春が近づいてくると、産卵を終えたシーバスが「バチ(ゴカイやイソメ)」をメインベイトとする、所謂【バチ抜けシーズン】に突入します。
参考→バチ抜けシーズン攻略法
今回はそんな「バチ抜け」シーズンでルアーをどう動かせばいいのか?つまり【バチ抜け時のルアーアクション】について色々お話していくので、どうぞ参考にして頂き、実釣して頂ければと思います。
バチの動きを意識するのが基本
バチは水面をスーーっと引波を立て泳いで(流されて)いたり、水面で「くるくるクルクル回ってる」くるくるバチと呼ばれるものもいます。
↑この動画、僕が撮影したものなんだけど、これが所謂「くるくるバチ」と呼ばれる個体です。サイズが小さく、その場に留まりくるくるしてる事が分かると思います。
このように、一言でバチとは言っても、個体により動きが異なりますので、現場でバチの動きを確認し、その動きに合わせたルアーアクションを心がけることが大事です。
ゆっくりリトリーブ(ただ巻き)が基本
バチ抜けシーズンにシーバスを狙うときは、バチをイミテートしたルアーをゆっくりリトリーブ(ただ巻き)することが基本です。ゆっくりという抽象的な言い回しではパッとイメージが掴みにくいですが、大体「1秒間にハンドル一回転」を基準にしておけばオッケーです。
例えば「ジャクソン にょろにょろ」なんかは、バチ抜けシーズンに特化したルアーだと言えますね。
ただし、場合によってはゆっくり目のリトリーブよりも速く巻いたほうが反応が良いケースもあるので、その辺りはケースバイケースで対応するようにして下さい。
ボトムからの巻き上げが効果的な場合も
バチ抜けシーズンは基本的に、キャスト後すぐにリトリーブを開始し、表層付近をトレースしておけば大体オッケーなんですが、バチが表層に出ていないときや、シーバスが沈んでいる状況下では、ボトムからの巻き上げが有効的になるケースがあります。
砂地からバチが水面へ浮上するようなイメージでルアーを動かしてやればオッケーです。
また、活性の低いシーバスには、バチ抜け用ルアー(にょろにょろやワンダーなど)のフォールが抜群に効くことがあります。ボトムから表層まで巻き上げ5回ほどハンドルを回す→フォールを繰り返していると、フォール中にガツン!とアタってきますので、ぜひ試してみて下さい。
くるくるバチにはメバリング用のプラグやワームが効くことも

くるくるバチの動きをシーバスルアーで表現するのは不可能に近いし、そもそもくるくるバチは3cm〜5cm程度の小さなバチであることがほとんどなので、通常のバチパターンに比べ釣り難いのは間違いありません。
このように難易度があがる「くるくるバチパターン」ですが、メバリング用のプラグやワームを使ってやることでいとも簡単に釣れるケースがありますので、ぜひやってみて下さい。
具体的に言うと、3g〜7cg程度のメバル用ジグヘッドに、バチをイミテートしたメバル用ワームを使うのがオススメです。僕の場合はブリーデンからリリースされてる「バチ」というワームを使うようにしています。
以上、バチ抜けシーズンにシーバスを釣るためのルアーアクションについてでした。
ジャンルを超えた戦いがここにはある