今回は、エギングでアオリイカを狙うときに意識したい「場所(ポイント)選び」についてのお話。言わずとも、アオリイカをコンスタントに釣るためには【アオリイカがいる場所】へ釣行することが絶対条件となりますからね。
アオリイカが生息している場所を見定め、沢山の釣果をゲットして下さい!

目次
エギングでアオリイカを釣るときの場所選び

エギングで安定したアオリイカの釣果を得るためには、必ず「アオリイカが沢山いる場所」へ釣行しなければいけません。では、アオリイカが沢山生息している場所はどんなところなのか?
ここを意識しておこう
- 海藻が生えている場所
- 小魚が沢山いる場所
- 潮通しの良い場所
- 堤防の先端
- 墨跡が沢山ある場所
- 地磯も狙い目
- テトラ帯も有望ポイント
- 常夜灯周りは鉄板
上記8つを意識し場所選びをすることで、高確率でアオリイカのいる場所を突き止めることができるようになります。では、一つずつ簡潔にみていきましょう。
アオリイカが好んで生息する条件を満たした場所を探し出そう!
海藻(藻)が沢山生えている場所

アオリイカは「藻イカ」と呼ばれるほどは海藻(藻)が大好きなイカであり、海藻が多く生え茂っている場所には沢山のアオリイカが身を潜めています。アオリイカは海藻へ産卵する習性があるので、特に産卵シーズンが絡む春の季節は特に「海藻が沢山生えている場所」を意識し釣行するようにして下さい。
参考→アオリイカの釣れる時期
また、海藻付近にはアオリイカのエサとなる小魚も好んで集まる傾向にあるので、産卵時期以外の夏、秋、冬にかけても、基本的には「海藻がある場所」を選んで釣行するようにして下さいね。
最早「海藻なき場所にアオリイカはいない」と言えるほどは大事な要素なので、お見逃しなく!
「海藻」をキーワードに場所探しをしよう
エサとなる小魚が沢山いる場所

エサのない場所にアオリイカはいないよ
エギングだけではなく、全ての釣りに共通して言えることではありますが、アオリイカが食べている「エサ(小魚)」がいない場所は、アオリイカの魚影も少ないもの・・・だと考えておくほうが良いでしょう。
アオリイカは一箇所の場所へ留まるのではなく、エサを探して移動を繰り返しているイカです。そのため、エサがない場所へ回遊してくることは稀なので、「エサとなる小魚がいなく生命感がない場所」は早々に見切りをつけ、場所移動することをオススメします。
例えば、サビキ釣りでアジやイワシの釣果が爆発している・・・そんな場所は同時に沢山のアオリイカが入ってくる可能性が高いので狙い目です。インターネットや釣具店でサビキの釣果情報を確認しながらエギングを楽しむための場所選びをするのも一つの手ですよ!
エサがいないところにはアオリイカは姿を見せない
潮通しの良い場所

高頻度で海が流れている場所を選ぼう
エギングを楽しむ場所選びで最も意識しなくてはならないのは「潮通し」が良いか悪いか・・・という点です。海の生き物は潮の流れに準じて生活していることが多く、潮通しの悪い場所は総じて「生命感が薄い」ことが多いのです。
当然、潮通しの悪い場所にはアオリイカのエサとなる小魚が回遊してくることが少ないですし、そもそもそのような場所はアオリイカが好む「海藻」も少ない傾向にありますからね、そのような場所にアオリイカがやってくることは滅多にありません。
例えば外洋に面した漁港であったり堤防などは沢山の小魚が集まり、アオリイカの魚影も濃い傾向にありますので、必ず「潮通しの有無」を考慮した上で、エギングを楽しむための場所を絞り込むようにして下さいね。
潮通しが悪い場所は魚の数が少ない
堤防の先端はイカの通り道

イカが通るルートを推測しよう
アオリイカは一箇所の場所に留まっているのではなく、エサを探し広い海をアチコチ移動する傾向にあるイカなので、【アオリイカの通り道になっている場所】を推測することもまた、釣果を伸ばすためのキーワードとなります。
例えば、「堤防の先端」なんかは有望な場所ですね。
外洋に面している堤防の先端は潮通しが良くなっている傾向が強く、エサとなる小魚やアオリイカが湾内に入ってくるための通り道となっていることが多いです。堤防の先端に腰を据え長く粘ることで、湾内に入ってくるアオリイカをピンポイントで狙うことができますからね。
ただし堤防の先端はその場所の「一級ポイント」となっていることが多く、場所取りが大変です。そのため、運良く空いているときは早々と場所を確保し、陣取ることをオススメします。
堤防の先端は潮通しがよく、アオリイカの回遊ルートとなることが多い
墨跡が沢山ある場所

アオリイカが釣れている場所へ釣行しよう
エギングを楽しむための場所探しで一番確実な方法は「アオリイカが釣れている場所」へ行くことです。ですが、リアルタイムな釣果情報は中々世に出回りませんので、【アオリイカが釣れた形跡のある場所】を探し出すことにしてみましょう。
アオリイカは釣られた後に「墨を吐く」ことが多いので、釣り上げられた場所には必ず「墨跡」が残っています。そのため、【墨跡が沢山ある場所】は、アオリイカが沢山釣られている場所・・・だと推測できるので、そのように墨跡が沢山残っている場所へ釣行することが一番手っ取り早い場所探しの法則です。
ただし、墨跡の新旧はしっかり確認しておきましょう。古い墨跡ではなく、なるべく「最近釣れたんだろうな」と推測できる新しい墨跡を見つけることが釣果を分ける大事な要素となりますので、そのような新しい墨跡を見つけたときは、1投でも多くエギを海へ投げ込んじゃいましょう。
墨跡はアオリイカが釣れた証拠
慣れてくれば地磯もオススメなポイント

少し危険だけど、地磯はエギングの一級ポイント
堤防でのエギングに比べ難易度が高くなりますが、「地磯」はアオリイカが沢山生息している一級ポイントです。ただし、釣行には沢山の危険が付き纏いますので、一人での単独釣行は避け、慣れている人に同行をお願いしましょう。
特に潮通しの良い地磯はエサとなるベイトフィッシュも豊富でアオリイカの魚影も濃いです。しかも、地磯は堤防のように沢山のエギンガーがくることもなく、アオリイカがエギを見慣れていない、所謂「フレッシュなスレていないイカ」が多いのも特徴の一つです。
ただし、潮通しの良い地磯はアオリイカだけでなく、イカを捕食している青物の回遊も多いので、ブリやヒラマサなど、大型回遊魚が沢山いるような場所は「アオリイカが怖がって姿を現さない」ということも意識しておきましょう。つまり、青物が多い場所は「アオリイカが釣れにくい」ということです。
海藻の多い地磯は最高
テトラ帯も要チェック

地磯と同じく危険度は高まりますが、「テトラ帯」もエギングを楽しむために有望な一級ポイントとなっていることが多いです。ただし、テトラ帯であればどこでもいい・・・という訳ではなく、必ず「潮通しの良い外洋に近い場所」をセレクトするようにして下さいね。
テトラ近くに海藻が生えていれば尚良です。
テトラ帯にはアオリイカのエサとなる小魚が沢山いますし、アオリイカ自身も大型魚から捕食されないための隠れ家となりますからね。このようなテトラ帯では遠投する必要性はなく、ちょいっと10mほど飛ばし、エギを手前に寄せてくる攻め方でオッケーなので、足元付近にいるアオリイカをピンポイントで取っていきましょう!
特に秋シーズンの「新子」狙いに最適
夜は常夜灯周りを攻めてみよう!

エギングは昼よりも夜のほうが難易度が下がると言われています。その理由としては「エギに対する警戒心が薄くなる」「活性が高くなる」といった理由が挙げられますが、「イカの居場所を特定しやすくなる」のも大きな理由となっています。
具体的に言うと、【常夜灯周り】には沢山のアオリイカがやってくるので、イカの居場所が特定しやすい。こういうことです。
イカは光に集まる習性がありますし、常夜灯により海に明かりが照らされている場所にはエサとなる沢山の小魚が集まってきます。その小魚を捕食しにアオリイカが集まってきますので、夜にエギングを楽しむときは常夜灯周り以上の好ポイントはない・・・と言えるほどの一級ポイントとなるのです。
ただし、常夜灯周りは素人目で見ても「アオリイカが釣りやすい」と分かる絶好の場所なので、常にエギを投入され「アオリイカがスレている」ことが懸念されます。つまりアオリイカはいるけど釣るのは難しい・・・ということですね。
夜は常夜灯のある場所をメインに探ってみよう!
以上、エギングでアオリイカを釣るときに意識したい場所選びの極意でした。
アオリイカが好んで生息する場所を探し出そう!