今回は、アジングで釣ったアジを「リリース」するときのお話。釣り上げたアジに極力ダメージを与えない扱い方や、リリースするべきサイズなどについてお話していきますので、どうぞ参考までに。

アジをリリースするときに知っておきたいこと

アジングで釣ったアジをリリースするときに考えるべき点は「サイズ」「匹数」「ダメージロス」、この3つです。
アジは天ぷらにしても刺し身にしても南蛮漬けにしても・・・とにかくどんな料理でも美味しい魚なので「沢山持って帰りたい」その気持ちは分からなくもないですが、無駄なキープはアジの命を粗末にする結果に繋がることもありますからね、その点を意識しつつキープするときのルールを定めておきたいところです。
では、「サイズ」「匹数」「ダメージロス」、それぞれ一つずつ簡潔に見ていきましょう。
自分の中でリリースルールを作ろう!
持ち帰るサイズを事前に決めておく

食べたい料理を決め、事前にサイズを決めておこう
アジは10cmを切るような小さなサイズでも、30cmを超えるような大きなサイズでも、美味しく頂ける料理のレパートリーが多い魚です。ですので、アジのお持ち帰りサイズを決めるときは、事前に【どのような料理で食べるか】を決めておくことが大事なんですよ。
例えば、南蛮漬けで美味しく食べるときは10cm以下のアジはリリース、塩焼きや刺し身で食べるときは20cm以下でリリース・・・みたいな感じですね。
ツリイコ編集部的には、大体の場合で「20cm以下のアジはリリースする」ようにルール決めしながらアジングを楽しんでいますし、多くのアングラーが20cmを基準にキープするかどうかをジャッジしているように感じますので、【20cm以下のアジはリリースする】基本的にはこの考え方で良いんじゃないかな?というのが本音です。
釣ったアジをリリースするかキープするかの基準は、サイズが20cmあるかないかで決める人が多い
キープする匹数も決めておく

過剰な持ち帰りは無意味
アジングって、時に100匹以上の釣果を得られることがありますが、そのアジ全てを持ち帰ったところで食べ切れる訳もなく、結局廃棄処分にした・・・というケースが多く見られます。これ、アジからするとただの無駄死にですよね?
持ち帰ったアジは美味しく頂くのが釣り人としての義務だとは思いますので、食べきれないほどのアジを持ち帰るのは止めておき、自分たちで消化できるレベルの匹数だけを持ち帰るようにして下さいね。
自分たちで食べ切れない分は近所の人に配る・・・という選択肢もあります。が、口では「え、ほんとにくれるの?マジで嬉しい」と言ってはいるものの、裏では「もらっても困る・・・」と小言を言っている人は案外多いですからね。
自分では好意的に思っていることも、受け取った相手からすると「ただの嫌がらせ・・・」と取られることも十分考えられるので、アジの押し付けは止めておき、自分たちだけで美味しく頂くようにしておくのが無難です。
自分たちだけで消化できる匹数だけを持ち帰るようにしておこう!
リリースするアジにダメージを与えないように

無駄なダメージを与えてからリリースするぐらいなら、持ち帰って美味しく頂こう!
釣れたアジをリリースするときは、リリース後の「生存率」についても意識しておくべきです。釣ったアジを逃しても、その後生き延びることができないのであれば、持ち帰って美味しく頂くほうが命を粗末にせずに済みますからね。
明らかに弱ったアジや、口切れさせてしまったアジはリリースするのではなく、なるべく持ち帰るようにして下さい。
また、「このアジはリリースする」と決めたときは、なるべく魚体に触らずジグヘッドを持ち、ひっくり返すようにリリースしてあげて下さい。人間の体温はアジに深刻なダメージを与えることがありますからね、ベタベタ触らずに逃がしてあげるのが正解です。
また、地面においたりフィッシュグリップで掴むのもアジに無駄なダメージを与える行為となるため、どうしても一旦キープしたいときは「キャッチネット」などを使い、なるべくアジにダメージを残さないように取り込んで下さいね。
以上、アジングで釣ったアジをリリースするときのアレコレでした。
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リリースするときのことについて色々知っておこう!