今回は、根魚やチヌを狙うときに活躍する機会が多い【ビフテキリグ(ビーフリーテキサスリグ)】のお話。根が多いエリアやボトムをズルズル引きたいときに凄く活躍するリグだから、ぜひ活用してみて下さいね。

目次
ビフテキリグって一体なにもの?普通のテキサスリグと何が違うのか
そもそもビフテキリグって一体なんなの!?って話ですが、メーカー側の意図としてはその名の通り【自由に使えるリグ】という名目の元、発売されています。
その意図の通り、使い方次第で「直リグ」にもなるし「テキサスリグ」にもなる、非常に自由度の高いリグとなってます。ほんとこのリグが誕生してから(僕の中では)テキサスリグが過去の産物になるほどは活用しているし、もちろん良く釣れるリグなので、ぜひ使ってみて下さい。
ビフテキリグを組むときに必要な3つの神機

ビフテキリグを組むためには、ジャングルジムからリリースされている3つのアイテムを揃えなければいけません。
- ビーンズシンカー
- リングロッカー(フック)
- ムーブストッパー
■ビーンズシンカー
小さい魚を狙うライトゲームを楽しむときは3g〜7g程度、水深が深い場所や大物を狙うときは14g〜など、狙う魚種によって揃えるウエイトの幅を広げてみましょう。
■リングロッカー
オフセットフックにスプリットリングが付属しているもの。普通のオフセットフックでも代用可能ですが、ビフテキリグの良さが半減してしまうことにもなるので、できる限り純正のものを使いましょう。
■ムーブストッパー
シンカー止めに使います。サイズが3種類あり、ライトゲームであればS〜M、それ以外ではM〜Lを選びましょう。
ウエイト豊富で場所を問わない

ウエイトバリエーションが豊富
ウエイト | 入り数 |
---|---|
3.5g | 5個 |
5g | 4個 |
7g | 4個 |
10g | 3個 |
14g | 3個 |
17.5g | 3個 |
21g | 2個 |
28g | 2個 |
35g | 2個 |
42g | 2個 |
56g | 2個 |
こんな感じで、ビーンズシンカーには11個のウエイトバリエーションがあるため、場所やターゲットを選ばずビフテキリグをセレクトすることができます。
堤防からガシラやメバルを狙うときは3.5g、チヌを狙うときは7g、地磯などでオオモンハタやキジハタを狙うときは28g・・・みたいな感じで、魚種によって使い分けれるところが嬉しいですね。
ビフテキリグの作り方
では、ビフテキリグを組むときの手順を紹介します。
↓ビフテキの作り方を動画でまとめてみたので、良ければご視聴下さい!
1 ムーブストッパーをラインに通す

↑ムーブストッパーについてある針金の間を開き、その中へラインを通します。

↑中へ通したラインを折り返し、ムーブストッパーを上にグググっと押し上げると、このようにラインにスルスル通すことができるようになります。

↑こんな感じ。
2 ビーンズシンカーをラインへ通す

ビーンズシンカーは中通し式になっているので、↑この向きになるよう通して下さい。
3 リングロッカー(フック)を結束し、ワームを付ければ完成

↑先端にフックを取り付ける

↑好みのワームを取り付けて完成。
ビフテキリグのメリット、デメリット
僕がビフテキリグを使った上で感じたメリットは、「飛距離がでる」「垂直にフォールする」「食い込みの良さ」、この3つです。ビフテキリグをキャストすると、シンカーから飛んでいくことになり、他のリグに比べると飛距離が伸びます。
より沖のブレイクを攻めることができるため、所謂「竿抜けポイント」を攻めることができ、結果として釣果が伸びることに。
■垂直にフォールする
通常のテキサスリグは斜めにフォールするのに対し、ビフテキリグは【垂直にフォール】してくれます。素早くボトムを取れ手返しが良くなりますし、上から落ちてくるものに超絶反応が良いガシラやアコウなどを釣るときに大きなメリットとなります。
■食い込みが良い
ワームとシンカーが離れているため、魚の吸い込みが非常に良いと感じます。魚が吸い込みやすいということは、口の中へフックが入りやすく、結果としてフッキング率の向上に繋がり、バラし率を激減させることが可能。
オフセットフックはその構造上、フッキングをしっかり決めないと上手く針掛かりしませんからね、吸い込みの良さはかなり大事です。
- 飛距離が伸びる
- 垂直にフォールする
- 食い込みが良い
続いてビフテキリグのデメリットですが、ぶっちゃけこれといって晒し上げるようなデメリットはありません。強いて言うなら【少し根掛かりが多いんじゃね?】って感じですかね。
ビフテキリグは垂直にフォールしますので、どうしても岩の隙間へシンカーが挟まりやすいです。あまりにゴツゴツしたゴロタ場なんかでビフテキを使ってしまうと根掛かりが頻発することもあるので、その辺りの注意は必要かと。
案外、根掛かりが多い
ビフテキリグの使い方完全ガイド

ビフテキリグの使い方をまとめておくね
- ボトムのズル引き
- リフトアンドフォール
- ボトムワインド
■ボトムのズル引き
根が少ない場所や砂地のフィールドで活用したいテクニックです。あまりに根が多い場所でズルズル引いてしまうと根掛かりが大爆発してしまうのでご注意を。
僕の場合は運河帯での「チニングゲーム」で多用しています。
ボトムズル引きのやり方は単純明解で、言葉通り【ボトムをズルズルゆっくり引いてくる】だけ。時折1秒〜3秒程度のステイを入れつつ、ズルズルズルズル引いてくると・・・ガツン!っとHITします。
ビフテキリグをボトムズル引きしているとチヌやシーバスがよく釣れてくれるので、ぜひお試しあれ。
ボトムズル引きは根掛かりに注意
■リフトアンドフォール
まぁ定番中の定番テクニックですね。キャスト後ボトムを取り、ロッドをグググと持ち上げるようにルアーをリフトさせ、フォール→着底。あとはこれを繰り返すだけ。
リフトで魚へアピールし、フォールで食わすイメージです。
魚からのバイトはリフトへの立ち上げ時、フォール中、着底した瞬間にコツン・・とかカツン・・・とか、金属的なアタリがあることもありますし、ガツン!と引ったくるようにアタってくることもあります。
何れにせよ、フォール中や着底前後は集中しておき、魚からのアタリへいつでもバシ!っとフッキングを決めれる状態を作っておくことが超大事。
特にフォール中は要集中
■ボトムワインド
これ、やっている人が少ないように感じますが、ボトムワインドはほんと良く釣れるのでぜひやってみて下さい。リフトアンドフォールとは違い、小刻みにルアーをアクションさせるイメージです。
着底後、ロッドをチョン、チョンと小刻みに2〜3回ほど動かし、テンションフォール。後はこれを繰り返すだけ。
大抵、フォール中にカツンと金属的なアタリが出ますので、後はバシ!っとフッキングするだけ。チヌもガシラもアコウもマゴチもシーバスも、とにかく沢山の魚が良く釣れます。
ボトムワインドこそ至高のテクニック
ビフテキリグに適したワーム
ぶっちゃけどんなワームであってもリグ自体が優秀なのでよく釣れるんですけど、僕の場合は「バグアンツ」をメインにビフテキゲームを楽しんでいます。恐らく全釣行の7割ぐらいはバグアンツを使ってますね。
バグアンツはここでわざわざ言うまでもないぐらい実績高いワームですし、実際めちゃくちゃ魚からの反応が良いワームですので、ぜひビフテキリグ+バグアンツの組み合わせで、沢山の魚を釣ってみて下さいね。
以上、ビフテキ(ビーフリーテキサスリグ)についてのアレコレまとめでした。
ビフテキリグは美味しいんだよ、ビフテキだけに。ww