中古リールの選び方【※買うときは注意しておこう】

今回は、新品ではなく「中古」でリールを買うときに注意したい点や具体的な選び方についてのお話。中古リールは成功談も去ることながら【失敗談】も聞くことが多いので、買うときは十分注意しておきましょう。

中古リールのハズレを引かないように・・・

新品価格に比べて安すぎる中古リールは疑ってかかるべし

安すぎる値段設定

中古リールを選ぶときは、まず【価格設定】に注目します。具体的に言うと、「新品価格に比べて安すぎる中古リール」は避けておいたほうが無難です。安すぎるリール=何かしらの不具合があるものという式が成り立ちますからね、買うべきではありません。

例えばあなたが買う側ではなく売る側の立場になったとして、新品価格が50000円で程度良好なリールを、20000円で売ろうと思いますか?思いませんよね、何かしらの裏があるからこそ、安く売ろうという心理になるのです。

 

特に、リリースされたばかりで人気のあるリールであれば尚更で、例えばシマノ 18ステラの実売価格は税込み7万円ほどですが、中古で5万円で売られている・・・となれば、「何か裏がある・・・」と疑うべきですよね、何もないのに2万円も安くなるはずがありませんから。

よくて5000円程度安くなればいいほうです。

メモ

安物買いの銭失いに気をつけよう

外装の傷を見ることで前オーナーの使用感が分かる

外装の傷を見れば、そのリールへの愛着が見てとれるよ

中古リールを選ぶときは、必ず【外装の傷】もチェックしておきましょう。外装の傷がリールの性能に悪影響を与えることはほとんどありませんが、外装が傷だらけのリールは前オーナーに「大事に扱われていなかった」可能性が大きく、内部的にもダメージを負っている可能性が高い・・・と推測できますからね。

外装の傷はパッと見るだけで「買うか買わないか」を判断できるポイントでもあるので、要チェックです。特にネット通販で中古リールを買うときは、参考として上げられている写真をよーくチェックし、細かい傷なども見逃さないようにしておきましょう。

メモ

外装の傷は雑に扱われた証

ハンドルを回したときのガタツキや違和感を見逃さない

巻き感はほんとに大事

特にリールを巻き続けることになるルアーフィッシングでは、少しの違和感が大きなストレスとなりますので、中古リールを購入するときは必ずハンドルを回し、ガタツキや違和感がないかをチェックしておきましょう。

ゴリゴリした違和感や、シャリシャリした違和感を感じたときは、オイルが切れていたり塩噛みしていたり、内部へ何かしらの異常がある可能性が高くなるので、十分注意しておきたいところです。

 

また、スピニングリールはハンドルを回すとスプールが上下に動く構造をしていますが、程度の悪い中古リールとなるとスプールにガタツキが見られ、場合によっては「使い物にならない」ことがあるので、少しでもガタついたり歪んでいるように感じたリールは購入リストから除外しておくべきだとは思います。

メモ

50回転ほど回してみよう

スプールに傷が入っていないかを要チェック

スプールの傷は致命傷

スプールの傷はリールにとって致命傷になることが多いです。例えばスプールエッジに傷が入っていると、キャスト時にラインがその傷に擦れ【ラインブレイク】の原因となってしまうことがありますからね、こうなればリールとしての価値がなくなってしまいます。

スプールを買い換えることで対処することはできますが、替えスプールは1万円ほどしますし、「それなら中古リールじゃなく新品買えばいいじゃん」って話になり、つまり【元も子もない話】となってしまう訳です。

 

スプールの細かい傷は見逃してしまうことが多いですし、売り手側も気が付かずに販売していることも考えられますので、自分の目でしっかり確認するようにしておきましょう。

メモ

細かい傷でも妥協しないほうがいい

ベールの戻りをチェックしておこう

ベールの異常をチェックしておこう

ベールの戻りは確認することすらしない人が多く、見逃してしまうがちなポイントでもあるためご注意を。ベールを上げ下げし、「戻りが悪いなー」とか「変に違和感があるな・・・」と感じたときは、そのリールを購入リストから除外するべきです。

特にキャスト回数が多くなるルアーフィッシングでは、ベールにほんの少しの違和感を感じるだけで大きなストレスとなりますし、キャスト時に勝手にベールが戻りルアーやロッドの破損に繋がることも十分考えられます。

 

ベールは一日で何度も何度も起こしたり寝かしたりする重要な部分ですので、ここをストイックに考えしっかり目利きすることでハズレリールを引いてしまう確立を大きく低減させることができるようになりますよ。

メモ

ベールをしっかり確認しておこう

数千円ほどの差額なら新品を買うのがオススメ

新品なら不具合があっても交換してもらえる

これをいっちゃ元も子もない話になりますし、このページを制作した意味もなくなりますが、ぶっちゃけ言うと【数千円ほどの差額であれば新品を買ったほうがいい】とツリイコ編集部的には考えています。

そりゃ、1万円も2万円も差額があればお財布的にはお得ではありますが、先ほどお話した通り「あまりにも安すぎる価格設定」は何かしらの裏がある可能性が高くなりますからね、最早【ただ安いだけ】。

 

新品リールであれば、メーカー側の不手際が原因の不具合があったときは交換、修理を無償で行ってくれますからね、中古リールではあり得ない話です。

数千円の差額で「調子が良いか悪いか」という2択のギャンブルをするよりも、新品のリールを買って「ハズレを引いてもどうとでもなる」道を選ぶほうが何かと捗ること間違いありませんので、その辺りをよく考え中古リールの購入へ足を進めていってもらえればと思います。

メモ

中古リールはギャンブル要素が高い

以上、中古リールを買うときの選び方と注意点に関するまとめでした。

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