チヌが釣れる場所の探し方【※チニングは場所選びが大事】

このページでは、チニングを楽しむときの「場所選び」について色々書いていきます。チヌはどこで釣れる?魚影が濃い場所の特徴は?って疑問をお持ちの方は、ぜひご一読を。

場所選びは大事!

チヌが多く潜むポイント(場所)の特徴

沢山のチヌ(クロダイ)が潜んでいる可能性が高いポイントの特徴をまとめておくね!

  • エサが豊富
  • 水温が安定している
  • 隠れる場所がそこそこある

エサが豊富にある

チヌに限った話しではないですが、比較的大型の魚は「エサとなる生き物が多いエリア」に集まる習性があります。自然界に生きる彼らからすると、エサが少ない場所=死ぬ危険性の高い場所となるので、当然っちゃ当然です。

ですので、チニングを楽しむときは【エサが豊富にある】場所を最優先で探してみて下さい。例えばエサとなる小魚が多い場所や、甲殻類(カニとか)が多い場所、フナムシの多さも良い判断ポイントになることが多いです。

 

チヌは非常に変食な魚で、小魚、イガイ、カニ、エビ、フナムシなどなど、とにかく食べれそうなものはなんでも食べちゃい雑食性の魚です。そのため、イガイが沢山付いてる岸壁や、甲殻類が多い河口域にはより沢山のチヌが居着いているケースが多いので、ぜひ狙ってみて下さい。

水温が安定している

チヌは非常に環境適応能力が高い魚で、水温が低い場所、反対に高い場所でも平然と潜んでいるケースが多いですが、そんなチヌにも「適水温」が存在します。諸説あるでしょうが、13〜23度ぐらいまでがチヌの適水温らしいです。

まぁ水温が30度近い状況で爆釣したこともあるし、寒さ厳しい冬の季節でもコンスタントにチヌを釣る方法は沢山あるので、必ずしも「適水温を意識しなければならない」ってことじゃないんだけど、やはり適水温に近い場所でチニングを楽しむことで釣果が安定することは必然的です。極端に水温が高い(低い)場所は避けるよう、場所を絞っていきましょう。

隠れる場所がそこそこある

チヌは警戒心が高い魚なので、外敵から身を隠せるような場所(ストラクチャー)があるほうが絶対数が多くなる傾向にあります。例えば藻が沢山生えてる場所だったり、テトラ帯だったり、考えればそのような場所は沢山あるはずなので、場所選びに反映してみて下さい。

チニングはこの場所を狙うべき

チニングを楽しむときはこんな場所を狙うべき!

  1. 堤防
  2. テトラ
  3. 運河
  4. 河口
  5. 港湾部

堤防

釣り=堤防で楽しむものってイメージを持ってる人は多いと思うけど、実際その通りです。特に潮通しの良い堤防には沢山の小魚や甲殻類が潜んでおり、そのエサとなるベイトを求め、チヌを含む沢山の大型魚が集まってきます。

ただし、人気の高い堤防には週末ともなると沢山の人が立ち寄り、入るスペースもないほど混雑することが多いです。人が多くなればなるほど一人辺りの釣れる魚が少なくなるし、とにかく釣り難い状況であることは間違いないので、僕は敢えて堤防を除外し、他の場所でチニングを楽しむことが多いです。混雑してる釣り場は何かとストレスが溜まりますからね・・・。

 

堤防でチヌを釣るための狙い方ですが、闇雲にキャストするよりは、堤防際に沿うようにルアーを通すほうが効率的。チヌは堤防際についてるイガイなどを捕食していることも多く、そのような食い気のある個体に絞り狙い打つことができますからね、釣れる可能性が底上げされること間違いなし!

テトラ帯

テトラが設置されてる場所は潮通しが良いことが多く、また、テトラの隙間に沢山の生き物が集まるため、大型のフィッシュイーターも多く潜んでいる傾向にあります。また、テトラの隙間が絶好の「チヌの隠れ家」となるので、警戒心の高いチヌにとって、テトラ帯は最高のシュチュエーションなのでしょう。

僕も地元にあるテトラ帯によくチニングを楽しむため足を運びますが、調子が良い日は2時間足らずで「ツ抜け(10匹以上釣ること)」することも多いです。

 

ただし、ご存知の通りテトラ帯は足場が悪く危険を伴います。滑らないよう気をつけ、運動神経にあまり自信のない方は、テトラではなく他の釣り場を探すべきだと思います。

運河

東京や大阪などの都市部に多くみられる「運河」ですが、僕的にはチニングを楽しむためのベストスポットだと思います。

僕が住んでるエリアには大小沢山の運河があるのですが、どの場所もチヌの魚影が濃く、比較的簡単に釣果を伸ばすことができています。ほんと、「え、こんな所に魚がいるの?」と頭の上にハテナが3つ4つ出るような場所でも平然と生息しているので、近場にこのような運河がある場合、ぜひ狙ってみて下さい。

河口

チヌは塩水と淡水が混じってる所謂「汽水域」でも生息できる魚ですので、川と海の境目でもある河口はチニングの1級ポイントと成り得るポテンシャルを秘めています。僕の住む大阪だと、全国的に有名な「淀川」の河口域も絶好のチニングスポットです。

淀川のように大規模な河川でも、チヌは比較的浅いエリアに生息している傾向にあり、それほど飛距離は必要ではないケースが多く、何なら足元から2m先までに沢山群れていることも多いので、手前から順に魚の反応を探っていくのがベストです(最初から遠くへキャストすると無駄にチヌの警戒心を高めてしまう)

水深が浅くても気にしない

浅い場所にも沢山いるよ!

特にチニング初心者さんは「水深が深いほうがチヌの魚影が濃い」と考えてしまう傾向にあるようですが、実はそんなことはありません。ほんと、水深50cmほどの場所でチヌが入れ食いになることも多いし、逆に水深が深くなるほど釣り難い状況になってしまうことが多いので、水深に関してはそれほど深く考える必要はないと思ってます。

ただし、水深が浅い場所でのチニングゲームには【ナイトゲーム主体】という条件がつきまといます。警戒心の強いチヌは明るい日中の時間帯は比較的深い場所で過ごし、夜になると浅瀬に寄ってくるケースがほとんど。また、日中に姿が丸見えなチヌはルアーを見切っていることが多く、居たとしても釣り上げるのは至難の業です。

 

このように、チヌは「こんな浅い場所にいるの?」ってとこにも生息してるから、とにかく目ぼしい場所を見つけたときは、ルアーを投げてみることで見つかる何かは必ずあります。ちなみに僕がチニングでメインにしてるフィールドは水深50cm〜3m程度の場所なので、ぜひ参考までに。

以上、チヌが釣れる場所の探し方でした。

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