今回は、穴釣りを楽しんでいるときに、【魚に根に潜られたとき】の対処方法に関するお話。一度根に潜られると長期戦になることも考えられますし、そもそも取れなくなることもありますからね、せっかくHITした魚を逃さないためにも、ぜひ参考までに。

ラインテンションを調整しながら待つのが一番

HITした魚が、テトラとテトラの間に入り、潜られてしまったときにするべき対処方法ですが、【慌てず落ち着いて対処すること】が一番大事です。慌てて無理くり引っこ抜こうとしても上手くいかないことが多いですし、魚に無駄なダメージを与えたままラインブレイクすることも考えられるため、一呼吸おき、一旦落ち着きましょう。
そして、根に潜られたときの一番の最善策は【待つ】ということを知り、魚が出てくるまで耐える我慢戦を覚悟するのが大事です。
根に潜られたときは、ひとまず「ラインテンションをそこそこ掛けながら」ジッと待ちます。とにかく待つ・・・という暇な時間を潰していると、ブルブルブルと魚からの反応が出ますので、魚の引きを感じた瞬間、一気にハンドルを巻き、一気に抜き上げましょう。
こうなれば、我々釣り人の勝ちです。
しかし、ラインテンションを掛け、待てど暮らせど「魚が出てこない」そんなときもあります。その場合、一旦ラインテンションを抜き、魚に油断させる時間を与え、再度テンションを掛けてみて下さい。
すると、油断した魚が根から離れていることもありますし、再度テンションが掛かったことにビックリするのか、穴からビュン!と飛び出してきます。こうなれば、我々釣り人の勝利です。
出てくるまで待つ・・・が最善策
何をしても出てこないときは強引にいこう

諦めることも肝心
一度根に潜られた場合、中には何をどうやっても出てこない強者もいる訳です。どれだけ待てど暮せど出てこない・・・そんなときは、最終手段として「強引にいく」ことを決心しなくてはいけません。
まさか、1日中テトラの上にいる訳にもいきませんからね、諦め、次の獲物を狙いにいったほうが効率良しです。
根に潜られた魚を諦めるときは、ガンガンと竿を上下に振るのではなく、必ず【竿を水平にし、引き抜くように力を加える】ようにして下さい。上手くいけばスポッと魚が抜けてくれますし、ダメなときはプツンとラインが切れてくれます。
無理に竿を煽ると、大事な竿が破損してしまう恐れがありますからね、無駄なリスクを背負い込むことなく、無難に強引に引き抜くようにしておきましょう。
ダメなときは、引っこ抜くよう強引にいこう
そもそも、根に潜られない対策が一番大事

魚に主導権を握らせない穴釣りを楽しもう!
そもそも、穴釣リスト的な考え方を言うと、【根に潜られてしまった時点で負け】だと言えます。熟練の穴釣り師ともなると、魚に全く主導権を与えず、アタリがあってから秒で引き抜きますからね。潜らせるスキなど一切与えることはありません。
では、魚へ主導権を与えず、潜らせないためにはどうすればいいのか?
それは、「道具のパワーを上げる」これに尽きます。弱い竿、弱いリール、弱いライン、そんな貧弱なタックルではロックフィッシュの強引な突っ込みに耐えきれず、結果として根に潜られてしまうことになりますからね。
比較的強いロッド、巻取りパワーのあるリール、ある程度太いライン(フロロカーボンラインがオススメ)を使い、HITした瞬間にぶち抜く・・・これが、穴釣りで魚に主導権を与えないための攻略法です。
強いタックルを使い、一気に抜き上げよう!
以上、穴釣りで根に潜られてしまったときの対策方法まとめでした。
隙間に顔を突っ込んで抜けなくするよ!