このページでは、チニングを楽しむ時間帯はいつ頃がいいのか?夜と昼、どちらで狙うべきなのか?という疑問について、色々書いていきますのでどうぞ参考までに。
チヌは昼と夜、どちらも狙うことができる

よく、「チニングは何時ぐらいを目安に釣行したほうがいいの?」「昼と夜、どちらを狙うといいの?」という質問をされますが、この質問に対する僕の答えとしては、【昼と夜、どちらも釣れるから空き時間に釣行するのがいいよ】です。
実際、僕も1時間以上の空き時間ができたときは、夜でも昼でもお構いなしに自宅から車で5分程度の河川にチニングを楽しむために出かけ、夜でも昼でもソコソコな釣果を得ることができているから、「昼と夜、どちらか一方に時間帯を絞るのは非常に勿体無いこと」だと言えますね。
ただ、チヌ(クロダイ)も他の魚同様、「マズメ」の時間帯に活性が上がり、よく釣れる傾向にあるので、朝マズメ、夕まずめの時間帯を目安に釣行することで、釣れる可能性を底上げすることができます。
参考ページ→朝マズメと夕マズメの時間について
簡単なのは夜のチニング
昼と夜、どちらの時間帯でもチニングを楽しむことができる!とは言いましたが、僕の経験上、どちらかと言えば【昼よりは夜のほうがイージーに釣ることができる】と言って間違いありません。
なぜ、夜のほうが簡単に釣れるのか?と言うと、チヌの警戒心が薄まることや、暗い時間だと水深が50cmほどのエリアにも積極的に入ってくるからです。チヌって魚は非常に警戒心が高く、明るい時間帯だとルアーを見切りやすく、中々口を使ってくれないことが多いんです。
暗い時間帯である夜に釣行することで、ルアーに対し警戒心が薄まったチヌを狙うことができるので、昼よりは夜のほうが釣れる・・・という理屈はなんとなく理解できますよね?とにかくチヌを釣りたい!って人は、暗い時間帯をメインにチニングを楽しんじゃいましょう!
昼と夜では狙い方を変えたほうがいい

昼と夜では狙い方を変えてみよう!
チヌは昼と夜、どちらの時間帯でも釣れる魚ということは分かって頂いたと思いますが、昼と夜では基本的な狙い方が変わってくるので、色々試してみて下さい。ほんと、攻め方を間違えると「全然釣れない・・・」ってことにも成りかねませんので、ここで昼夜別の攻め方について軽く書いておきたいと思います。
昼の攻め方
昼はチヌの警戒心が高くなっており、「ゆっくりとしたルアーアクション」では、見向きもしてくれないことが多いです。例えば、ゆったりとした底のズル引きだったり、スローリトリーブだったり、とにかく遅い動きではすぐに見切られてしまいます。
なので、昼のデイチニングゲームでの狙い方は、「リアクションを誘発する攻め方」を意識するほうが間違いありません。具体的にまとめると・・・
- 速い目のリトリーブ
- ルアーにキビキビとした動きをつける
- ズル引きは夜の倍ほど速くする
まぁこんな感じです。
■早い目のリトリーブ
ゆったりと遅めのリトリーブではほぼ100%と言っていいレベルで見切られるので、「え、こんな速く巻いてもいいの?」レベルのリトリーブを心がけて下さい。早巻きでも姿勢が崩れないタイプのミノーやバイブレーションがオススメ。
ただし、このやり方はチヌよりシーバスのHIT率が上がるのが難点。
■ルアーにキビキビとした動きをつける
要するに、リフトアンドフォールやワインド釣法でリアクションバイトを狙う方法。僕がデイチニングを楽しむときのほとんどはこのやり方で攻めるようにしており、特にワインドアクションを用いた釣りが得意です。
やり方は比較的簡単で、まずボトムを取り、2〜3回チョンチョンチョンっとルアーを浮き上がらせ、再度着底させます。コツは「ボトムをいち早く察知すること」で、着底と同時にアクションを付けることを徹底して下さい。着底後1秒以上のステイを入れると極端に食いが悪くなる(見切られる)ことがほんと多いです。
■ズル引きは夜の倍ほど速く
「倍ほど」と抽象的な言い回しをしましたが、自分の中で「これ以上速く巻いたら底から浮いてしまう・・・」と感じるレベルのリトリーブでオッケーです。イメージとしては、逃げ惑う甲殻類を演出する感じ。
夜の攻め方
夜は昼に比べ、チヌの警戒心が薄れていることもあり、積極的にルアーへ反応してくることが多いです。日によれば「毎投アタリがある」ってこともよくあるので、イージーなチニングを楽しむことができます。
夜はゆっくりとした攻め方でも、リアクションを狙った速めの攻め方でも、どちらも通用することになるので、【その日のHITパターンを掴む】ため、色々試してみることが釣果を伸ばす最大の鍵。
- リトリーブはゆっくり目が基本
- ズル引きはゆっくり、時たまステイを入れる
- リアクションの釣りも成立する
■リトリーブはゆっくり目が基本
チニングでは「ルアーのただ巻き」はあまり使われていないテクニックではありますが、時と場合によれば「ミノーのただ巻きにしか反応しない」って日もあるので、戦略の一つとして頭の片隅にでも置いておいたほうが良いです。ちなみに僕の経験上、3cmとか4cmとかの小さめルアーのほうが釣果が伸びる傾向にあるので参考までに。
リトリーブ速度は1秒間に1回転が基準。
■ズル引きもゆっくり目が基本
デイチニングゲームでは、チヌに見切られないよう「速めのズル引き」が効果的であることが多いですが、夜は反対に「遅くズルズル巻いてくる」ほうが有効的な場面が多いです。
また、ズル引き中に1〜3秒程度のステイを入れることでコツコツコツとアタリがで頻発することもあるので、ぜひ試してみて下さい。
■リアクションの釣りも成立する
リアクションの釣りは時間帯問わず使える最強のテクニックで、昼でも夜でもよく釣れます。ただし、小場所で乱用するとすぐにスレてしまい、釣れなくなってしまうので、その辺りの配慮は必要です。
以上、チニングで攻めるべき時間帯についてでした。
どっちでも釣れるよ?