」を使うほうが何かと捗ります。
ソフトルアーだと、ハードルアーでは釣りきれない魚をターゲットにすることができるようになりますからね、単純に「狙える魚種が増える分、五目釣りを達成できる可能性が高くなる」って感じ。
水深や潮流にもよりますが、1g〜10g程度のジグヘッドにワームを取り付ける感じがベストで、個人的には3g程度のジグヘッドに2インチほどのワームを取り付けることが多いですね。
ジグヘッドのウエイトが重くなると釣れない・・・って訳ではないですが、やはりより軽いリグを組むほうが魚にゆっくりルアーをアピールすることができるので、結果的にプラスに働くのじゃないかな?とは思います。
軽量ジグヘッド+ワームがオススメ
ニオイ付きのワームが激強
ワームへ集魚効果、食い込み効果が期待できるニオイが配合されてワームがあります。エコギアやガルプが有名ですね。
人によっては「ニオイ付きワームを使うのは邪道」と言う人がいますし、個人的にも普段はあまり使うことのない必殺技的ワームではありますが、沢山の魚を釣ることを目的にした「ルアーでの五目釣り」において、これ以上の武器はありません。
ほんと、投げて放置しておくだけでも釣れますからね。最早ルアー釣りじゃありません。
ルアーフィッシングの好ターゲットであるメバルやガシラ、アジなどはもちろんのこと、普段はルアーで釣りきれないキスやチャリコ(鯛の子供)なんかも良く釣れますので、これを使わない手はないかも。
ただし、ワームを浸けてある液体は激臭で、液漏れでもしようもんならその日の釣りを今すぐ止めたくなるほどテンションが下がります。液漏れ防止用のケースを持参するようにし、最悪のケースを招かない一工夫が必要ですね。
五目釣りを無難に達成するための釣り方

これをやれば高確率で五目達成できる!
最後はテクニック面でのお話。ある程度魚影が濃い堤防や漁港でこのテクニックを使えば高確率でルアーでの五目釣りを達成することができると思うので、ぜひ試してみて下さい。
※ニオイ付きワームを使うことをオススメします
■キャスト後ボトムズル引きパターン
3g〜5g程度のジグヘッドにワームを取り付け、とにかくできる限り大遠投します。その後ボトム(底)までルアーを沈め、ゆーっくりズルズルボトムを引いてきます。ただし、根の荒い場所でやると高確率で根掛かりしてしまうので、底が砂地のエリアでやって下さいね。
ズルズルしているとプルプルというアタリやコツン!というアタリが出ますので、後はフッキングするだけ。ズル引きでアタリがでないときは10秒ほどステイすることで釣れだすこともあるので、色々試すのが釣果を伸ばすコツ。
■際をチョンチョンパターン
単純に堤防際にワームを落とし込み、ロッドでチョンチョンアクションを付けるだけのテクニックです。堤防際には目で見えずとも沢山の魚が張り付いていることが多いので、そこ目掛けてピンポイントでワームを落とし込むことで・・・ガツン!とHITします。
ランガン(広く探ること)が釣果を伸ばすコツなので、釣れないときは足を動かし、魚の居場所を探し出す旅に出ることが五目釣りを達成させるための近道です。
この2つのテクニックを用いれば、五目釣りを達成するのは案外容易。
以上、ルアーで五目釣りを達成するときのアレコレでした。
ルアーで沢山の魚を釣ってみよう!