今回は、アジをルアーで狙う「アジング」において、【タモ(ランディングネット)】は必要なのかどうなのか?ってお話。
アジングは比較的サイズの小さなアジが釣れることが多いですからね、「邪魔になるタモを持っていくかどうか悩む」という人も多いと思うので、ぜひ参考までに。

目次
タモはあったほうがいい!そう言える4つの理由

ぶっちゃけ言うと「20cm程度までのアジ」をメインにアジングを楽しむときはタモ(ランディングツール)なんてなくても大丈夫なんですが、釣りっていつどこで何が起こるのか分かりませんよね。
アジングを楽しんでいるときにヒラマサがHITする・・・なんてことがあっても可笑しな話ではないのです。そこまで極端な例ではなくとも、アジングを楽しんでいるときに「タモが必要になるケース」って案外多いので、ツリイコ編集部的な結論としては、【邪魔にはなるだろうけど持っておいたほうがいい】というのが答えです。
タモが必要な場面
- 尺アジ以上がHITしたとき
- 無理な抜き上げをしないため
- ポロリを防ぐため
- 外道対策
上記4つが「アジングでタモがあったほうが良い理由」ですので、一つずつ簡潔に見ていきましょう。
尺アジ以上のサイズがかかったとき

30cm以上のアジがHITしたときに困るよ
漁港や堤防などでアジングを楽しむときのアベレージサイズは「〜20cmまでのアジ」であることが多いですが、釣行場所やタイミング次第で「30cmを超えるアジ」、所謂【尺アジ】が釣れることも十分考えられます。
中には40cm、50cmのアジが釣れるケースもありますからね、最早本格的な青物ゲームです。
尺以上のアジともなると小アジとは重量感が倍ほど違いますので、足場の高さによっては「抜き上げすることができない・・・」というなんとも悲しい結末を迎えてしまうリスクが生じてしまいます。
せっかくの大物をタモがないせいで逃してしまうのは機会損失以外の何者でもありませんので、タモを携帯し、大きなサイズのアジがHITしたときに備えておきましょう。
尺アジの可能性がある場所にはタモを持っていこう!
無理な抜き上げはロッドの破損につながる

大事なロッドが壊れちゃうかもしれないよ
そもそもアジングロッドは非常に繊細な作りとなっているため、一定以上の負荷をかけてしまうと「思っているよりも簡単に折れる」ってことを認識しておくべきです。
20cm程度のアジであっても、雑な抜き上げをしてしまうことでロッドが破損してしまうこともありますので、十分注意しておきましょう。数万円もする道具が自分の不注意によって壊れてしまうほどショックなことはありませんからね。
特に足場の高い場所での無理な抜き上げは「ロッド破損リスク」が高くなってしまうので、タモを使い、安心安全なランディングでアジをキャッチすることをオススメします。
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口切れによるポロリを防ぐ

アジは顎が弱い魚であり、無理な抜き上げをしたり、ブラブラとぶら下げておくと「口切れ」を起こしてしまいます。つまり、せっかく釣れたアジの口が切れ、逃してしまうことになりますので、【口切れを考慮した上でタモを使いキャッチする】という心構えも大事だとは思います。
特にテトラ帯など、一度落としてしまえば回収不可能な場所ではタモは必須アイテムとも言えますね。伸びるタイプのタモでなくとも、携帯式の小さなタモは少なくても持っておきたいところです。(個人的にはゴールデンミーンのキャッチネットを使っているので参考までに)
また、口切れによるオートリリースをしてしまったアジが海の厳しい環境で生き抜いていくのは並大抵のことではないと思うので、アジに不必要なダメージを残さないためにも、「口切れさせないランディング」を心掛けることは大事ですね。
外道として大きな魚が掛かったときの保険

シーバスやチヌがよくHITするよ
アジングでは時に「お前は今釣れるべき魚じゃない」と言える外道がHITすることがあります。専門に狙っているときは釣れないのに、80cmを超えるシーバスや、50cmを超えるチヌなんかがよくHITしますので、その点だけを考慮しても【タモはあったほうがいい】と言えますね。
アジングロッドでは当然このような外道を抜き上げることができませんし、無理な抜き上げややり取りはロッド破損リスクが高いので、外道のHIT率が高いフィールドへ釣行するときは、必ずランディングツールを携帯し、来るべきときに備えておくことをオススメします。
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短く携帯性に有利なタモを選ぼう
アジングで使用するタモの選び方ですが、基本的には「短く自重が軽い、携帯性に優れたもの」を選ぶことをオススメします。重たいものだとランガン時に凄く邪魔ですし、そもそもショアから釣れるアジはどれだけ大きくても40cmほどだとは思うので、それほど大きなタモを必要としませんから。
後は、釣行するフィールドによって「柄の長さ」を調整することが大事で、例えば足場から海面までの高さが4mあるのに、3mしか伸びないタモだと意味がありませんからね、干満の差も考え、タモの長さを選びましょう。
重たすぎるタモは邪魔すぎる
以上、「アジングにタモは必要なのか?」という疑問に関するお話でした。
アジングにタモは必要なの?