今回は、アジングを「磯」で楽しむときのお話。堤防や漁港でのアジングを楽しんでいる人が大多数だとは思いますが、実は「磯」もアジングを楽しめる好ポイントであり、漁港や堤防とは一味違う釣りを楽しむことができるので、ぜひチャレンジしてみて下さいね!
ここでは、磯からアジングを楽しむときの釣り方だったり、意識しておきたいポイントについてお話していきますので、どうぞ参考までに。
磯アジングで意識しておきたい点

磯からアジングを楽しむときは、堤防や漁港などで釣りを楽しむときとは「少しだけ違った考え方」をしなくてはなりません。釣り方だったり安全についての意識の持ち方だったり・・・
必ず知っておきたいことが幾つかありますので、ここでまとめておこうと思います。
ここを意識しよう!
- 磯アジングのタックル
- サイズと数が伸びる傾向
- アピールの強いワームを使おう
- 根掛かりに注意
- なるべく明るい時間に移動する
磯からアジングを楽しむときは、上記5つの点を意識しておくべきなので、一つずつ簡潔にお話していきます。
地磯では特に安全面を考慮しよう!
磯アジングのタックル

磯でのアジングを楽しむときのタックルセレクトですが、基本的には堤防や漁港などでいつも使っているタックルをそのまま流用するだけでオッケーです。
所謂「ジグ単(ジグヘッド単体)」の釣りですね。0.4g〜2g程度のジグヘッドを扱えるロッドと、1000番〜2000番程度のリールにPEライン0.2〜0.4号を巻いておけば十分ですね。
より詳しく→ジグ単でアジを釣るときの仕掛けや釣り方
ジグヘッド単体では届かないような沖を狙う場合、「フロートリグ」や「キャロライナリグ」を使った戦略が有効的なこともあるため、この場合は「〜20gまでをキャストできるようなタックルセレクト」で挑み、自分が思い描く戦略に合わせたタックルをセレクトして下さい。
近場を狙うときはジグ単用タックル、沖目を狙うときはフロートリグやキャロライナリグを扱えるタックルで挑もう
サイズと数が伸びる傾向

漁港や堤防では〜20cm程度のアジがアベレージサイズとなることが多いですが、磯場では時に「30cmオーバーがポンポン釣れる」そんな夢のような現実に遭遇することがあります。
場合によっては40cmオーバーも狙えるため、場所によっては「ランディングツール」を持ち込んだほうが良いかもしれませんね、せっかく釣った大アジをキャッチできないなんて辛すぎますから・・・。
また、磯場のアジはもちろんその周辺に居着いているアジもいますが、回遊してくるアジの数も豊富なため、ルアーにスレていないフレッシュな個体が多いのも特徴です。
つまり、ルアーに対し警戒心が少なくなるため、結果として【数が伸ばせる・・・】と言うことになるんですね。20cmオーバーのアジが50匹以上釣れた・・・そんなことも決して珍しくはない世界なので、ぜひ狙ってみて下さい。
地磯で30cmを超える尺アジを狙ってみよう!
アピールの強いワームのほうが良い

アピールの強いルアーで誘いをかけよう!
特に夜の「闇磯アジング」では、ナチュラルなワームよりも、アピールの強いワームで攻めることをオススメします。あくまでツリイコ編集部の経験値上での話ではありますが、波動の少ないおとなしめなワームより、波動が強くアピール力が絶大なワームのほうがより良い釣果を叩き出してる傾向があるんですよ。
夜の磯はもちろん常夜灯もなく街灯一つない真っ暗な状況が大半なので、少しでも「暗い中でワームを目立たせる」ことが大事な要素となるんですね。例えば「グラスミノーS」のようなシャッドテールワームがオススメです。
具体的な磯での釣り方ですが、基本的にはセオリー通りチョン、チョンとロッドアクションを付け、テンションフォール・・・を繰り返すだけでオッケーですが、無駄なアクションは付けずただ巻きだけでも十分釣れるケースもあるので、この両者を使い分けながら魚の反応を確かめていくのが釣果を伸ばすコツ。
アピールの強いワームを使い、暗闇の中からアジを引きずり出そう!
根掛かりに注意

磯は根掛かりが頻発するよ!
磯はボトムが岩礁帯となっているケースが多く、無理にボトムを攻めすぎてしまうとどうしても「根掛かり」が多発してしまいます。毎投のように根掛かりしていれば時間のロスが勿体ないですし、ジグヘッドやワームのロスによる経済的負担も大きくなってしまうため、なるべく【根掛かりを少なく】釣りを展開していきましょう。
具体的に言うと、磯でアジングを楽しむときは「ボトムを取らない」釣りを展開していくことが大事で、表層、中層の釣りをメインに、ボトム付近を狙うときも【ボトムには着底させないギリギリのレンジ】を狙っていけばオッケーです。
言葉で言うのは簡単ですが、実際やってみると「ボトムスレスレを攻める」のは非常に難易度が高く難しいテクニックです。が、この辺りについては実践を積み慣れていくしか上達する方法がありませんので、頻繁にフィールドへ出向き、コツコツ経験値を積んでいくのが一番ですね。
根掛かりを避けるため、ボトムを攻めすぎないようにしよう
なるべく明るい時間に移動しよう

暗い時間は危険だよ
アジングはどちらかと言うとデイゲームよりもナイトゲーム主体の釣りとなりますし、昼よりも夜のほうがイージーに釣果を伸ばせる傾向にはあります。ですので、磯でのアジングゲームも基本は「ナイトゲーム」が主体となりますが、常夜灯も街灯もない月明かりだけが頼りの磯場での移動は非常に危険です。
そのため、なるべく明るい時間帯に移動するようにし、暗くなり始めるぐらいから釣りを開始する・・・ぐらいの釣行スケジュールを組むことをオススメします。
ツリイコ編集部が磯でアジングを楽しむときは、夕まずめの時間帯に現場入りし、次の朝マズメまでやり続ける・・・そんなスケジュールを組むことが多いですね。
トータルの釣行時間が長くなりますが、こうすることで暗い時間の移動をなくすことができ、より安全に釣りを楽しむことができますからね。安全に釣りを楽しんでこそ真のアジンガーだとは思いますので、この辺りを意識し、釣行時間を調整して頂ければと思います。
夕まずめ〜朝マズメ間の釣行がオススメ
以上、アジングを磯で楽しむときのアレコレでした。
■磯アジングにおすすめワーム
いつも使っているタックルで十分だよ!