雨の日に釣りをしていると、ロッドを伝いバチバチバチ!と感電したかのような状況に陥ることがあります。この現象、身に危険が近づいてきているサインですので、「え?感電した?」と感じたときは、すぐ避難するようにして下さい。

キャスト時やリトリーブ中に電気が流れる

僕のように雨天時でもお構いなしに釣行する人は経験済みかもしれませんが、信じられないことにキャストしたときやリトリーブ中に、バチ!とロッドを伝い電気が流れることがあります。ほんと、ロッドを投げ捨てようかと思うレベルの痛みが伴うので、気づかないことはないでしょう。
知識がなければ「え、なにこれ?」と、まさか感電しているとは思わないでしょうが、この現象、紛いもなく「感電している状態」ですので、少しでもビリビリ感じたときは、すぐに釣りを中断し、帰路について下さい。
空気中や地面にある電気がロッドに集まってくる
ロッドはカーボン製であることが多く、カーボンは非常に雷を通しやすくなってる素材です。そのため、雷側からするとロッドは好都合なターゲットであり、だだっ広い釣り場にポツンといるアングラーは、最早「避雷針」みたいなもの。
近くに大きなビルや鉄塔があればまだしも、周りに大きな建物がない場合は迷わずロッドに電気が集まってきますので、ほんと注意して下さい。気づいたときには雷に打たれ、命を絶たれてしまうことだってある訳ですから。
雷が鳴ってなくても注意
雷って空がピカピカ光ったり、ゴロゴロ音が鳴るものなので視覚や聴覚で「雷が鳴っているな」と気付くものですが、実は雷が鳴っていない状況下でも、雷雲が接近しているときは地面や空気中に電気が集まってきていますので、【雷が鳴っていないから】という理由で安心すべきではありません。
ロッドを伝い感電しているのにも関わらず、「雷が鳴っていないから大丈夫」と余裕をぶっこいていると・・・ドーン!と落雷してくる可能性は無きにしも非ず。注意して下さい。
雷の射程範囲について
雷の射程範囲って、実は「14km」以上もあります。微かにゴロゴロと聞こえるレベルの距離が大体12〜14kmほどらしいので、少しでも【雷が鳴ってるな・・・】と感じたときは、既に雷の射程範囲内に入ってしまったいるものと考えておくほうが良いでしょう。
とにかく避難するべし
どのような状況下でも、ロッドを伝いビリビリと感電したときや、遠くに雷雲が見えたときは【いち早く】避難するのが鉄則です。まだ大丈夫だろ・・・となんの根拠もない確信を信じるのは愚の骨頂。
ちなみに雷に打たれたときの死亡率は80%以上で、実際過去に釣り人に落雷し、命を落としている方もいらっしゃいます。とにかく、身に危険を感じたときは避難するようにし、安心安全な釣りを楽しむことを心がけておくべきですね。
最悪死ぬよ?