エギングと言えば、エギを大きくシャクリ、その後のフォールで食わす・・・というのが一連の流れとなりますが、実はエギングには「ただ巻くだけでイカが釣れる」方法があるんですよ。
今回は、【ただ巻きでエギングを楽しむやり方】について詳しく簡潔にお話していきますので、どうぞ参考までに。

ただ巻きだけでアオリイカが釣れる!ってほんと?

エギングを少しでもかじったことのある人であれば、「ただ巻きでアオリイカが釣れるなんて嘘でしょ?」と考えるのが普通です。エギをぴょんぴょんと動かし、その後のフォールで食わす、これがエギングの普通であり、セオリーですからね。疑いたくなる気持ちは分かります。
しかし、実際にやってみた経験値上でお話をさせてもらうと、アオリイカがエギのただ巻きだけで釣れる!という情報の真意は「ほんと」なんですよ。
半信半疑で「エギのただ巻き」をやってみた結果、ほんとに釣れちゃったんですよ。「え、嘘だろ?」という気持ちが8割でしたが、同じやり方で2杯、3杯と釣れ続きましたので、最早疑いの余地はなくなりました。
しかし、実際にやってみて感じた幾つかの本音がありますので、これからその辺りについてお話していきたいと思います。
エギのただ巻きだけでアオリイカが釣れる!
ただ巻きの中にフォールを入れるのが正解

「エギのただ巻き」を実践してみて、一番驚いたのは【ただ巻きの途中でもエギを抱いてきた】ことで、フォール中にしかエギを抱くことがない・・・という概念が覆された瞬間でしたね。魚かと。
しかし、恐らくこのときはアオリイカの活性が恐ろしいほどにハイになっており、つまり「誰が何をやっても釣れる状況」だったんじゃないかな?というのが本音で、このようにアオリイカの活性が高いときであれば、エギのただ巻きだけでも十分釣れる!と言えますね。
後日、違う場所でエギングを楽しんだとき、シャクリからのフォールで全くの無反応が続いたので、話題の「エギただ巻き戦略」を実践してみましたが、龍が如く空振り。まぁそうですよね、そんなに甘くはありません。
そこで硬くコリ固まった頭を少しだけ柔らかくほぐし、「ただ巻きの中にフォールを入れてみよう」そう思い立ち、実践してみることに。
すると、これが大当たり。シャクリからのフォールでは全く反応しなかったイカ達が、ただ巻きからのフォールには何故か全力でアタックしてくる。なぜこのような状況になったのかは今だに謎ですが、恐らくジャークには警戒していたイカが、ただ巻きのナチュラルなアクションに誘われ、堪らず抱いてきた・・・そんな感じなのでしょうね。
このように、ジャークからフォールの反応がないときは、ただ巻きからのフォールに切り替えることで上手くいくこともあるとは思うので、ぜひ戦略の引き出しの扉を開け「エギのただ巻き」をそこに閉まっておきましょう。
ただ巻きからのフォールが抜群に効く(ときもある)
ボトム、中層、どこでもオッケー

ボトムだろうが中層だろうが効果があったよ
エギのただ巻きフォール戦略ですが、ボトムであっても中層であっても問題なくやり切ることができたため、アオリイカのいるレンジを推測し、そのレンジ内でやってみて下さい。
基本的にはボトムでやったほうが有効的なテクニックであるとは思いますが、根が多い場所では根掛かりが怖いですし、イカが浮いているときはボトムよりも中層を攻めたほうが確実ですからね、状況に応じて狙うレンジを変えてみるのが一番です。
ただ、ボトムでただ巻き戦略を試すときは、「着底→3回ほどただ巻き→カーブフォール→着底→10秒ほどステイ→立ち上げ」この流れが効果的だと感じましたので、ぜひやってみて下さい。最早ただ巻きがサブ扱いになってますが、その辺りはご容赦を。
ジャーク→フォールに反応しない、警戒心を抱く、この辺りのイカは低活性だと推測できますからね。続けてただ巻きするよりも、ステイを入れてジックリ見せるほうが良いんじゃないかな?という考え方です。1分以上のステイをしてみるのも良いかもしれませんね。
ただ巻きで使うエギについて
エギングのただ巻き戦略で使うエギですが、「このエギを使えば間違いなく釣れる!」みたいな魔法エギは、残念なことにありません。自分の好きなメーカー、シリーズ、カラーを使うのが一番なので、普段から使っているエギで勝負を掛ければオッケー。
ツリイコ編集部では、「デュエル エギEZQ」を使うことが多いので、ぜひ参考までに。
自分の好きなエギを使って、エギング「ただ巻き戦略」を楽しんじゃおう!
以上、エギングのただ巻きでアオリイカが釣れるのか?という点に関するアレコレでした。
シャクらないでいいってマジ?