今回は、アコウを釣るときに狙う場所的なお話。具体的には【アコウを狙うときに意識しておきたい水深】についてのアレコレをお話していくので、どうぞ参考までに。

目次
アコウを釣るときは、どのくらい水深があったほうがいいのか?意外と浅い場所にも沢山生息しているよ!
アコウ(キジハタ)釣りに馴染みがない人は、なんとなく【アコウは水深が10mも20mもある深い場所じゃないと釣れない】ってイメージをお持ちの人が多いようですが、実はその認識は誤りです。
確かに時期的な要素として「深場でしか釣れない」こともありますが、ハイシーズンである夏の季節ともなると、水深が50cmほどの場所で20匹も30匹も釣れることがよくあります。え、こんなところで釣れるの!?的な。
ですので、アコウを狙うときに意識したい「水深」についての結論としては、【時期によって狙う水深を変える】ってことで。では、どの時期にどの水深を狙えば良いのか?という点についてまとめていきます。
水温が上がる初夏〜の時期はシャローエリアを狙う
アコウは水温が低くなる深場に落ちますが、水温が上昇し始める梅雨時期以降は、水深が3m以下の所謂「シャローエリア」へ接岸してきますので、5月〜9月までの水温が高い時期は、水深が浅い場所を重点的に攻めてみて下さい。
ほんと、水深が50cmに満たないような場所で爆釣することがよくありますからね、「こんな浅瀬にアコウはいない」という無駄な先入観は今すぐ海に投げ捨て、探りを入れていきましょう!
初夏〜の水温が上がる季節は浅瀬(シャローエリア)を重点的に攻める
シャローエリア(水深が浅い場所)でアコウを狙うときは、広くランガンするのが釣果を伸ばすコツ
水深が浅い場所をセレクトするときは、必ず目で見て【何かしらの根】がある場所を攻めるようにして下さい。アコウを含む根魚って、やはり根が大好きですからね、根がない場所では中々結果が残せません。
例えば地磯だったり、ゴロタ場だったり。サーフでも所々で根が点在している場所は狙い目です。
そして、シャローエリアを攻めるときは広くランガンしていくのがコツ。アコウは夜になると活発に根から離れ泳ぎ回る性質を持っていますが、それでいても基本は根魚なので、やはり【根がある場所でジッとしている】ことが多いです。
まずは手前(足元)付近から打っていき、反応がなければ沖へ。それでも反応がないときは立ち位置を50m変えて・・・みたいな感じで、広く探っていくのが釣果を伸ばすコツ。
実はアコウって、ルアーやエサに好反応を示す魚で、いさえすれば食ってくる魚です。つまり、何度同じところに投げても反応がない場合、「そこにアコウがいない」もしくは「食い気のあるアコウがいない」ってことになるので、要するにに投げても無駄ってこと。
広く打っていき、アコウの居場所を探し出してみましょう。
浅瀬は広くランガンすることが釣果を伸ばす鍵
水温が低くなる時期は産卵が絡み深場に落ちていることが多いので水深が深い場所を狙う
水温が高くなる初夏〜秋にかけては浅瀬へ接岸してきていたアコウも、9月を過ぎると産卵を意識してか、どんどん深場(ディープエリア)へとお引っ越ししていっちゃいます。
変わりにアコウが釣れていた場所で「ガシラ(カサゴ)」がよく釣れるようになるので、アコウは釣れずガシラばかり釣れる・・・ってときは、【アコウが深場へ落ちていった】と判断できますね。
本格的に寒くなってくると、これまでの爆釣劇が嘘のように釣れなくなってしまうので、浅瀬のポイントを捨て、大型船が停泊するような場所や、急深になってる磯などの【ディープエリア】を果敢に攻めるようにして下さい。
ベストシーズンの夏に比べると釣果は劣るでしょうが、「釣れれば大物」ってことがよくありますので、敢えてベストシーズンを外したアコウゲームを楽しむのもありっちゃありですね。
水温が下がる時期は深場を攻めよう
ディープエリアでアコウを狙うときは、しっかりボトムを把握しよう
シャローエリアとは異なり、水深が深くなるディープエリアでは、目視で「ボトムにある根」を把握することができませんので、同じ立ち位置でじっくり根を探りながら釣りを展開することが釣果を伸ばすコツ。
根が全くないような場所で急にHITすることもありますが、やはり根のある場所を重点的に攻めてほうがHIT率が高くなるのは言うまでもないので、とにかくしっかりボトムを把握し、同時に根の位置も把握するようにしておきましょう。
一度二度ポイントへ通った程度では根の位置を把握するのが難しいと思うので、5回とか7回とか、何度も何度も同じ場所に通い詰め、アコウが良く釣れる根の場所を把握することさえできれば、周りのアングラーは一切釣れていないのに、自分だけ大爆釣!なんてこともあり得る話なので、ぜひ通い詰め、自分だけのパラダイスを作り出しましょう!
水深が深い場所に通い詰め、アコウがいる根を探し出してみよう!
以上、アコウを釣るときの水深アレコレでした。
時と場合によって狙う水深を変えよう